2017.05.24 掲載
北海道は「こどもエコクラブくしろ」から応募があったよ!
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!
こどもエコクラブくしろのみなさんへ
師範から一言!
結成20周年のこのクラブは,毎年の応募(おうぼ)作品を拝見(はいけん)して,活動の実力も表現力(ひょうげんりょく)も並(なみ)外れた力があることを楽しみにしています。どの記事も本で調べて観察をし,科学的な調査(ちょうさ)などでも破(は)たんのない実証(じっしょう)的な記事になっています。余程(よほど),サポーターの支援(しえん)が的確(てっかく)なのだと思われます。また,壁新聞(かべしんぶん)上段(じょうだん)のエコロジカルあくしょん2016を見ると,壁新聞に取り上げた以外の沢山(たくさん)の学習体験,外来生物の捕獲駆除(ほかくくじょ)活動,湿原(しつげん)の自然再生(さいせい),清掃(せいそう)活動などが細かい文字で書かれています。このような地道で継続的(けいぞくてき)な活動はすばらしいと思います。子どもたちからのアピールでも「先輩(せんぱい)たちから引き継(つ)がれた活動を行っている」と誇(ほこ)らしく書かれていることに感動しました。
もう一つは,沢山(たくさん)の活動からヘイケボタルとエゾヤマアカガエル(学名ラナ ピリカを覚えましたよ)を取り上げて集中して記事を書かれていることです。沢山(たくさん)活動があればつい記事を載(の)せたくなりますが,ここではテーマをしぼり込(こ)んで,生活史(せいかつし)などを明らかにすることで読者の理解(りかい)を深めることに成功していると思いました。
とっておきのゴシドウ★
ヘイケボタルの生活史(せいかつし)を面白く判(わか)りやすい図面で説明してくれました。この図はそのまま理科の教科書にだって載(の)せられそうですね。もう一つのエゾヤマアカガエルの一生も生活史の図にすると面白いと思いました。作り方を考えてみて下さい。
この壁新聞(かべしんぶん)には,サポーターからも長いメッセージが来ています。「自分らの活動を判りやすく伝える」ことを目標に壁新聞を作ったと書いています。分担を決め,文字をそろえたり,カットや図表を工夫したそうで,その努力は実を結んでいます。大切なことの本質(ほんしつ)は,「自分の活動で感動したことを」わかりやすく伝えることだと思います。「感動を伝える」ことはコミュニケーションするということです。毎年,年間の活動を壁新聞にまとめることの大切さだけでなく,知ることのできた感動を知らない人に伝えて感動をともにすること,これが先輩(せんぱい)から引き継(つ)がれた宝(たから)ではないでしょうか。20年間続けてきたこの伝統(でんとう)をこれからもつないでいただきたいと願っています。
品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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2016年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201703311342.html
2015年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201603301552.html
2014年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201501071712.html
2013年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html