2015.07.29 掲載
滋賀県は8枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から5枚をご紹介。
今週は浅井師範です。よろしくお願いしまーす!
滋賀県 その②
大津市「ぼてじゃこワンパク塾」 | 草津市「草津市立渋川小学校生き物学習実行委員会」 |
栗東市「たまて林の会」 | 甲賀市「油日小学校エコ委員会」 | 多賀町「多賀町アストロクラブ」 |
ぼてじゃこワンパク塾さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
・たくさんの写真にたくさんの魚の絵、そしてたくさんのみなさんの感想が書かれていて、活動の楽しさがイキイキと伝わってきますね。ぼてじゃこワンパク塾のみなさんは、100名で活動されているとのこと。親子自然体験教室の活動と、ぼてじゃこ池での活動、外来魚駆除や湖岸ごみひろいなどのボランィア活動もされているということで、はば広くたくさんの活動をされているんですね。
・琵琶湖があり、川も多く、みなさんのいる滋賀県は豊かな水辺環境がありますね。そんな中での生き物観察や魚釣り、地引網体験など、他ではなかなかできない活動もあり、うらやましいです。かべ新聞を見ると、いつごろどんな活動をしたのか、そしてどんな魚が釣れたのがが良くわかりますね。
・魚の絵や、魚の名前もいっぱい書いてくれています。絵は、ちゃんと魚の形の特徴を知っていないとなかなか描けないものですが、みなさんの絵を見るとしっかり観察して描かれていると思います。きっと、大人の私よりも、子どものみなさんの方が、たくさんの魚の種類を知っていて、上手に魚をとったりつったりすることができるのでしょうね。すてきなことだと思います。
・水辺で楽しく遊び、水辺の生き物のことをたくさん知って、発見したりおどろいたり、いろんなことを感じながら、これからも楽しく活動をしてください。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
みなさんのような水辺でのすてきな活動が広がればいいなと思います。みなさんのかべ新聞を見て、自分もやってみようと思ってくれる人が多くなればいいですね。
みなさんの活動のみりょくをさらに伝える方法について、ちょっと考えてみました。
・魚とり、魚つり、地引網など、いろいろな方法でさかなをとっていますが、どんなちがいがあるのか、それぞれ、どんなところが面白いのか、むずかしさなど、まとめてみるのも面白いかもしれません。
・おもしろかった、たのしかったところについて、一つのことをもっと詳しく書いてみるのもいいのかもしれません。
・安全に水辺で活動をするために、みなさんが気をつけていることはどんなことですか? そういうった情報は、かべ新聞を見て水辺の活動をしようかなと思った人の参考になりますね。
みなさんの好きな活動、生き物について、かべ新聞だけでなく、いろんな人に教えてあげてくださいね。かべ新聞にまとめるって、自分たちの活動をふりかえるいい機会でもあります。いろいろなまとめ方があると思います。参考にしてください。
草津市立渋川小学校生き物学習実行委員会さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
渋川小学校での「生き物さがし」の活動が、とても良くわかる素敵なかべ新聞ですね。1年生から6年生まで全員で取り組み、地元の人などとも協力しながらの活動です。
かべ新聞を見て、特にすばらしいなと思ったことが2つあります。
一つめは、生き物さがしをするだけでなく、調べた結果を「渋川生き物絵図」や「いきものがたり紙芝居」にまとめ、展示したり、紙芝居公演をしているところです。調べて終わりではなく、地域の人々をはじめ色々な人への情報発信をして、交流をして、たくさんの人に渋川の生き物のことを知ってもらったり考えてもらうことができたというのは、すてきですね。
二つめは、小学校の子ども達と先生だけでなく、地域の方、行政の方、研究機関の方や地元企業の方など、多くの方々を巻き込んで活動していることです(渋川いきものがたり作成支援委員会)。立場のちがう人たちと活動をすることは、知らないことがあったりやる気をしげきされたりと、お互いによいことが多いですね。協力してくれた大人の方々も、渋川小学校のみなさんの活動からパワーをもらったと思います。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
デザインも読みやすく、黒地に白い文字で目を引きます。最初に見たときは、中学校のかべ新聞かと思ったぐらい、上手に作ってあり、特に付け加えることは思いつかないぐらいです。強いて言うなら、いつの活動か(年月など)がわかると、あとから見たときにわかりやすく良いですね。
以下について、もしかしたら生き物絵図や紙芝居などにまとめられているのかもしれませんが、今後の活動の参考にしてください。
・生き物さがしで106種類を見つけたとのことですが、「多かった生き物」「少なかった生き物」はどんな種類でしたか?まとめてみると面白いことがわかるかもしれません。
・小学校のみなさんが好きな「人気の生き物」などを調べてみるのも楽しそうですね。地元の方に好きな生き物や困った生き物について聞いてみるのも面白そうです。
・今と昔の生き物くらべをしたとのことですが、今と未来の生き物くらべをしたらどんな風になりそうか、みなさんで予想して話し合ってみるのも面白いかもしれませんね。
これからもみなさんで楽しく活動してくださいね。次はどんな活動をされるのか、楽しみです。
たまて林の会さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
すてきな写真がたくさんのかべ新聞で、みなさんがいきいきと楽しく活動されている様子が良く伝わってきます。たまて林の会のみなさんは、なんと「小屋作り」の活動をされたとのこと。
木材にカンナをかけたり、リヤカーを押したり、雨水タンクを運んだり…。自然豊かなフィールドでの活動、きっとすてきな小屋ができあがったのでしょうね。
たけのこほり、スイカ割り、おみこしづくり、野外ライブなど、子どもも大人もとても楽しそうですね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
活動の説明をもう少し追加しても良いかもしれません。どれが小屋作りをしているところなのか、どんな順番で小屋を作っていったのかなどが書かれていたら、壁新聞を見ている人にもわかりやすいと思います。
それから、活動の感想を添えるのもいいですね。子どもの感想と大人の感想が両方書かれていたら面白いと思います。
自然の中での体験活動は色々とありますが、小屋を作ったりすることはなかなかない活動ですね。ゆったりした楽しい活動をされていることが伝わってきます。これからも、のびのび楽しく活動してくださいね。
油日小学校エコ委員会さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
油日小学校のエコ活動についてまとめられたかべ新聞です。
甲賀町がくすりの町というところから地元企業の方と一緒に薬草園を作ったことや、エコパーク(ビオトープ)を中心としたエコ委員会の取り組みや、各学年での活動の様子がとてもわかりやすいですね。
生き物好きのみなさんが、色々な生き物を世話しながら楽しく活動されているのが伝わってきます。エコンジャーの劇やミニ水族館など、どれも楽しそうで私も見てみたいです!
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
ビオトープの池や薬草園をモチーフにしたすてきなデザインで、読みやすく工夫がされているかべ新聞ですね。写真にコメントが付いていて、楽しくわかりやすくなっていると思います。
環境フェスティバルの日にちや、3年生がアイの生薬染めをした日にちなど、ところどころ日にちが書かれていますが、グリーンカーテンの写真はいつごろのものなのかなどもあるとすてきですね。生き物にとって、いつの季節なのかで様子がかわってきますので、植物だったらいつ植えていつ収穫したのか、昆虫だったらいつ頃生息が確認できたのかなどを意識してまとめるのも良いと思います。
エコパーク(ビオトープ)があるということは、身近に生き物がいるすてきな小学校ですね。地域固有の水草を守る活動も、とても素敵な活動です。これからもみなさんで協力しながら、楽しく活動を続けてくださいね!
多賀町アストロクラブさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
多賀町アストロクラブのみなさんは、毎月1回の天体観測の他、自然観察やごみ回収パレードなどの活動をされています。
かべ新聞には、天究館の望遠鏡のことや、好きな星や星座、地元多賀町のことなどが書かれており、どれもとてもわかりやすい記事ですね。
かべ新聞の中に「太陽系の惑星の中でゴミが落ちている星は地球だけ」という文章があり、とても心にひびきました。宇宙を見上げる一方で、地域の自然や人間のごみについての活動にも取り組んでいるみなさんの「宇宙の視点」を感じます。
私も星を見るのがとても好きなので、機会があれば、ぜひ一度みなさんと一緒に星空を見てみたいなあ!
それから、東日本大震災で被害を受けた富岡町のみなさんとの交流は、本当にステキな活動ですね。七夕飾りや巨大年賀状から元気をもらえたと思います。小惑星「富岡町」に込められた願いが、いつかかないますように★
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
多賀町は自然豊かな場所で、夜の光害も少なく、きれいな星空が見えるでしょうね。うらやましいです。大人も子どもも協力しながら、これからも多賀の豊かな自然環境を大切にしていけるといいですね。
もしかしたらもう知っているかもしれませんが、「光害マップ」というものがあります。地域によっては夜も明るく、あまりたくさんの星を見ることができません。多賀町はどれぐらいなのか、また、みなさんが知っている他の地域はどれぐらいなのかを比べてみるのも面白いかもしれませんね。
また、もし機会があったら、ぜひごみ問題以外の環境問題についても調べたり話し合ったりしてみてください。聞いたことのある話や気になることはありませんか?環境問題の多くは、人間の活動が原因だったりします。みなさんの「宇宙の視点」で見ると、面白い発見があるかもしれません。
富岡町のみなさんとの交流もぜひ続けてください。これからも楽しくステキな活動、がんばってくださいね。
浅井師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
滋賀県 その②
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師範紹介ページはこちら! その①
その②
2013年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201501071712.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html