玉一アクアリウム (兵庫県)
今日は代休だったので、高速バスに乗って神戸市環境局環境政策課のKOBEこどもエコクラブ事務局に壁新聞と絵日記を届けました。そのあと環境局環境都市課にミナミテナガエビやヒナハゼなどについての調査の報告に行きました。神戸市絶滅危惧Cランクのミナミテナガエビは、テナガエビにとてもよく似ていて今まで多分ふつうのテナガエビとしてカウントしていた可能性が高くて、この前教えてもらって調査で確認したらテナガエビ10匹の中で2匹がミナミテナガエビでした。前にはいなかったのに急にとれるようになったヒナハゼは、ぼくたちは今はいるのは当たり前と思っていたけど、神戸市や明石市では捕獲の記録がないそうなので、報告に来てよかったです。ヒラテテナガエビとミナミテナガエビとテナガエビの3種に関する論文をいただいて、その中には売っている図鑑には載っていないミナミテナガエビとテナガエビの違いをくわしくわかりやすく写真付きで載っていて、アクアリウムで共有できるのでうれしいです。
そのあと、近くの生田川に行きました。生田川は3面コンクリート張りの水量の少ない町の中を流れる都会の川ですが、川底のコンクリートの割れ目に砂がたまり、そこに石や枯葉が流されてきて、その石の下や枯葉の裏を探すと魚や水生昆虫が少しと大きなカメが2匹いました。1時間で、シマヒレヨシノボリの成魚1匹、アカミミガメの成体1匹、クサガメの成体1匹、フタツメカワゲラ属の1種の幼虫1匹、シリナガマダラカゲロウの幼虫2匹、シロタニガワカゲロウの幼虫1匹、ウスイロフトヒゲコカゲロウの幼虫12匹、オオヤマシマトビケラの幼虫6匹、ミズムシ(甲殻類)23匹がとれました。明石川では見ない水生昆虫も多く、わからない種は1匹ずつ持ち帰って高校生サポーターのNAさんに同定してもらいました。種類はあまりとれませんでしたが、しっかり調査ができたのでいいと思いました。
まさか、3面コンクリート張りの浅い生田川でクサガメやアカミミガメがとれるとは思っていませんでした。アカミミガメは袋に入れてバスに乗って持ち帰り、ナーセリーの畑の肥料にしました。
報告担当:NR(中1)
玉一アクアリウム(兵庫県)
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