活動レポート

活動レポート

ヤナギ再樹林化防止大作戦を再開しました

高槻市立第六中学校・自然観察同好会 (大阪府)

活動日:

2021年03月20日

実施場所:

淀川三島江切り下げ地(高槻市)

参加メンバー&サポーター数:

10人

活動の分野:

  • ごみ・リサイクル ごみ・リサイクル
  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:つくる責任つかう責任
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

高槻市・三島江の河川敷に位置する「三島江河川敷切り下げ区域」では自然環境の特性を損なわない範囲で、散策や観察など自然と触れ合う公園づくりが進められています。現在、この区域」では外来種を中心とした雑草の繁茂や伐採したヤナギの再樹林化が、ヨシの生育など大きな問題になっています。河川レンジャー、河川事務所、樹木医の方から指導を受け、この活動に参加していますが1年間活動できませんでした。今回は伐木したヤナギの成長を抑制する「環状形成層剥皮法」の、現地での実験結果を確認しました。※「環状形成層剥皮法」とは、幹の樹皮と形成層を環状に削り取って木を立ち枯れさせる方法です。チェーンソーなどで伐採するのと異なり、安全で簡単にしかも短時間で実施できる利点もあると考えられます。しかし、思ったような結果は出ていませんでした。同時に水質調査や唐崎ワンドも調査しました。

参加者のようす

1年ぶりでしたが汗だくでヤナギを切っています。
1年生は初めてでしたがノコギリをうまく使っています。

感想・気づいたこと・考えたこと

「環状形成層剥皮法」の成果が出て実験木が枯れていました。成果が表れるのに1年以上かかるが新しい実験木の結果が楽しみです。この活動をもっと広げたい。
ヤナギは小さい位置に切ってしまいたい。
ミズヒマワリの種から芽が出ていた。これから外来植物の駆除も必要。
唐崎ワンド付近の淀川本流に缶やプラゴミが多い。回収しました。
水質
三島江ワンド
PH8.4、電導度234,COD8以上、NO3 0.2以下、NH4 0.5,
PO4 0.02,透視度82
唐崎本流
気温22.2℃、水温14.6℃、PH9.3、電導度238、COD8以上、
NO3 0.7,NH4 0.5、PO4 0.02以下、透視度100以上
唐崎ワンド
気温22.2℃、水温18.5℃、PH8.5、電導度420、COD8以上、
NO3 0.2以下,NH4 0.3、PO4 0.07、透視度55

高槻市立第六中学校・自然観察同好会のみなさん、こんにちは。
三島江河川敷での環境整備作業(かんきょうせいびさぎょう)おつかれさまでした。ここでは1年間活動できなかったそうですが、河川敷(かせんじき)はどうなっていましたか。まさに環境は「いきもの」なので、ほおっておくとどんどんようすが変わっていってしまいますね。もしほかの場所だったら、「木が大きく育って林になった」、「ヨシ原が広がった」とよろこぶこともあるかもしれませんが、ここの河川敷ではそれとはちがって、ときどき水が氾濫(はんらん)してある程度の攪乱(かくらん)が起き多様な生きものが生息する、もともとの河川環境をめざして整備(せいび)しているということなのでしょう。
いっぽうで、攪乱がおきている河川敷は外来生物なども入ってきやすい場所です。特定外来生物のミズヒマワリにはこれからも注意しないといけませんね。
河川はふつう災害が起きないよう管理されていますが、安定した状態で時間がたつと、ヤナギ林が生長するなど植生の遷移(せんい)が進んでしまいます。そこで、みなさんが整備活動を行うことで、いろいろな生きものが見られる場所として維持されていきます。作業は大変だと思いますが、がんばってほしいと思います。
それでは、つぎのレポートも楽しみにしています。
エコまる
高槻市立第六中学校・自然観察同好会のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名高槻市立第六中学校・自然観察同好会
  • 所在地大阪府
  • クラブの種類学校のクラブ

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