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活動レポート

活動レポート

落ち葉はきをしよう

竹の子エコクラブ(埼玉県)

活動日:

2023年01月07日

実施場所:

多福寺 境内林

参加メンバー&サポーター数:

53人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 農業・栽培 農業・栽培
  • 葉・樹木 葉・樹木

活動のSDGs:

  • SDGs:住み続けられるまちづくりを
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

三芳町で300年以上伝承されている落ち葉堆肥農法の「落ち葉はき」を体験しました。竹の熊手と八本ばさみと呼ばれる大きな竹籠を使う伝統的なやり方です。農家の名人から道具の説明とやり方の指南を受け、みんなで境内林の落ち葉を掃き集めました。集めては籠に入れ、たまってきたら籠の中に入って足で踏みました。籠の淵の方から踏んでいくと落ち葉がこぼれにくくなります。三芳町主催のイベントに毎年参加しています。担当の観光産業課が子どもたちへの体験の場として大切な機会であると受け止めて、一般募集を控えた年も竹の子エコクラブのために特別実施をしてくれました。

参加者のようす

初めて参加した低学年のメンバーが「俺は落ち葉はき名人になる!」と鼻息荒く張り切っていました。みんな夢中で落ち葉に取りかかるので、冬の雑木林の中とは思えないほどぽかぽかと暖かくなりました。掃き終えた雑木林をお父さんサポーターたちが「気持ちがいいなあ」と満足そうに眺めていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

三芳町にこんなに続いている農業のやり方があるんだと「落ち葉はき」体験で伝わったんじゃないかと思います。何たってまず楽しい。でもこれを農家の方たちが家族だけでするのはしんどい作業。竹の熊手はしなやかで使いやすい。けれどその道具を作れる職人さんがもうほぼいない。集めた落ち葉の行き先やそれからどうなるか、メンバーには興味を持って欲しいと思います。伝えていくのも大人の役割だと思っています。落ち葉は堆肥置き場に集められ、切り返しをしたり、農家によって糠を混ぜたりしながら1年、2年後に落ち葉堆肥になります。他にも落ち葉はさつま芋の苗床に使われる、ゴミなんかじゃない、農家にとって宝物。なんてエコな農業なんでしょう。

竹の子エコクラブのみなさんこんにちは!
300年以上続く落ち葉はき、すてきですね。これこそ今はやりの「SDGs」ですね。写真を見ると、たくさんの落ち葉が集められたようですね。そしてとても楽しい様子が伝わってきます。
落ち葉での堆肥(たいひ)づくりをふくめ、日本古来の農業は自給自足で持続可能(じぞくかのう)な農業でした。農業のための肥料(ひりょう)づくりの原料である落ち葉が、農作業が終わった秋から冬に地面に落ちて、それを集めて堆肥を作る。里山にはそういう役わりもあります。そしてそれらの落葉樹(らくようじゅ)は成長が早く、育つとそれを薪(まき)や炭にして燃料(ねんりょう)として活用していました。昔から続く農家さんのエコな生活。今回の活動でいろいろな学びがあったと思います。とてもすばらしい体験ができましたね。
それではまた報告してくださいね。楽しみにしています。
エコまる
竹の子エコクラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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