ぶらぶらあぶらクラブ(福岡県)
福岡市油山市民の森にて毎月1回開催している親子自然観察会「森ぶら♪」。9月のテーマは『あの手この手の虫とり大作戦』でした。手づかみ作戦、釣り作戦、トラップ作戦、手すり集中観察作戦、水辺攻め作戦などなど、いろいろな方法を試してみました!
ブルービーや、ツノトンボなどの、出会えたら幸せになれるという生きものも登場してくれて、自然の魅力にときめく場面もありました。
トラップには思ったように虫が入っていなかったのが残念でしたが、エサをどんな生きものが食べたのか、想像してみたり、次回への課題も考えました。
ガイドの先生によるオトシブミについての解説では、独特の生態を、みんな興味深く聞くことができました。
手すりの虫観察や、沢での水生昆虫観察など、場所を変えてみる方法も加え、2時間で、いろいろな生きもの達に出会えて楽しく過ごしました。
https://note.com/bbac/n/nd686e4266047
【トラップの結果】
①キュウリの棒さし→1本は、たぶん昆虫にかじられていた。他はそのまま残っていたか、棒ごと無くなっていた。
②玉ねぎの棒さし→ぜんぶ棒ごと無くなっていた。
③ペットボトルトラップ(カメのエサ)→小さいアリが大量にいた。
④ペットボトルトラップ(乾燥エビ)→コオロギとムカデが入っていた。
⑤ペットボトルトラップ(昆虫ゼリー)→大きなアリが大量にいた。
⑥ペットボトルトラップ(キュウリ)→ペットボトルがつぶされていた。
⑦ペットボトルトラップオープン型(バナナ)→バナナは無くなっていた。
⑧紙コップ落とし穴(梅のシロップ漬)→紙コップは引き出されて、梅は少し食べられていた。
⑨エサ入り編の木立掛け(フルーツゼリー)→小さなアリが大量にいた。
⑩エサ入り編の木立掛け(梅のシロップ漬)→そのまま残っていた。
*次回はトラップの置き方に変化を付けて再挑戦してみたい。
*梅のシロップ漬けは、凄くおいしいのに、なぜ人気が無かったのか、また調べたい。
*手すりで観察できる虫は、小さいものが多かったが、近くで良く見る事ができるので、継続的に調べたい。
*水生昆虫の量も種類も、8月より少なかったのだが、原因は水量か場所か季節的なものなのか、継続的に調べたい。
【反省】9月の沢の観察は、思ったより体が冷える。観察の時間を短めにして、なるべく上半身が濡れないように注意した方が良かった。
【観察できた生きものなど】
オンブバッタ、ショウリョウバッタ、イボバッタ、コオロギ、イナゴの仲間、ツノトンボ、ルリモンハナバチ、アオバハゴロモ、セミの抜け殻、ネコハエトリ、コハナグモ、アリ、カワゲラ、サワガニ、ヨコエビ、トビケラ、カゲロウ、タカハヤの幼魚、ムカデ、オトシブミ、ヒノキの実