品川区立山中小学校おやこエコクラブ(東京都)
2学期がスタートしました。屋上ガーデンでそだっていた夏野菜は収穫時期を終えたため、残りの実や種を観察し、みんなで撤収しました。その後、秋冬野菜のための、土づくりをし、秋冬野菜のタネをまきました。また、校庭のプランターには冬に収穫する品川カブの種を蒔きました。品川カブはこの地域にかつて畑があった頃に栽培されていた地元の江戸伝統野菜です。
活動を始める前に教室で、秋冬野菜の特徴や、品川カブの歴史や今の様子を学びました。その後、屋上ガーデンに移動し、収穫時期を終えて枯れた夏野菜を撤収しながら、残っている実や種を探しました。参加者は丁寧に残りの野菜を探し、タネや実を観察用に家に持ち帰っていました。みんなで力を合わせ、元気よく夏野菜の茎や根を引き抜いたり、土を耕しました。また、校庭のプランターには、品川カブの種を「美味しく育ちますように」と、思いを込めて蒔きました。
今年の夏野菜は7月初旬頃の日照不足・気温低下で、思いの外、収穫量が少なくなってしまいました。連作の影響もあるかもしれないので、土の入替えなど、次回は考えていきたいと思います。美味しい野菜をつくるためには、日照の確保、肥料、手入れが大切だということが分かりました。
品川カブは地元の江戸伝統野菜で、区内でさまざまな団体が育てています。土の耕し方や肥料・手入れをこまめにして、美味しいカブになるように力を合わせて頑張ります。また、屋上ガーデンの秋冬野菜は、12月に開催する「山中まつり」で来校される地域の方への振る舞いの「あったか汁」の具材として楽しんでもらいたいと考えています。