逆川こどもエコクラブ (茨城県)
水戸市英宏小中学校裏手にある茨城セブンの森の河畔林で、スナヤツメの産卵行動を確認しました。
昨年の3月にはじめて発見されたスナヤツメは環境省の絶滅危惧種に指定されているヤツメウナギ科の魚類で、豊かな里山の湧水域に生息しています。茨城セブンの森は2014年からはじまったホタルネットワークmitoの活動区域にあります。
半世紀にわたって休耕田となったこの地は、ヨシ原から雑草地に変化し、ホタルとともに多くの生き物が失われていってしまいました。
2014年に、豊かな里山を復活させ、ホタルが飛び交う湿地帯を再生するため、逆川こどもエコクラブと水戸英宏小中学校、常磐大学等が連携して森の間伐や湿地の再生作業を協働して行うホタルネットワークmitoが結成されました。
多くの市民が担い手となり、今では湿地再生の他、掘り込んで池をつくったり、木道を整備するなど、素晴らしい環境ができてきました。
除草を終えた湿地帯を流れる湧水水路に、昨年3月、スナヤツメが確認されました。半世紀の間生い茂ってきたヨシに負けることなく命を繋いできた魚です。
私たちも発見の当初は感激するばかりでしたが、本年度は、その生息地を拡大していくための作業を行う予定です。
これいな水、柔らかい泥、流れがある水路など、スナヤツメに適した環境を形成しながら増やしていく計画です。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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