いわき市立高坂小学校SDGs隊(福島県)
高坂小学校の校庭脇には古墳時代後期に造られたと言われる古墳があります。その上には樹齢600~700年と言われる大きなかやの木があります。この日、その大きさを実感すべく、古墳にのぼって見上げたり、校舎4階に上がって高さを実感したりしました。子どもたちが総合的な学習の時間で学んでいる国宝白水阿弥陀堂は約900年前に創建されたということは知っていましたが、身近な歴史と、700年あまりもこの地域に根付いてきたかやの木の見てきたものを子どもたちなりに考えることができました。
かやの木や古墳は、身近にありながら根元まで近づくことはありませんでした。しかし、このとれーにんぐを契機に中世から命が続く巨木を五感を通して感じ取ることができていたようです。
まだ11年しか生きていない5年生ですが、2000年前の大賀ハス、1400年前の古墳、900年前の白水阿弥陀堂、そして700年前のかやの木…と、時空のスケールの広がりを子どもたちなりに実感することができていました。身近に歴史を感じるものがある幸せを感じていました。
今年春には白水阿弥陀堂「ハス再生プロジェクト」で、浄土庭園のハス再生のため、全校生で育ててきた種蓮根を植え付けることになっていますが、長い時間のスケールの中、自分たちの取り組みの位置を感じ取る契機になりました。