2015.05.13 掲載
壁新聞道場、2015年は熊本県からスタート!
熊本県は13枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から4枚をご紹介、今週は大竹師範です。よろしくお願いしまーす!
熊本市「桜木小5-2」
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水俣市「水俣第一小学校こどもエコクラブ」 |
桜木小5-2さんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
桜木小学校5年2組のみなさん、こんにちは!
みんなが取り組んだことを分かりやすく、じょうずにまとめていますね。真ん中に満開の桜の絵がどっしりと描かれていて、枝にみんなが活動した結果が張り付けられています。学校の名前とつながっていて、楽しいかべ新聞になりました。ありがとう。
活動のテーマを決めたのは、地球温だん化が自分たちにどんな関係があるか、ぎ問を持ったことがきっかけですね。実は、地球を将来に持続させるために関係のある3つの重要なことがらの一つが地球温だん化です。本を読んだり、パソコンで調べたり、県の環境センターで学んだわけですね。ぎ問について自分で調べることはたいへんよいことです。ぎ問が解けたときは、うれしかったでしょう?自分の知識をひろげる楽しみを持つことはいいことですね。
CO2が増えること(のう度が高くなる)が温だん化の主な原因だと分かったみんなは次にCO2を出すものは何かを調べましたね。ストーブ、ガスコンロ、自動車など8種類をイラストにしました。でも、なぜ“ろうそく”が入っているのかな?CO2はものを燃やした後に出てくるとよく気が付きました。その通りです。CO2を減らすためには、出すほうを押されること(燃料電池車)のほかにCO2を食べてくれる(きゅうしゅう)植物を増やすとよいことがわかりました。気づいていると思うけど、電気も石炭や石油、天然ガスを燃やして発電しているので、使うときにはCO2は出ないけど節約が大切です。
さて、地球温だん化を勉強したあとで、みんなは「エコになること」として、植物をたくさん植えるなど3項目を書きました。みんなひとりひとりいろんな答えがあるかもしれません。取り組みやすい、お金のかからないことを考えたわけですね。
まとめに書いてあることはとても重要です。地球の危機=人類の危機にたくさんの人が気付いて何か自分でできることを実行することは求められていると思います。世の中の人がみなさんのように考えてくれることを願っています。
「五感をつかって調べよう!」は、よいところに気づきました。むかしはクーラーもせんぷう機もなかったよね。うちわ、せんすですね。自作の「マイうちわ」で夏をすずしくすごせましたか?ペットボトルのふうりんはどんな音がしましたか?古新聞のエコバッグやキャップ分別のようにすてるものを利用する考えは、物を大事に使うことにつながります。
昔から日本人が心がけてきたことだと思います。
「4.水についての活動」はどんな活動をしましたか?少しだけでも書いてもらいたかったですね。
この活動は、地球を将来に持続させる3つの要素の一つです。日ごろの生活に取り入れられるものは、実行したいですね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
調べた結果について、「地球温だん化が進み、身近な自然の変化」として10項目にまとめてくれました。どれも地球温だん化が原因で発生することです。“身 近な”となっていますが、遠いところの北極の氷がとけるとかフィリピンのスーパー台風30号は新聞やテレビで身近に感じられたのでしょう。桜の満開の日と なっていますが、開花日ではありませんか?熊本の平年の開花日は3月23日なので、2014年は3日早かったのですね?身近な自然を観察して地球温だん化 のえいきょうに気づくのはなかなかむつかしいのです。自然はすこーしずつ変化しますし、年によって気象のバラツキもありますから。おじいさん、おばあさん に昔と今でどう違うか聞いてみるのもいいですよ。雪の量やしも柱、田植えの始まりの時期などなど。長い間に変化が見えるようになっているかもしれません。
★☆サポーターの方へ★☆
わかりやすく、話の展開もきちっとできていて大変良い新聞です。イラストや写真もうまく配置されて、理解を助けています。
身 近な現象をひとりひとり感じてもらうために、10項目の変化の内容を掘り下げてみることをお勧めします。人の健康への害はどんな形で現れるか、食糧不足は どのように起こるか、また、それらに対応するするためにどんなことが考えらるか等々、こども達に調べ、考えさせるとさらに意欲が増すでしょう。気象台訪問 もよいかもしれません。
このかべ新聞を、大人に読んでもらうことで、危機感を共有してもらい、エコな行動をする仲間になってくれるとうれしいです。何かの機会に展示してみてはいかがでしょう。
水俣第一小学校こどもエコクラブ④の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
水俣第一小学校5年2組のちくちくさいほう隊のみなさん、こんにちは!
クラス全員で取り組んだ「マスク作り」のようすが写真とひとりひとりの感想文で分かりやすくまとめています。ありがとう!
マスク作りにみんなが取り組んで針でぬっているところ、出来上がったマスクをつけてピースサインの笑顔、お父さんやお母さんにてつだってもらっている真剣な顔など、いろんな写真がありました。数えてみると、26枚ありました。写真をとったのは、先生ですか?
たくさんの写真の中からかべ新聞用に選んだのは、みんなで相談しながらですか?楽しそうなようすがよくわかりました。
感想文を読んでみると、いろんな感想があって面白かったです。でも、写真に現れているように、「楽しかった、うれしかった」という感想が20名で70%以上でよかったと思います。はり仕事は女の仕事といわれていましたが、男子も家庭科の時間に針を使って布をぬうようになったと思います。最初、むつかしそうと思っていたけど、やってみると意外にかん単というひとが多かったですね。指先も器用になるのではないですか。「くわずぎらい」にならず、なにごとも試してみるこうき心もつことは、よいことだと思います。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
完成できたのでよかったと感じているようで、使ってみたい、家で作ってみたいなどの感想は、この挑戦の成果ですね。再使用できる、使い捨てでないの で環境に良いという感想もありました。みんなが環境のことをよく考えていることがわかりました。身のまわりの物を大切に使うことを、ぜひ心がけたいです ね。自分で作ったものは、大事に使いますよね。
マスクは、使う目的によっていろんな材料が使われているようです。給食のように食べ 物を扱うときに使う、風邪やインフルエンザなどの病気が流行しているとき、病気にかかったとき、花粉を吸いこまないようにするとき、などなど。今回は、ど んな材料を使いましたか?チェックがらはきれいで、とても目立ちますね。
これからもマスクだけではなく、ものを大切に使い、環境にやさしい人になってください。
★☆サポーターの方へ☆★
ご家庭からの提案を活用して、こどもたちにマスクを作らせることを全員で行ったことはよかったと思います。 単に、マスク作りそのものだけでなく、ものを大切に扱うことは環境にもよいこと、洗って再使用するときも洗剤の使い方にも配慮が必要なことへと展開されています。こどもたちに、身近なことから環境にやさしい暮らしができることを伝えられているは、よいご指導と思いました。
水俣第一小学校こどもエコクラブ⑤の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
水俣第一小学校5年2組の「ゆかいな仲間たち」のみなさん、こんにちは!
秋を表現するたくさんの写真を並べた楽しい新聞ですね。紅葉、どんぐり、まつかさ、の写真に、イチョウの葉やきのこ、さんま(秋刀魚)?のイラストがちりばめられています。
マンホールのふたも二つの違った顔になりました。いろいろな顔は、とても創造性豊かだなぁと感じました。アンパンマンもかんたんに出来ちゃいました。写真に写ったみんなの顔は、楽しそうですね。それにしても、学校の中に自然がいっぱいありますね。ふだんあまり気にしていないけど、「秋さがし」で注意してみると秋を表すいろんな自然があることに気が付きましたね。これからは、季節の移り変わりにも、関心を持つようになりそうですね。
四季のある日本に育った幸せを感じてください。ゆたかな自然が日本人の感性を育ててくれたと思います。自然に親しんでもらい、自然の美しさ、不思議さ、大切さに気付いてくれるとうれしいです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
秋は、食欲の秋、収穫の秋・・木の実や穀物が実りますね。役目を終えた木の葉は緑いろから赤・黄・茶いろに変わり、やがて地上に落ちて土にかえって いきます。植物も冬を迎える準備をしています。やがて、冬が過ぎて春が来ると新しい芽が出てきます。このように自然はじゅんかんしています。こんどは、「春さがし」をしてみてはどうでしょうか?秋とはまた違った自然が見えることでしょう。
出来上がった顔の品評会はしませんでしたか?なぜ顔なのかと思いましたが、「図工の時間」に行ったのですね。楽しい思い出ができたことでしょう。
★☆サポーターの方へ☆★
自然の変化や楽しさに子供たちは気づいたようですね。たくさんの材料があるよい時期になさいました。そし て、こどもたちは自然を守り続けなければならないことを理解しましたでしょうか。自主性を持たせたことは、よいご指導と思いました。写真は、どなたが撮りましたか?自然に親しむ→自然の大切さを理解する→自然を守っていく→自分たちの日ごろの行動に生かすのように、展開する方法もあると思います。もし、後段の部分についても実施されていらっしゃれば、その点も壁新聞でふれていただくとよかったと思います。
水俣第一小学校こどもエコクラブ⑥の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
水俣第一小学校5年3組のみなさん、こんにちは!
今回、いらなくなった紙(カレンダーや紙コップなど)を使った遊びの体験をかべ新聞にまとめてくれました。いろんなアイディアが出てきましたね。ありがとう!
カレンダーは、とてもよい紙が使われているので、捨てるのがちょっともったいない気がしますね。そこで、どんな遊びができるか考えたわけですね?3人ずつ9グループ別にやってみたことが、図、写真をまじえてわかりやすく書かれていました。
絵を書いたグループは、どんな絵を書きましたか?りんご?イラスト?絵を書くそのことが楽しかったわけですね。
遊び道具を作るときと作った道具で遊ぶときと、二回楽しめましたね。
カレンダーの表を使って、ジグソーパズルのように遊ぶこともできますよ。カレンダーのうらに印刷しためいしを区役所の方からいただいたことがあります。紙コップは、糸電話も作れますよ。いろいろとくふうして楽しみましょう。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
紙ヒコーキを作って飛ばして遊んだ3グループのみんなは、別々に飛ばしましたか?折り方も違うようですね。折り方を書いてくれたグループもありました。長い時間飛ぶとうれしいよね。どの形がよく飛びましたか。そのことも書いてくれるとよかったかな。
遊び方をくふうしたグループが4グループありました。けんだま、とんすもう、たまころがし、たま入れですね。どれも昔からある遊びですが、材料が違いまし た。飲み終えた紙コップの玉入れととんすもうは面白そうですね。玉入れはどうやって入れるのですか。1mくらい離れたかな?いろいろと想像してみました。 とんすもうでは、紙コップが倒れるのですか。土俵をまるく円をかいて押し出せば勝ちと思いましたけど。ゼリーカップころがしは、図が少しわかりにくかったので、写真を使えば、わかりやすかったかも知れない。
紙以外で、みんなの身の回りに捨ててしまうともったいないものはありますか?ペットボトルとか缶などいろいろありそうですよ。この次はそういうものを利用して、遊び道具や役に立つ品物を作ってみませんか?次のかべ新聞に報告してくれると、とてもうれしいです。
それぞれのグループのまとめが、かべ新聞にはりつけてあります。ほかのグループのまとめを読んで、どんな感想をもちましたか。みんなで話し合いましたか?意見を交換し合うこと、疑問があれば質問してみることが大事です。
★☆サポーターの方へ☆★
ゆたかな時代に生まれた今の児童に、「もったいない」というきもちをもってもらうにはどうすればよいか、考えさせられます。
今回、不要になったカレンダーや紙コップなど、主に紙を使った遊びを考える取り組みが壁新聞で紹介されました。その結果、みんなが「作る過程」と「遊ぶ過 程」の両方で楽しんだのはとてもよかったですね。さらに、「また新しい遊び道具を作っていきたい」「他のエコなことをまたいっぱいやってみたい」「せいかつにいかしていきたい」のような感想がでてきたことは、環境を守っていこうという意識が出てきていることがわかり、うれしいですね。
ご承知のように、紙の原料は植物繊維です。管理の仕方で再生が可能で、永続する資源になります。地下資源などの将来枯渇しそうな資源由来のものにも対象を広げていただけるとよろしいと思います。(3R)
このような体験からこどもたちが、日ごろから地球の持続性につながる行動をとるようになれば、素晴らしいことです。期待しています。
大竹師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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2013年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201501071712.html
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