竹の子エコクラブ(埼玉県)
5月、7月と観てきた斜面林の10月のようすを観に行きました。木の葉が風も無いのにはらはらと舞い、木の実、草の実がいっぱい。特に赤ちゃんの時から観てきたコナラとシラカシのドングリがどうなったかに注目。コナラは、もうみんな下に落ちていて、シラカシはまだ木に付いていました。パツンパツンと音をたててドングリが降ってくるのに驚きました。森のビンゴゲームのお題も実がたくさん。つやつやした黄土色の小さな実、黒くてしわしわの実、トゲトゲの大きな実、卵の大きさの赤い実、細長い葉っぱの中の緑の丸い実。生き物にも出会いました。お腹の赤いジョロウグモ、サワガニ、アゲハの幼虫、チョウセンカマキリのたまごなど。(お題の答えは、ヘクソカズラ、ムク、ホウ、カラスウリ、ジャノヒゲ)
夏に活動が止まっていたので、みんなと活動が出来ること、野外観察が出来ることがはじけるほど楽しくて仕方ないようすでした。カラスウリが斜面林の中に一つしか残っていなかったのですが、なかなか見つからないのが悔しいらしくて、盛り上がりました。
コブシの実が一つ一つ糸のようなもので繫がっているようすを見せたら興味津々でした。木の実、草の実の種類も多く、樹木の種類の多さを実感出来たと思います。季節ごとに観察出来たので変化も楽しめました。ただ今回はジョロウグモの数の少なさが気になりました。夏もいつも観られるシオカラトンボがいませんでした。環境の変化なのか、これからも注意して観ようと思います。