高槻市立第六中学校・自然観察同好会 (大阪府)
環境省では全国にわたって1000ヶ所程度のモニタリングサイトを設置し、生物多様性に関する基礎的な情報の収集を長期にあたって継続して、日本の自然環境の質的、量的な変化を把握しています。サイトは高山帯、森林・草原、砂浜など8つの生態系に分類され、桂川河川敷地区(京都市伏見区・乙訓郡大山崎町)は生態系「里地」になっています。里地ではカエル類・チョウ類・ホタル類など9項目が調査対象でカヤネズミもその1つです。カヤネズミは。ススキやオギ、チガヤなどイネ科の葉を利用し、地表から約1mの高さに直径10cmほどの小さな球形の巣を作ります。頭胴長5~8cm、尾長6.0~8.5cm、体重7~14gの日本で一番小さなネズミで個体数も多くなく、外来種の繁茂により生息場所である河川敷、休耕地の営巣、生息に適したオギ、ススキ等の高茎草本が減少し、生息地が急減しています。そのため準絶滅危惧種になっています。毎年6月と11月頃の年2回調査が行なわれています。11月の調査に向けて現地で事前勉強会があり参加しました。「乙訓自然を守る会」の方に巣の見つけ方を教わり、河川敷を約800m歩きながら巣をさがし15個以上見つけることができました。11月の調査に参加します。
初めてで難しいと思いましたが、意外と見つけやすく楽しそうに探していました。
巣があるということはカヤネズミが生息しているということで、たくさんいることがわかり安心しました。このまま住みやすい環境であってほしいと思いますが、クズが広がっていてカヤやススキ、エサになるエノコログサのない所もかなりあり少し心配です。
本番の調査会では巣をたくさん見つけたい。
高槻市立第六中学校・自然観察同好会(大阪府)
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