2015.05.13 掲載
沖縄県は3枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から西表ヤマネコクラブさんのかべ新聞をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
沖縄県 その②
竹富町「西表ヤマネコクラブ」
西表ヤマネコクラブさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
ヤマネコクラブの活動のすばらしさは、沖縄県じゃないとできないこと、沖縄県だからできることを続けて実行していることです。何かと言うと、12月にホタルの観察をしていることです。17年目になっているとはビックリです。続けていることがとても大切です。それともう一つ、サバイバルキャンプです。沖縄県以外でやろうとすると、食べ物を自然から取ってくることはむずかしい、海の幸と山の幸が取れることも良い条件ですね、場所は近くの島ですか?と言うことを考えるとヤマネコクラブの活動はとくちょうがあります。
この二つは私も良くおぼえていて、今年もみんなががんばったなーと感心しました。
ホタルの観察結果は、去年と今年の比較になっていますが、いつかこれまでの結果を一覧表にして、ホタルが増えたり、減ったりする原因が、みんなが考えている通りであるか、報告してくれるとうれしいです。
今年は、去年と比べて工事の影響が少なくなってイリオモテボタルが復活したようで、良かったですね。写真はメスですが、オスのホタルを見つけることができたのですね。オオシママドボタルは、気候の影響なのでみんなにとっては、どうしようもないですね。残念ですね。
このような雨がきょくたんに少ないとか、ごう雨のように雨が多いなど、最近は異常な気象が増えているようですね。これは地球温暖化によるらしいと言われています。生き物にとっても地球温暖化は大変なことで、生きていることがだんだんとむずかしくなるようです。
前にも書きましたが、私は神奈川県に住んでいます。神奈川県ではホタルは6月頃にしか見られません。沖縄県では、12月に見られるので、とてもびっくりしています。神奈川県では12月は冬ですから、とても寒いです。虫などはみなどこかに行ったり、卵やさなぎになって寒い冬を過ごしています。沖縄県はやっぱり暖かいのですね。沖縄県では、ホタルは12月以外の月、例えば6月でも見られるのですか?ホタルのエサはカワニナと思っていましたが、カタツムリがエサになることも初めて知りました。
サバイバルキャンプはとっても楽しいイベントですね。今年はエコ料理対決をして、競争をしたのですね。このような工夫があると、みんなも一生けん命に料理を作るのでしょう。味の対決と言うことですが、エコ対決はどうだったのでしょうか?料理の材料も火の材料も自然から取ってきたから引き分けかな?みんなが作った料理の味が想像できないのが残念です。どんな味だったのでしょうか?ご飯がよくたけた、テントとトイレが上手くできた。去年よりは進歩したようですね。でもまだまだ大人の人にたよる所もあったようで、来年はがんばろう。
クリーンアップ大作戦で集落のごみの調査とごみひろいをやったのですね。中野地区はごみが多いようですが、どうしてですか?反対に住吉地区はごみがとても少なかったようですね。中野地区と住吉地区のちがいは何だったんだろうか?このことを良く観察し、考えると、ごみを少なくするうまい改善法が見つかるかも知れません。でも、今回の活動で気付いたことと改善法が良く一致していると思いました。草むらやア(?)ダンの林の中にごみが捨てられている。
では捨てられないためには、と言うことで改善法として草を刈る、その通りです。すばらしいことに気が付きましたね。草ぼうぼうでごみがかくれてしまう。それならば草を刈って、かくれるところを無くそう。捨てる人の気持ちになると、見えないから大丈夫だろうと思って捨てるけれど、見つかってしまうと捨てるのをあきらめるよね!と言うことでどういう所にごみが捨てられているかを良く観察し、ごみが少ない所とくらべると、ごみが捨てられない対策、改善法が見つかると思います。看板を作って、捨てないように注意することも良いでしょう。
もっとほかの方法はないかな?みんながごみを拾っている写真を看板にするのはどーかな?みんなで話し合ってみると思わぬ改善法も見つかるかも知れないよ。例えば、たばこのポイ捨てが多いバス停にタバコ専用のごみ箱を置いて、ごみはごみ箱に捨てることに気付いてもらう、あるいは、みんながごみ拾いしている所を大人の人に見てもらうことも良いと思います。こども達が一生けん命きれいにしているところを見れば、大人の人も捨ててはいけないなーと気が付いてくれるでしょう。
ESDフォーラムに参加して、ほかのクラブの活動を知り、自分たちももっと活動ができることがあると気付いたのは、すばらしいです。ぜひ、ほかのクラブの活動を知る機会があったら参加してみると良いと思います。逆にヤマネコクラブの活動もほかのクラブの人たちには、参考になっていると思います。来年のかべ新聞に、ほかのクラブの活動を参考にして、自分たちもやってみました、という報告があったらうれしいです。
船浦中の文化祭に参加して、アンケートを取ったり、クイズを出して、みんなも楽しんだようですね。アンケートを見るとエコに関心が高く、多くの人が環境に良い暮らし方をしていることに感心しました。クイズもいいねー。問題2は世界の環境問題ですね。身近な現象や出来事からほかの国の環境に対する取り組みも知ることができますね。沖縄県は周りが海でいろいろな外国との接点にもなっているので、このような場所の特ちょうを活かした環境問題に取り組むのも沖縄県ならではの活動になっていると思います。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
クイズの答えがちがっているのがあったよ!問題1の正解は、①の浦内川ですね。クイズの正解を教えるだけでなく、今回は、水質調査の結果もみんなに見てもらったのだと思います。
ぜひ、そうしてください。クイズでは、クイズで見つかった問題点なども参加者に知ってもらうことが大切です。例えば、問題3のホタルの問題では、ヤマネコクラブが長い間調べているホタルの発見数と地域の開拓状況や気候との関係なども発表するようにすると良いと思います。
水 質調査で3回、測るやり方は大変良いやり方です。1回だけではぐうぜんそのような数値が出たのかも知れませんので、3回やるとそのような心配はありませ ん。薬品の数は増え、お金はかかりますが、データの信頼性が高まりますので、測定はみんながやっているように3回はやってください。
来年はホタルの数がどうなっているか、かべ新聞を見るのが、楽しみです。
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
沖縄県 その②
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