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壁新聞道場!

【壁新聞道場!】たのもーーーう!鳥取県

2014.10.17 掲載

鳥取県は6枚のかべ新聞の応募があったよ!
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!

鳥取市「わかば保育園」

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米子市「彦名地区チビっ子環境パトロール隊」

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米子市「メダカみ~つけ探検」

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米子市「YONAGOジャングルエコ探検」

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米子市「それ行け 中海探検」

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日吉津村「イオン日吉津チアーズクラブ」

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☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

わかば保育園 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

新聞の中央(ちゅうおう)に太い木の幹(みき)と覆い(おおい)かぶさるような木の葉(このは)、さらに左上にはお天道様(おてんとさま)がある、大胆(だいたん)な構成(こうせい)のかべしんぶんです。右側(みぎがわ)から「もったいないことしてないかい?」とマンガキャラクターが といかけるのもほかにはない工夫(くふう)で、おもしろい表現(ひょうげん)と思いました。

ほいくえんのこどもたちにとって自然(しぜん)の中であそぶのはとても大切なことで、その上、牛乳パック(ぎゅうにゅうぱっく)で葉書(はがき)を作ったり、エコキャップあつめやむだな電気をつかわない、近所(きんじょ)のゴミひろいなど大人でもなかなかできないようなテーマを取り上げ(とりあげ)ているのはすばらしいことです。
お友だちやおうちの人にもこのエコ活動(かつどう)のテーマ「もったいないことをしてないかい?」のはなしをしてくれるようにねがっています。きっと大人はみんなおどろくと思いますよ。

サポーターさんへのとっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

今回の新聞を読んでみて、園児の手がかべ新聞づくりにあまり加わっていないような印象を受けました。きっと木の幹になっている部分の切り紙細工は保育園児の手わざだと思いますが、それ以外は大人の手仕事の印象を受けました。
こんな場合には樹木の緑色の部分も保育担当からの応援を得て、この部分も園児の手で切り紙細工を製作するなど、しっかりした作品としてまとめることも園児に体験させたいなと思いました
僕も出前授業でいろいろな教育活動を担当することがありますが,学習のねらいと達成の目標は、いつも先生や保護者のみなさんから聞かれたら、すぐにこたえられるように紙に書いて準備をしています。園児たちが感じたハガキ作りやゴミ拾いの達成感は、このかべ新聞の中から伝わってきますが、ひとりひとりがかべ新聞を作った達成感も感じ取れるような工夫にも取り組んでほしいと思いました。

 

彦名地区チビっ子環境パトロール隊 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

ロシアからやってきた友好団(ゆうこうだん)に彦名地区(ひこなちく)チビッ子環境(かんきょう)パトロール隊(たい)のみんなのエコ活動(かつどう)を伝え(つたえ)たという記事(きじ)をみて、先進的(せんしんてき)な取り組み(とりくみ)をしていることにおどろかされました。

小さな文字のかべ新聞でしたが、じっくりと読んでみると,6つの活動を続け(つづけ)ていることがわかりました。
紙すき、はい油ろうそく、分別ゴミ、環境(かんきょう)パトロール、わりばしリサイクル、自分の家でできるエコ作戦(さくせん)、そしてこれを伝え合う活動です。写真(しゃしん)も文字もくわしく取材(しゅざい)がなされていてとても興味深く(きょうみぶかく)読みました。あそびを通して自然体験(しぜんたいけん)やクラフトをするのはとても重要(じゅうよう)な活動です。長く続けてほしいと思います
君たちの活動の場所(ばしょ)が公民館(こうみんかん)などに決まっているのなら、このかべ新聞をはりだして宣伝(せんでん)をしてください。みんなの活動を知ってまわりの人たちはきっとおどろきますよ。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・

全体(ぜんたい)に文字が小さくテーマごとのお話の流れがわかりにくいように感じ(かんじ)ました。ひとつひとつの話題(わだい)はよくわかるのですが、それらがどのように組み合わさって学習につながっていくのか、もう少しつながりを工夫(くふう)してみて下さい。
もちろん、学んだことを伝えることも大切なことと思います。たとえば、環境パトロールなどは事例(じれい)の少ない取り組みなので、次回(じかい)はこれを大きく取り上げて、地域(ちいき)活動の目玉にするようになれば、ロシア友好団に続いて特色(とくしょく)がはっきり出てくると思いました。ぜひとも工夫してみましょう。

 

メダカみ~つけ探検 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

標題(ひょうだい)「水のいきもの2」のとなりにメンバーの名前を書いてくれたのはわかりやすくていいですね。よい工夫(くふう)と思いました。中海七珍(しっちん)はいろいろなかべ新聞でも取り上げ(とりあげ)てくれますが、どんな特徴(とくちょう)があるのか説明(せつめい)した例(れい)をみません。どこかで説明してくれると地元の人にも地方の人にも理解(りかい)が深まる(ふかまる)と思います。ここでは実際(じっさい)に食べた話も載っ(のっ)ているので、その感想(かんそう)もおもしろいですね。

開講式(かいこうしき)で早速(さっそく)ゴビウスへ出かけた話が載っています。
僕(ぼく)もゴビウスがハゼ科の学名だということを知っていますが、初めて(はじめて)の人も多いので、ここでは宍道湖自然館(しんじこしぜんかん)の愛称(あいしょう)だということをちょっとだけ説明(せつめい)しておくといいですね。
メダカを見つけたという記事(きじ)には自然体験(しぜんたいけん)の大切さが書かれていますが、メダカを網(あみ)に追い込ん(おいこん)でつかまえたのは少しかわいそうです。小さな魚は水がにごるとえらから新鮮(しんせん)な水が入らなくなって死ぬ(しぬ)ことがあります。それほどすばやく泳ぐ(およぐ)魚ではないので小さなたもあみでさっとつかまえると魚も元気ですよ。野生の生き物(いきもの)が元気に観察(かんさつ)できるように、次回ためしてみて下さい。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・

それぞれのプログラムのおもしろさはわかるのですが、全体の展開(てんかい)がわかりにくいですね。
体験学習(たいけんがくしゅう)に的(まと)をしぼってみるのもよろしいかと思いますよ。かべ新聞(しんぶん)の真ん中(まんなか)あたりに水鳥公園でつかまえたメダカのスケッチが載っ(のっ)ています。初めて見る人でもメダカがこんなに太ってはいないと感じると思います。自分で書いたスケッチを図かんや実物(じつぶつ)と見くらべてみてください。
目の位置(いち)やひれの形と位置、尾(お)の広がり方などメダカの特徴(とくちょう)がよく表れ(あらわれ)ていないとメダカだとわかりません。目はもっと上で、体は背(せ)が弓のように丸く、お腹(おなか)より胸(むね)のまわりが太くなっていること、胸(むね)ひれと尾びれはぴんと伸び(のび)ていることなどを忘れる(わすれる)とメダカらしさがなくなります。この特徴(とくちょう)は忘れ(わすれ)ずにえがきこんでおきたいと思いました。

 

YONAGOジャングルエコ探検 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

ジャングルエコの集大成(しゅうたいせい)という標題(ひょうだい)で、生き物(いきもの)観察(かんさつ)会、野鳥観察会、食べ物探検(たんけん)、中海体験クルージング、岸本(きしもと)ガーデンプレイスの5つが赤色紙に取り上げ(とりあげ)られています。ここでは中海七珍(しっちん)が記載(きさい)されていますし、その料理も載っ(のっ)ています。「探験」は「探検(たんけん)」の間違い(まちがい)ですね。
また、ゴビウスでたくさんの生き物(いきもの)に出会った感動(かんどう)が書かれています。この感動は水鳥観察会や岸本(きしもと)ガーデンプレイスでもたくさんの生き物(いきもの)を観察しています。とくに岸本(きしもと)ガーデンプレイスでは「森の中のすずしさ」に気がついていますね。五感(ごかん)を使っ(つかっ)て自然(しぜん)を理解(りかい)することは大切なことで、ぬるぬるしたり、冷たかっ(つめたかっ)たり、熱かっ(あつかっ)たり、自然はいつもやさしく教えてくれます。観察には五感(ごかん)を十分に活用してみましょう。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・

小見出しが赤い色紙に赤い文字で書かれていて、読みにくいと思いました。
切り紙やイラストで5つのテーマで記事(きじ)をまとめた工夫(くふう)のあとが見られます。文字が横書き(よこがき)で統一(とういつ)されているのはいいのですが、かたむいて文字が貼り(はり)つけられていて、かべ新聞を壁(かべ)に貼り(はり)つけた時には読みにくいのではないかと懸念(けねん)しています。また、写真(しゃしん)が小さいように思います。たくさんの友達(ともだち)が写っ(うつっ)ている写真はもう少し大きな印画(いんが)紙で印刷(いんさつ)して貼りつけたいと思いました。

 

それ行け 中海探検 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

標題(ひょうだい)の大きな文字が特徴(とくちょう)をよく表し(あらわし)ています。
ちょっと残念(ざんねん)なのは「友達(ともだち)」の漢字(かんじ)がまちがっています。標題だけにまちがいに気づいた人は、先に進ま(すすま)ずこまりますね。これからは気をつけましょう。
また、この新聞もメンバーのリストが載っ(のっ)ていますが、リーダーとサブリーダーという役割(やくわり)をしています。これは大事(だいじ)なことで、いろいろなことを進める(すすめる)ためには年齢(ねんれい)や実力(じつりょく)とは関係(かんけい)なく、役割を決め(きめ)て行動(こうどう)することがとても大切な訓練(くんれん)になります。
物事(ものごと)をスムーズに決めて、安全(あんぜん)な行動や学習(がくしゅう)のまとめなどにも、この役割を置く(おく)ことは役立ち(やくだち)ます。
さて、かべ新聞をみると水質調査(すいしつちょうさ)、体験(たいけん)クルーズ、ゴズつり、ゴビウス、ホタル観察(かんさつ)会などたくさんの活動(かつどう)を続け(つづけ)ていることに感心(かんしん)し、それぞれのまとめもよくできていると思いました。活発(かっぱつ)に活動している写真(しゃしん)やスケッチなども工夫(くふう)がみられ、すばらしいと思いました。
 

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・

中海の解説(かいせつ)のために中央(ちゅうおう)下にパンフレットのような印刷物(いんさつぶつ)を貼り(はり)つけていますが、遠くからは読めませんでした。その上に中海の食材(しょくざい)を使っ(つかっ)た料理を作っている写真(しゃしん)がありますので、ここで中海の生き物(いきもの)の解説をもう少ししてほしかったですね。そうすればホタル観察会や十神山(とがみやま)の観察とも連動(れんどう)していろいろな場所(ばしょ)にいる生き物(いきもの)と友達(ともだち)になることを説明できたのではないでしょうか。
ゴシドウでも標題(ひょうだい)の漢字(かんじ)の間違い(まちがい)は、直しましょうと申し上げ(もうしあげ)ておきます。これを防止(ぼうし)するためには、一度(いちど)書いた原稿(げんこう)を別(べつ)の人が読んでまちがいを探し(さがし)てもらい、まちがっていたら直すことです。専門的(せんもんてき)な言葉(ことば)では校正(こうせい)といいますが、かべ新聞(しんぶん)の正確(せいかく)さを保つ(たもつ)ためには必要(ひつよう)な作業(さぎょう)です。ぜひ、ためし下さい。

 

イオン日吉津チアーズクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

タイトル、大きい見出し、小さい見出しと本文、どれもバランスがとれてわかりやすいと思います。
テーマごとに色をかえた工夫(くふう)もよくできています。また、エネルギーへの関心(かんしん)を実際(じっさい)に調べ(しらべ)てみるのはすばらしいことで、今後、わたしたちがエネルギーをどうすればいいのかについても考えてみているのは、他(ほか)にも例(れい)が少なく大切な活動(かつどう)と思います。
太陽光発電(たいようこうはつでん)の勉強(べんきょう)も大切です。米子ガスでの体験学習(たいけんがくしゅう)では、都市(とし)ガスの臭い(におい)の元はTBM(t-ブチルメルカプタン)で、プロパンは卵(たまご)の腐っ(くさっ)た臭い(におい)でメルカプタンを使っ(つかっ)ていることなど、ちがいがあることを学習しています。大人の見学会でもここまでは解説(かいせつ)しないのではないでしょうか。貴重(きちょう)な体験になりましたね。もう一つはふるさとの森で苗木(なえぎ)の里親運動(さとおやうんどう)で、ヤマザクラを選ん(えらん)だのはどのような理由(りゆう)でしょうか。これも調べ(しらべ)てみるとおもしろいと思います。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・

かべ新聞(しんぶん)全体(ぜんたい)をみると気がつくと思いますが、使っ(つかっ)ている色の数が少ないように感じ(かんじ)ました。
デザイン業界(ぎょうかい)では、こんな状態(じょうたい)を「ねむたい」という表現(ひょうげん)をします。みなさんの色鉛筆(いろえんぴつ)はたくさんの色があると思いますので、えんりょせずに強い色や激しい(はげしい)色の組み合わせがあってもいいと思います。
その方が元気いっぱいな感じを表す(あらわす)ことができると思います。それから写真(しゃしん)をあちこちに貼っ(はっ)ていますが、かべ新聞(しんぶん)の余白(よはく)がまだありますので、もう少し大きくしてとなりの文字にかぶさっているとか、解説(かいせつ)を書いた吹き出し(ふきだし)の色も変え(かえ)てみるとか、注目(ちゅうもく)させる工夫(くふう)がみられるとおもしろくなりますよ。

 

品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html

師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html