まきのはら水辺の楽校(静岡県)
川の生物観察会を開催しました。
前日の大雨の影響により、本流は増水して生き物観察会は行えませんでしたが、隣接する支流で生き物観察会を開催しました。
前日の大雨警報にも関わらず水位は低下して、何とか川に入れる状態となっていました。川に入ると、普段は透明度が高い河川ですが、濁りが発生して生き物の隠れ家である藻場は殆ど激流により押し流されてしまっていました。しかし、直接水流が当たらない所に、網を差し入れて魚を捕獲すると、シマドジョウ・銀フナ・タナゴ等を捕獲でしました。また、近年、めっきり個体数が激減しているドブガイ(タナゴの産卵場所)が多数確認できると共に、ヤマトシジミも多数確認できました。シジミは何度か確認していましたが、ドブガイを発見して驚いていました。
今回の活動場所は、普段は河床に水草が生茂り、護岸から川を覗くと、多くの魚たちが居ることを確認していました。しかし、今回の増水により、全ての水草が激流により押し流されたことにより、何時もの観察場所が三面護岸となっていると発見しました。増水の都度、生物の住処である藻場が押し流されてしまって、生物生息環境が激減していることを体験から学んでいました。