どろんこつながりたい(埼玉県)
抜染(ばっせん)は、既に藍色に染めたハンカチ又はトートバッグに、型をあて、還元剤を混ぜた糊(アルカリ性)を塗ると、その部分だけ白く色が抜けるという技法です。
最初に藍染のハンカチとトートを選ぶのですが、一枚一枚模様が違うので、みんな悩みながら選んでいました。次に沢山ある型の中から、自分でどんな作品にするのか、型の配置などイメージしながら3つの型を選びました。型に糊を塗るのは、動かないようにしなければならない繊細な作業だったので、真剣な眼差しで取り組んでいました。
初めての室内での活動でした。そして、外部からの講師ということもあり、子供たちはどんな様子でいるか不安もありましたが、始まるとみんな真剣に取り組んで、楽しそうに参加していたのでほっとしました。
夏に行いました藍の生葉染めからの藍染の抜染体験ということで、同じ藍でもやり方によって、違う色に染まることを実体験できました。
何よりも、自分で考えて選んで作った物は格別のようで、大事に使用しています。
コロナの影響で延期になっていたので、私たちにとっては待ちに待った開催でした。会場の手配や講師への連絡、コロナ禍での対策(時間制や体験内容の変更)など、みんなで考えて悩んで実現出来たこと、とても嬉しく思います。これからも、どうすればできるのかを考えながら活動していきたいと思います。