逆川こどもエコクラブ (茨城県)
2012年からスタートした千波湖市民ビオトープ。水戸市の中心部で市民の憩いの場となっている周囲3Kmの千波湖は、散策やマラソンがしやすいように遊歩道が整備されており、湖岸には木杭が続いています。この木杭は人の散歩にはやさしいのですが、もともと存在していた湿地帯を取り除いて作られたことから、植物による水質の自浄作用がなくなり、アオコが発生したり、エビや小魚も減少していました。
そこで、市民活動として何かできないかと自治体とともに検討してはじまったのが「千波湖市民ビオトープ」です。
湖岸を毎年30m程度、湿地帯に戻し、そこに、ガマやセキショウといった湿地帯の植物を植えていく「自然再生」を行っています。今日は、2022年度の市民ビオトープの準備として、逆川こどもエコクラブのサポーター、メンバーが協力して湖岸の掘り込みを行いました。
朝からスコップをもって出動。大人から子供たちまで、交代しながら少しづつ掘削。幅30m、奥行き3mの湖岸線に約20cmの深さの水辺を造成しました。この場所へ、6月5日に開催される水戸市環境フェア2022関連事業として、市内のこどもたち約200人が集まって植物を植えていきます。当日のイベントは2時間ですが、これらの下準備を毎年行っているクラブメンバーとサポーターは素晴らしい持続可能を実行しています。
植える植物は、ガマ、セキショウ、カキツバタ、イグサなど、合計2千本を植える予定です。これらの植物は、同じ千波湖公園に位置する逆川緑地と桜川緑地の合わせて3haで逆川こどもエコクラブが行っているホタル再生地から、ホタルを守るために間引きししてきます。根ごと抜き取って当日までに準備を完了させる予定です。お疲れ様でした。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)