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【壁新聞道場!】たのもーーーう!静岡県 その⑥

2016.11.09 掲載

静岡県は19枚の応募があったよ!その中から三島市環境探偵団の4枚をご紹介。
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!

静岡県 その① その② その③ その④ その⑤ その⑦

三島市「三島市環境探偵団」

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三島市環境探偵団①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

大きな文字で新聞の名前を書いているところなどは元気なこどもたちの声が聞こえてくるようです。写真を切りぬいてはりつりける作業はこどもたちが楽しそうに作業をしたと想像(そうぞう)ができます。新聞タイトル下には新聞つくりに参加したこどもたち全員の名前がかかれていて、記事の中には感想文がまとめてあります。この感想文はみんなで話し合ってかいたのでしょうか?それとも代表者の感想ですか?こんな大勢(おおぜい)で実験をしたときなどは感想文をみんなで相談して決めるといいですね。
また、登山体験では,標高が高くなると空気が薄くなることに気が付いていますから、もう一歩ふみこんで、登山道に生きている植物やコケなどが標高が高くなるとどのように変わっていくか、あるいは足元の石や土の色や形がどのように変わっていくか、これも観察するとおもしろいですよ。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

この壁新聞(かべしんぶん)では,新聞タイトルも記事の本文の文字もおなじ太さで書かれていますね。ふつうの新聞はどのようになっているか、よく見て下さい。大きな文字ほど太い線で書かれ、新聞記事の本文は細い線で小さく書かれていることに気が付きましたか?これを、まねすればいいのです。いままで優秀(ゆうしゅう)な成績(せいせき)をおさめた壁新聞もこのルールで書いていることが多いです。
例えば新聞の名前は8文字ですので、箱書きで一行、太いマーカーで書きます。本文は四角い場所にきちんとおさめるために字数を数え、えんぴつと定規(じょうぎ)で字数分のマス目をかいて、一字一字ていねいに書きこみます。このとき注意したいのは、文字の大きさをそろえて書くことです。きれいに書けるといいのですが、むしろていねいに書くように努力すれば、きれいに仕上がり、きっと上位入賞できます。もうひとつ、「温暖化推員」が来て発電の実験をしてくれたと思いますが、正しくは「地球温暖化(おんだんか)防止(ぼうし)活動(かつどう)推進員(すいしんいん)」です。全国で通用(つうよう)する名前ですので正しく書きましょう。静岡県には140名ほどいますので、出前授業(じゅぎょう)などをおねがいして下さい。

 

三島市環境探偵団②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

これも10人の仲間で壁新聞を作っています。活動内容(ないよう)は富士(ふじ)登山、風力発電見学の2つだけですが、どちらも感想文がのっています。富士登山では5合目でとてもすずしかった、植物が少なかった、とても空気がうすくてつかれやすかったなどなど地上とはちがう身体が反応(はんのう)をしていることに気がついています。風力発電では羽根の重さや長さ、回転する音にもおどろいている様子が伝わってきます。このような感動を大切にして記録して下さい。そうすれば体験になりますよ。
新聞タイトルの下には参加したこども達の名前が書かれていて、壁新聞つくりを楽しんでいる様子が目にうかびます。富士登山の記事では写真が山道のようにゆるやかなカーブをえがいて配置されています。これとは別に風力発電では、写真をまん中において活動内容と感想が区分けして書かれています。これはデザイン的にもすぐれたものと思いました。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

この班(はん)も1班と同じで、タイトルの文字が細いように感じました。新聞名称(めいしょう)、中見出し、小見出しとメリハリのある大きさの文字をかくとすっきりすると思います。手書きの文字が右にながれてかたむいているのは読みにくいと思いますので、この時はえんぴつと定規(じょうぎ)でマス目をかいてマーカーで字を書きこんだらていねいにえんぴつ線を消して下さい。そうするときれいに仕上がります。また、子ども達の名前が空を舞(ま)っているようにうかんでいるのは美しいと思いましたが、やはり1カ所に同じ位の大きさの文字でまとめて書いておかないとわかりにくいと思います。

 

三島市環境探偵団③の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

三島市環境探偵団の第3作目です。一言コメントは②とおなじになりそうですが、コメントしてみましょう。この班(はん)は電池作りと風車見学,少しだけどミックス古紙と緑のカーテンにも勉強のあとがありますね。風車では実際(じっさい)に動いているものを見学して,騒音(そうおん)やバードストライクなどむずかしい言葉も覚えましたね。いろいろな実験などをしたあとで,感想文を書くのはとても良い習慣(しゅうかん)ですので続けて下さい。もう一つ太田川河口(かこう)周辺ではわたり鳥の中継点(ちゅうけいてん)にもなっていることも覚えて下さい。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

この新聞も同じグループですので,ゴシドウがよくにたものになりました。この班(はん)も②と同じで、タイトルの文字が細いように感じました。新聞名称(めいしょう)、中見出し、小見出しとメリハリのある大きさの文字をかくとすっきりすると思います。きれいに大きな文字,小さな文字をどのようにして書くのかは上の②のゴシドウを見て下さい。まだ経験(けいけん)があさいスタッフは,部分編集などを応援(おうえん)したり,壁新聞のタイトルの文字を作ったりします。写真のとなりの説明文,小見出しと感想本文などは,すでに①・および②で説明してきたとおりです。切りぬいた写真がどのような場面を写したものなのか,すこしわかりにくくなっているとおもいます。初めて見た人にわかるように,写真の説明をていねいに書きましょう。それと子どもたちの名前が書かれていなかったようですね。

 

三島市環境探偵団④の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

これで4つの出身の同じ壁新聞を講評(こうひょう)したことになります。この壁新聞は壁新聞らしくないところがあって,ポスターのようにみえますね。身近な自然とエネルギー学習の成果をまとめています。メンバーの名前も壁新聞のタイトルも出来栄えは他の3つとよくにていますね。感想文は2か所でまとめてあり,よくにた書き方をしているので,わかりやすい工夫になっています。身近な自然は写真でみじかい解説(かいせつ)があるともっと理解(りかい)が深まったかもしれません。地元にいるとこのような自然の大切さがわかりにくいのですが,もっとじまんしてもいいのではないでしょうか。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

写真が少しだけ左上がりにはりつけているのがわかりますか?気が付いたのは記事の文章がぎゃくに右上がりに書かれているからです。これは読む人がつかれますね。これをふせぐためには定規(じょうぎ)とえんぴつで前もって真っ直ぐな線を引いておくことです。また,いままでの3つとはちがって,せせらぎルートの地図が掲載(けいさい)されていますが,さっぱり地図が読めません。こんな時は地図を下敷(したじ)きにしてもう少しかんたんな地図に作りかえ,地図を中心にしてそれぞれ身近な自然が地図のどこにあったのか,引き出し線で写真とつなぐとわかりやすくなりますね。みんなと同じ勉強をしても壁新聞にするときには,みんなとちがっていてもかまわないんですよ。いろいろな工夫をして他にはないとくちょうのある壁新聞をかんがえてくれるとうれしいですね。説明も自然だけでなく,歴史や文化にも手をひろげてかくと,いよいよ本格派(ほんかくは)ですね。がんばってみましょう。

 

 

品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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静岡県 その① その② その③ その④ その⑤ その⑦

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