どろんこつながりたい(埼玉県)
スマホ1つで手軽に写真が撮れる時代。そして加工も出来る便利さ。パシャパシャと撮れるけれど、それだけ電気も使う。昔は写真屋さんを呼び、家族写真を撮ることが一大イベントで、写真が出来上がるまでどんな写真かわからなかったという話を思い出し、エコでかつ、たった1枚の写真を自分で作り、感じて欲しいと思い、感光紙を用いて大切なものの影を残す、フォトグラム(日光写真)を行いました。
みんな自分の大切な物や植物を持参して、どんなふうにうつるかな?おもしろいものをもってきたね!と刺激を受けあっていました。感光紙に置き、露光している間はそれぞれ公園遊びをしました。水洗いで現像する時も興味津々。じわじわと現れてくる像に、でてきた!と嬉しそうでした。感光紙にピッタリくっついているものは像としてもくっきり、離れているものは淡く出るので、濃淡も楽しめたり、これがこう像に出るのかという経験にもなったと思います。
太陽と水、感光紙で撮れる写真があることを感じてもらえたかなと思います。今回は午前中に行いましたが、時間によって太陽の位置が変化し、影も変わっていくことをもう少し説明が出来たら良かったと思います。
また、事前の資料をみて、感光紙の鮮やかな青から海を連想し、海の生き物をモチーフに持ってきてくれた子もいました。豊かな感性をこれからも活動を通じ育めたらと思います。