玉一アクアリウム (兵庫県)
明石駅から岐阜駅まで、大阪からは特急に乗り換えて会場の長良川国際会議場に向かいました。大阪からの特急はディーゼル列車で、発車や加速するときに床下のエンジンの振動が「ブブブブブ」と床から足に伝わってきて、どこかで経験したことがあると思ったら、指先に乗せたハイイロゲンゴロウの成虫が飛び立つ前の「ブブブブブ」という指先に伝わる振動でした。岐阜駅に着くと駅前にはトチの木の並木があって「あの美味しいトチもちがまた食べられる」と思って夢中で落ちているトチの実を拾いました。神戸に帰ったらアクを抜きます。
1日目の「いい川づくり」が始まる前と、2日目の「いい川づくり」が終わったあとの両方に少し時間があるので、両方とも会場の近くの長良川にどんな水生生物が生息しているのか調査をしたいと思っていました。長良川漁協に問い合わせたら「石をひっくり返して水生昆虫をとるくらいなら大丈夫です」と言ってもらえたのでうれしかったです。長良川は釣りはかまわないけど、網漁は全部禁止されているみたいなので、いつもアクアリウムが調査で使っているタモ網は使わずに、水槽の魚をすくう小さな網を使いました。川の中に入って石の裏を見ると水生昆虫がたくさんいて、また夢中になりました。
あまり時間がなかったけど(30分くらい)、ヒゲナガカワトビケラの幼虫3匹、ナガレトビケラ属の1種の幼虫2匹、キベリトウゴウカワゲラの幼虫3匹、ナガカワゲラ属の1種の幼虫2匹、フタツメカワゲラ属の1種の幼虫1匹、シロタニガワカゲロウの幼虫6匹、クロタニガワカゲロウの幼虫2匹、マダラカゲロウ属の1種の幼虫3匹、コカゲロウ属の1種の幼虫15匹、トビイロコカゲロウの幼虫7匹、ヒメトビイロカゲロウの幼虫4匹、ヒメヒラタドロムシの幼虫2匹、ヒメドロムシ科の1種の成虫1匹がとれました。名前のわからないものは、高校生サポーターのNAさんにお願いして同定してもらいました。明石川にいる水生昆虫もいたし、いないのもいました。明石川よりも水生昆虫の密度が高く、明石川よりもきれいな水にすむ水生昆虫が多かったです。
報告担当:NR(中1)
玉一アクアリウム(兵庫県)
玉一アクアリウム(兵庫県)
玉一アクアリウム(兵庫県)
玉一アクアリウム(兵庫県)