キャンパーズ(福岡県)
夏から観察しているクヌギ林では沢山のカブトムシや様々な種類のクワガタを見つけました。
甲虫以外の生き物も観察できました。アブラムシやアリ、スズメバチ、カマキリ、マイマイカブリ、クモなど様々でした。
特にカマキリがクヌギの木にいたのに驚きました。夜に観察した時にはカマキリが向かい合ってダンスの様に身体を揺すっている様子を見ました。
11月5日の夜にハラビロカマキリの産卵の様子を観察できました。頭を下にお尻を上にして、お尻を小刻みに揺すって樹皮に卵を産みつけていました。卵の色が綺麗なブルーなのには驚きました。
オオカマキリの卵は草むらで見つけた事がありますが、木の幹やたまにコンクリートの壁などに見る卵がハラビロカマキリの卵だと言う事が分かりました。
産卵中の様子を初めて見たので驚きました。カマキリも驚いたかと思います。
後日確認に行きました。カマキリの卵は見事に木の幹と同化していて、その木を覚えていないと見つける事は出来ないくらいでした。
カマキリは草むらに居るというイメージでしたが、夜の木の蜜に集まる虫を狩りに来る様子を見る事ができ、また良い木に子孫を残していく生命力に感動しました。
夏から同じクヌギ林での観察を続けた事で色々な生きものに出会えて良かったです。これからは寒くなるので夜の観察は難しくなりますが、また次の季節が楽しみになりました。