2019.07.31 掲載
静岡県は15枚の応募があったよ!その中から2枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
富士市「原田湧水クラブ」 |
富士市「いずみっ子クラブ」 |
原田湧水クラブのみなさんへ
師範から一言!
原田湧水クラブのみなさん、こんにちは!
みなさんが作ってくれた壁新聞は、とってもすばらしいですね。それとみんなが住んでいるところは身近に自然がいっぱいあって、うらやましいです。その自然の中に絶滅危惧種のサワトラノオがいる、木ににているハコネサンショウウオがいる、とってもきれいな滝川には、きれいな水にしか生きないルリヨシノボリやカジカ、サワガニがいる、赤ドブ池にはギンヤンマやクロイトトンボのヤゴがいる、などなどふつうのところでは、発見できないようなめずらしい生き物がいるのもとってもうらやましいです。
原田湧水クラブの活動のうらやましさは、書きましたが、それと同じくらいすばらしいことは、他のクラブや地域の人たちといっしょになって活動していることです。
浮島ケ原自然公園では、約84種類もいる動植物を守るために地域住民の方々と協力して外来種から守る活動をやっています。特筆することは、絶滅危惧種のサワトラノオを守る活動を一生懸命にやっていることでしょう。守るだけでなく多くの人たちにサワトラノオを知ってもらうためにガイドもやったのですね。ガイドのようすが写真で分かります。サワトラノオの花のぼうし(サワトラノオの花の写真をみたらそっくりでしたよ)をかぶってガイドをしたようですね。楽しくて良かったね。
愛鷹レンジャーと一緒にハコネサンショウウオの調査をやりました。富士山のふもと、愛鷹山の川、赤淵川の源流で毎年、調査をやっているのですね。今年は、去年と比べるとちょっと少なく、大1、中3、小9匹で計13匹、去年は40匹でした。台風のえいきょうかもしれないよね。ハコネサンショウウオは木に似ているので(写真を見ると本当に木に似ているね)、しっかりとさがさないと見過ごしてしまうかな。なぜ、毎年、調査をやるのかもしっかりと分かっていて、すばらしいと思います。
旭化成エコトープの人たちとも仲良く、観察会をやったのですね。ナゾのキノコ発見!
サンコダケと言ってとてもくさいキノコのようですね。だれも食べないので毒があるかどうかも分からないのですね。旭エコトープのどんぐり帽子のどんぐりは、原田湧水クラブのせんぱいが植樹した木の実だそうで、旭エコトープともふしぎな縁でつながっていました。
ヤゴ救出大さくせんは、常葉大学のかす屋先生に協力してもらいながらやったようですね。
外来種の水草を抜き取って、トンボのヤゴを救出したのですね。都会ではトンボもめずらしいです。従って、ヤゴを見つけるチャンスもほとんどありません。みんなは、いいところに住んでいるなーとつくづく思います。救出したヤゴは、赤ドブ池に放すのですか?だれかが飼ってトンボにするのかな?
リース作りは、富士市の公園で拾った木の実を使ったようですが、約120種類の木の実を拾ったようで、ビックリしました。こんなにたくさんの木の実があるのですね。木の実を食べる動物や鳥には、うれしい公園ですね。リースを作りましたが、これはクリスマスや新年の飾りとして使うのかな?
この壁新聞には、一緒に活動した外部の方からもエールメッセージがたくさん書いてあります。富士市で開催する環境展や自然展示会などにも、この壁新聞を出しているだろうと思います。多くの市民やほかの地区の方にも壁新聞とエールメッセージを見て頂きたいなーと感じました。
とっておきのゴシドウ★
こんなにたくさんの活動をして、みんなが自分の字で壁新聞を作りました。写真もたくさんありました。字もたくさんありましたが、工夫をしてありましたので、楽しく読みました。
最後の感想がまたすばらしかったですよ。
1.富士市の自然の良さをたくさんの人に知ってほしい!そのためにみんなは、ガイドをしています。
2.住んでる町が好きになってきた。3と深い関係がありますが、身近にすばらしい自然があることに気がついたので自分たちが住んでいる町は、大切にしないといけないなーと感じたのでしょう。
3.意外と身近に自然がある。これはやはりこどもエコクラブに入って、自然と接する機会が増えたことによると思います。
4.活動することに義務感でやったら長続きしません。楽しくなければ長続きしないよね。絶滅危惧種のサワトラノオのぼうしをかぶる、ルリヨシノボリやハコネサンショウウオ、ヤゴなどのめずらしい生きものを見つけることも楽しかったと思います。自分なりの工夫で工作することも楽しかったと思います。
次回の壁新聞では、観察など、続けている結果がどうなるかを書いてください。それと新しい活動などもあると良いかなー?
いずみっ子クラブのみなさんへ
師範から一言!
いずみっ子クラブのみなさん、こんにちは!
田宿川にはヒミツがいっぱい!!と言うことでみんながじっさいに田宿川に行って、そして川にも入ってけいけんしたこと、みつけたことを書いてくれた、とってもリアリティのある新聞です。
さいしょにふじさんがどうやってできたかを分かりやすく絵でせつめいしてくれました。
ふじさんのもとは、せんこみたけ(先小御岳)だったのですね。せんこみたけがふんかしてこみたけ(小御岳)ができました。つぎにこみたけがふんかして、こふじ(古富士)ができ、またこふじがふんかして、今のしんふじ(新富士)ができたのかな?こんなふうにくわしく絵でせつめいしてくれて、どうもありがとう。よくわかりました。
それだけでなく、とってもきれいな、すきとおったわき水や田宿川がどうしてできたかをわかってもらうためには、じめんのようすをまずはじめに知ってもらうことがひつようなのですね。そうなんだね。地下にしみこんだ雨の水がわき水として出てきたので、きれいな、すきとおった水なんだね。
きれいだけではなく生きものもたくさんいるようですね。ナガエミクリという水草がはえていて、きれいな水に生きている虫やエビやカニや貝などいろいろな生きものが生きているのですね。ゲンジボタルのようちゅうもいます。アユもいるんだね。こういう虫や生きものをみんなは見たり、さわったりしたのかな?きれいな水に生きている生きものをカードのように別にして、新聞にくっつけてくれたので、よくわかりました。
クイズでザリガニがいるか?となっていましたが、これはアメリカザリガニのことですか?アメリカザリガニは、きれいな水からとってもきたない水でも生きているだいひょうてきな生きものですが、田宿川にもいたのですか?アメリカザリガニは外国から日本にきて、ぜんこくでいっぱいふえた生きものです。日本から昔からいるザリガニの住みかをうばっている生きものです。アメリカザリガニは、つかまえたらもとのばしょにもどさないようにしています。田宿川にたくさんいたら問題ですね。
田宿川でみんながあそんでいるようすが書いてあります。とってもきれいで、たぶん、つめたかった川であったと思います。こんなけいけんは、ふつうのこどもたちにはできません。みなさんはとってもすばらしいけいけんをしたのですよ。
とっておきのゴシドウ★
この新聞のすばらしさは、みんなの手で書いたぶんしょうや水草の絵、かにやエビ、さかなの切り絵などがたくさんあることです。じぶんたちの新聞になっています。
これらの生きものをほろぼさないように、ごみをすてたり、きたない水をながさないように川をきれいにしましょう。とみんなが書いてくれています。
ぜひ、そのようにみんなもがんばって気をつけましょう。
つぎの新聞には、どんな絵があるか?どんなはっけんがあるか、たのしみにしていますよ。
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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