高槻市立第六中学校・自然観察同好会(大阪府)
先日の大雨で橋桁が流れたので木津川の観察と橋の見学をしました。淀川を上ると八幡市で桂川、宇治川、木津川に分かれます。この3つの川は最終的に合流してひとつの川「淀川」となります。その3つの川が合流する地点は八幡市にあり、三川合流地点と呼ばれています。この三川合流地点から約6kmのところに上津屋橋(こうずやばし、通称流れ橋)があります。橋長(全長)356.5 m、幅3.3 mの木造の橋です。歩行者と自転車の専用橋となっていて、周辺住民の生活道路の一部として利用されています。流れ橋(ながればし)とは、固定されていない橋桁(はしげた)が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋のことで、橋脚は流失せず、残された橋脚の上に新たに桁を架けることで簡単に復旧できます。ロープなどで橋桁をつなぎとめることによって回収しやすくし、桁を新造する必要がないため、復旧コストを抑えることが可能となっています。また周囲に電柱がなく、近代的な橋とは違う様相なので、時代劇の撮影ロケ地としてよく使われています。
木津川の京奈和自転車道は道幅も広く、走りやすいです。
橋桁が流れることによる災害や復旧費用を少なくするしくみは素晴らしいと思いますが、こんな高さまで増水することが驚きです。1ヶ月経ちますがまだ整備作業は始まっていません。河川公園は淀川ほど整備されていません。木津川は砂が多いような気がします。