ぶらぶらあぶらクラブ(福岡県)
緊急事態宣言後、すぐに活動を再開しました。
観察センターの先生「きのこちゃん」に、この時期に見られるキノコを教えてもらいました。
早春の暖かい日に、久しぶりにお友達と会えて、楽しく観察できました。
椿の木の下をよ~く見ると、なんだかお茶碗の形をした、小さな小さなキノコが見えてきました。参加者全員が次々と見つける事ができ、けっこうある事に驚きました。
きのこちゃん(先生)によると、このきのこは「ツバキキンカクチャワンタケ」という名前で、椿の花が咲くころに見られ、椿の花の養分で生きているそうです。
木に咲いている椿の花に胞子が付着し、花弁が地面に落ちたら秋までに菌核という菌糸の黒い塊を作ってその姿で寒い冬を乗り越え、翌年の椿の花の時期にまたキノコを作って胞子を飛ばすというサイクルを教えてもらいました。
次に移動して、油山市民の森入口付近の切り株の年輪を数えました。年輪は52~66あり、油山市民の森が開園から52年という事を考えると、初め小さい木や割と大きく育った木が植えられたという事が分かり、市民の森の開園当初の姿を想像できました。
また、つくしを見つけたり、ニホンアカガエルのオタマジャクシを観察したり早春の自然を満喫できました。
いくつかの切り株を、これからしばらく定点観測することにしました。