竹の子エコクラブ(埼玉県)
年度をまたいで育ててきたドングリ苗木を林に植樹しました。2018年12月にポットにコナラとクヌギのドングリを植え、それぞれの家で育てました。発芽したもの、まだもう少しのものも2019年3月に苗場に地植えしました。苗場は、公園の一画にあります。町から借りています。ドングリは、芽を出しぐんぐん大きくなっていきました。地域に強力な協力者がいて、苗木を見守り、手厚く世話をしてくれました。いよいよ苗木を林に植樹しました。スコップで30㎝くらい穴を掘り、根を傷めないように苗木を入れ、土を戻し支柱を立て、シュロ縄で苗木と支柱を縛りました。土に丸く窪みをつけて、たっぷり水をやりました。
穴掘りは、思っていたよりしんどいようでした。一人一本の予定でしたが、何人かで力を合わせた方が効率がいいことに気付き、数人で掘って植えて次を掘ると進めていきました。林の中は、アーモンドチョコのようにドングリがびっしりと落ちていて、歩くと靴の下の感覚が気持ちが良かったです。そのうち、ドングリを投げ合い、鬼ごっこも始まりました。本当は全員で参加したかったのですが、植樹先の林の空き状況から、代表メンバーが植樹しましたので、参加できたメンバーは、とても喜んでいました。
卒業していったメンバーも関わったドングリ苗木ですから、子どもたちの思いは深いものがあります。今回、植樹先が決まったのは三芳町環境課のコーディネートのおかげです。「さんくのさと」は、地域行事にも使われる、地域住民が日頃から手入れをして親しんでいるところです。住民の方々がエコクラブの子どもたちの思いを受け取って、これからは苗木を世話してくれます。植樹に参加したメンバーもドングリから世話したメンバーも三芳町の雑木林の未来について考えてくれることと思います。また次のドングリ苗木の育成に取り組んでいきます。