さっぽろあそエコ団(北海道)
今回の野外活動では札幌市民に馴染みの深い「円山」登山を実施しました。1・2年生チームと3・4年生チームの2グループに分かれ、自然に詳しい講師から生息する植物や生き物について解説していただきながら登っていきました。登頂後は札幌の景色を楽しみ、秋の「紅葉」の仕組みについて教えていただきました。初めて登山を経験する子どもたちもいましたが、みんな最後まであきらめずに完登することができました。
登りは子どもたちにとって段差の高い階段や滑りやすい場所も多くあり、「疲れたー!」という声もありましたが、山の頂上についた時には普段見ることのできない札幌の街並みに「きれい!」「札幌ドームが見える!」と盛り上がっていました。ハシブトガラを偶然見かけた時は「かわいい!」とみんな嬉しそうでした。下山の際には危険な場所は皆で声をかけあったり、歌を歌ったりと疲れを感じさせず、楽しげな雰囲気でした。
季節の変わり目には、植物や動物などを観察すると紅葉などのたくさんの秋のサインをみつけることができ、自然の変化を感じることができました。木々が紅葉するのは、黄色はカロテノイド、茶色はタンニン、赤い葉はアントシアニンという成分によって起こるということを実際に山の木々を観察しながら知ることができました。今年は北海道も猛暑の影響で紅葉が例年より遅れているそうで、このまま温暖化に伴う気候変動が進んでしまうとこの美しい紅葉の景色も変わってしまう可能性があることを考えさせられました。