ゆうゆう学童こどもエコクラブ(栃木県)
クラブ利用者ご家族の畑から、子どものために!と小玉スイカをいただく機会が続き、夏休みには複数回にわたりスイカ割り大会を開いていました。もちろん、タネ飛ばしをして遊ぶ子どもの姿もありました。
一方、長引いていた残暑のメリットなのか、見覚えのある葉と蔓が伸びていたのを発見したのは初秋の頃でした。一昨年、枯れてしまったミカンから河内晩柑に改植を済ませておいた鉢で、養分に恵まれていた入れ替えたばかりの培養土に着地したであろうスイカのタネは、申し分なく日照にも恵まれました。あるいは、再放流しないようにザリガニを入れてあるバケツの水からの肥料も少しは役に立っていたかも知れません。
何度も確かめては、間違いなくスイカの芽生えだと分かった子どもたちは両手を挙げて喜び、お百度参りのように日々の成長を観察していました。それから、大人のこぶしサイズを超えるサイズに育ったものの、人数分に切り分けると一口サイズとなり、10/18のおやつに加えられて美味しく頂きました。
実は、フェンスの中腹で着実していたもう一つの果実がありましたが、何かの拍子で地面に落下して割れていました。しかし、子ども達は小さなアリがたくさん集まっている事を発見していました。おそらく果物が好きだとすると、ヒメアリの仲間かな?
季節外れの思いがけない小玉スイカ、みんなで舌鼓を打ちながら、来年もタネ飛ばしやろうね!と聞こえてしまう声の大きさで秘密の作戦を立てている様子が微笑ましかったです。