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【壁新聞道場!】たのもーーーう!栃木県 その⑨

2016.11.16 掲載

栃木県は21枚の応募があったよ!その中から壬生町の3枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
 

栃木県 その① その② その③ その④ その⑤ その⑥ その⑦ その⑧

壬生町

「キラキラクラブ」 「にこにこクラブ」 「すまいるクラブ」
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キラキラクラブのみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

キラキラクラブのみんなが作ってくれた「きたっ子の森のひみつ」壁新聞は、とってもすばらしいですよ。なにがすばらしいかというと、春、夏、秋の3つの季節にわけて、その季節のすばらしさを発見してくれたことです。もう一つ、新聞のタイトルの文字、森を木のえだでかいてくれたことです。

あつい、さむい、風がゆっくりとふく、台風のように強くふく、雨がしとしとふる、雨がざーざーふるなどで季節を感じることもあるでしょう。でもキラキラクラブのみんなは、きたっ子の森の中で季節をさがしました。森の中に入るとあつさ、さむさもやわらぎます。風もゆっくりとなります。雨もふってるのか、と感じるように少しになります。町の中で感じる季節が森の中では、ちがうところにあるようです。
そんな季節を森の中でさがしてくれました。

春は冬のさむいときにねむっていた虫が動き出すのかな?ヘビもカエルもねむりからさめて、うごきだしたようですね。木や草の葉っぱもかれていたのが、わかばがめを出しましたね。シイタケも大きくなってきたようですね。キラキラクラブのみんなが春をいっしょうけんめいさがしてくれたようすがよくわかります。

カエルやヘビはこわかったかな。でもかえるを手で持っている子もいましたね。そっとさわればかえるも安心しているみたいですね。ハチは手でおいはらうなどするとこうげきしてくるから気をつけましょう。しずかにみまもっているとこうげきはしてきません。カエルやヘビやハチだって、にんげんはこわいと思っているのでしょうから、何もしないよ!としていればだいじょうぶです。なかよしになりましょう。

夏はやっぱり虫や生きものがたくさんいますね。それとくさのせがたかくなって、くさむらはかくれんぼをするには、ちょうどよいかな?みんなのだいすきなクワガタやセミも見つけましたか?森の中にいると風がすずしいとみつけてくれた子もいました。よく気がつきましたね。森があるだけで風がすずしく、きおんもひくいですよ。しょうらいは栃木県も日本も世界もきおんが高くなるようです。森がいっぱいあるときおんもそんなに高くならないでしょう。木をだいじにしたいですね。

おやこかんきょうきょうしつで、森であつめたざいりょうでしゃしんたてをつくりました。
木のえだをくふうしたり、葉っぱもつかってみました。木のみもかざりました。みんなのさくひんをおうちのひとにあげるととてもよろこんでくれたと思います。おうちの人といっしょにつくりました。のこぎりもつかえましたね。しゃしんたての中に入れるしゃしんは何を入れるのかな?しゃしんたてをおうちのげんかんにおくのもいいね。みんなのべんきょうするつくえにおいてもいいなー。だいじにしようね。

秋はやっぱり森の中にはたからものがいっぱいあったようですね。そうです!どんぐりがいっぱいおちていました。ドングリマラカス、ドングリケーキのペンダント、ブレスレッドやネックレスもつくれたようですね。ドングリだけでこんなにいろいろなものがつくれるのですね。みんなのくふうする力がすごいです。秋のもう一つのたからは、葉っぱがみどりからきいろやちゃいろ、あかいろになるのもあるよね。いろがへんかした葉っぱもくふうするとおもしろいものにへんしんすることを、みんながおしえてくれました。おめんができました。きんぎょすくいにつかうのはびっくりです。たからものをかくすことにもつかえるのだね。わたしは、かれはをいっぱいあつめて、山のようにして、そこにうえからとびこむことをみんなでやりました。かれはプールといいます。とってもきもちがいいですよ。こんどやってみたらどうでしょうか?きょうしつは森の中!ってかいてありましたが、そのとおりですね。いろいろくふうできるものが、森の中にあります。みんながざいりょうをさがす目とくふうするあたまをつかって、おもしろいものができますね。

私はおりがみでモミジをつくります。夏のモミジはみどりいろのおりがみをつかいます。そうすると葉っぱがみどりいろのモミジになります。秋のモミジをおるときは、赤色やきいろのおりがみをつかいます。とってもきれいなモミジになります。こんどみんなにあうときがあったら、おりがみでつくったモミジをあげたいです。

このつぎのかべしんぶんでは、なにをみつけてくれるかな?たのしみにまっていますよ。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

おじいちゃん、おばあちゃんのかんそうにもかいてありましたが、みんながくふうしてプレゼントをつくったことがたいへんすばらしいことです。これからも、みんなはじぶんのまわりをよくみて、たからものやきせつをさがしてください。

さがしかたのヒントは、目、みみ、口、はな、そして手やあしやほほをつかって、かんじることでたからもの、きせつをさがすことです。目で見る、みみできく、 はなでにおいをかぐ、口であじをかんじる、手やあしやほほでさわるの5つのちからをつかうといろいろなものがみつかるはずです。

 

にこにこクラブのみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

にこにこクラブが作った壁新聞“SAVE THE FUTURE”は、みんなが実践・実行したことがかんけつに表現してあり、たいへん分かりやすい新聞になっています。

みんなが作った壁新聞がすばらしいことの一つ目は、かんけつに表現してあり、実行したことを写真にすることでみんなの活動のようすがよくわかることです。

二つ目は、「めあて」に書いてある“自分たちができる身近なことを考えて、実践する”ということです。自分たちで考えて、実践・実行する、これほどすばらしいことはありません。人から言われてやるのではなく、自分たちで考える、良いですねー。

三つ目は企画書を書いたことです。頭の中だけで考えるだけでなく、文字にしてみる。考えたことがまちがっていないか?ぬけていることはないか?やるじゅんばんはこれでいいか?だれがやるか?などがはっきりします。紙に書いてみることは、みんなが大きくなって社会に出てかつやくするときに、おなじようなけいけんをすると思います。今からこのようなくんれんをしておくのは、たいへんすばらしいことです。

間伐をする!なぜ、間伐が良いのか?そうです、木と木の間を広げて、太陽の光がすべての木にあたり、元気よく木がそだち、のびるのですね。木がそだち、のびるということは、木が二酸化炭素CO2をよく吸収することです。地球温暖化の原因の一つが、空気中にCO2がたくさん増えたことです。そのCO2を吸収すれば、温暖化の進みがおそくなります。

木や草を切るのは良くない!自然のままが良いのだと言う人がいますが、そんなことはありません。昔の人たちは、自分たちのうらやまの木を間伐して、切った木を炭にして、自分たちのエネルギーとして使っていました。里山です。余分な木を切ることで里山の森林は、長い間、健康で元気にそだち、生き物もたくさんいました。生き物と人間と自然が調和してなかよく生きていました。

間伐をするだけでなく、切った木からコースターを作りました。一人一人が好きな絵をかいたようですね。記念品ができてよかったですね。コースターを見るたびに自分たちがやったことを思い出し、その意味(地球にやさしいことを実践した)を考えることにつながります。

植樹をする、グリーンカーテンを作ることも実践しましたね。間伐をした後、あるいは、木が少なくなった山や土地に植樹をすることが、ひつようなことはみんなもよく分かっているようですね。今回は、土にかえる紙ねっこんをつかって、なえ木を植えたのですね。ちょっとむずかしかったようですが、早く大きくなってりっぱな木になると良いですね。グリーンカーテンもそうですが、木、植物が元気にそだつためには、土づくりがとても大切です。みんなも大きくりっぱな大人になるためには、自分のまわりの人の環境、自然の環境、勉強の環境、いろいろなしせつの環境、生活の環境などが良いことがひつようだと思います。

木や植物の土と同じです。

グリーンカーテンで温度がどのくらい下がるかも調べましたね。0.5℃くらい下がったようですね。エアコンの温度を少し上げても良いのでは、という結果かと思います。私たちの生活の中では、エアコンを使うエネルギーが一番大きいようです。CO2をたくさん出しています。エアコンは温暖化をすすめる電気器具です。グリーンカーテンの植物として、ゴーヤを植えたようですね。少しすきまがありますね。もっとすきまなくそだつようにできますので、グリーンカーテンとしての効果は、もっと上げることが出来ると思います。来年はがんばってください。

地球温暖化の進みを少しでもおそくするためには、CO2を出さないことと出てしまったCO2を少なくすることです。今回、みんなが実践した間伐や植樹は、出てしまったCO2をへらすことにつながります。グリーンカーテンは、エアコンの温度を下げる、あるいはエアコンを使わなくてもすずしくなるとしたら、CO2を出さないことにつながりますね。

廃油からローソクを作ることは、資源をムダ使いしないことにつながります。資源は無限にあるわけではありません。ムダ使いしないことを経験しました。身の回りでムダに使っていることはないだろうか?と考えるきっかけになるとても大切な実践になっていると思います。

自分達だけで環境の問題を解決するのは大変です。みんなも考えているようですが、まわりの人たちもまきこんで多くの人と力を合わせて、温暖化の問題やエネルギーの問題、資源の問題などを進めていこうとしているのは、大変すばらしいことです。

来年の壁新聞では、どのようなことに取り組み、実践しているのか、報告が大変楽しみです。

なお、二酸化炭素のCOの2はCOの上側ではなく、下側に書くようにして下さい。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

使った油を有効活用するということで、せっけんを作ったり、ろうそくを作ることが出来ます。みんなはろうそく作りにチャレンジしたのですね。クレヨ ンでいろいろな色にしました。からあげのにおいも良いけれど、アロマオイルでにおいをちょうせつするなどの工夫もしたようですね。みんなで作ったろうそく は、クリスマスの時やお祝いの時にでもつかうのかな?楽しみですね。

私は、木のみきにくっついていて、はんしょくしている黄色のこけを使って黄色のろうそくを作りました。こけの名前はろうそくごけと言って、ヨーロッパでは昔、黄色のろうそくを作るのに使っていたそうです。みんなも試してみたらどうですか?

 

すまいるクラブのみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━

すまいるクラブの壁新聞「SAVE  THE  FUTURE Ⅱ」を見て、これが小学6年生が作った壁新聞かと、そのすばらしさにとてもびっくりしました。そして大変感激しました。

2012年にエネルギー問題・省エネをやり、13年には3Rを、14年には地球温暖化防止を、そして15年にはエコで国際協力をメインテーマとして実施して来ました。こんなにたくさんの活動をして、エコの良さ、楽しさ、必要性を十分に身に染みたのだが、地球環境を良くし、明るい未来を創るのは、何かもう一つレベルアップした活動が必要だと感じたようですね。

そうです!環境問題を一緒に取り組んでいく仲間をもっと増やさないといけない。すばらしいことに気付きましたね。そこで増やす仲間の人数目標を作りました。自分達36人の10倍にしよう、目標は360人としました。目標はできるだけ具体的な方が良い。その点からもみんなのすばらしさが分かります。

次は目標達成のためにどうやるかです。そうだ!エコもりフェアに出展して、自分たちの活動を紹介すると共に仲間になってくれる人を勧誘しよう。一つだけではダメだ!エコバザーにも参加しよう。参加するからには、ほかの人たちみんなが喜ぶ、欲しい、結構いいじゃないと感心してくれる物を売ろう。たぶん、そうみんなが考えたのだと思います。

そして実行しました。当日の様子にみんながどうやったか、どうだったか、がくわしく書いてありました。ここを読んでもみんなの工夫がいっぱいありました。

エコもりフェアでは、協力してくれた人に手作りのグッズをあげました。参加者に体験してもらうことをしました。ドラマの上映もしました。小学生がやっているよ、ということで参加者はビックリし、感心しました。それで予想外にたくさんの人が来てくれたようですね。すまいるクラブのみんながおどろき、うれしく、うろうろしてとまどっている様子が目にうかびます。良かった!良かった!

仲間が増えて591人になりました。目標を大きく上回りました。おめでとう!

来場者アンケートの結果も数字ではっきりとエコもりフェアでのみんなの活動が、すばらしかったと出ています。

エコバザーで売上金が9,526円出ました。そして緑の羽根に募金しました。みんなの気持ちが地球を救うことに役に立ちます。
こんなにすばらしい結果が出たすまいるクラブの活動は、もっといろいろな所で発表し、栃木県だけでなく、日本全国のこども達に知らせたいですね。

サポーターの方たちのアドバイスやバックアップなどがしっかりできているからだと思いますが、サポーターの顔が見えないのは、どういうことですかね?ちょっと残念な気もします。

すまいるクラブのみなさんのようなこどもが日本全国で増えると、未来の日本は明るいなーと感じました。

 

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

エコバザーでは、やっぱり地元の北っ子の森の木を使った手作り品を販売エコグッズとしましたね。栃木県だからとちまるくんきんちゃくを旗の再利用で作りま した。目の付け所がすばらしいです。ここでも販売するだけでなく、体験コーナーを置きました。みなさんは、エコバザーに参加するに当たり、お客さんの目線 に立って、物の置き方や説明の仕方を考えました。そしてもう一つ大事なこと、お客さんが楽しんでもらうには、どうすれば良いかもしっかりと考えたようで す。お客さんの目線と楽しんでもらう、こんなことを考える6年生のみなさんの立派さに、私は本当にびっくりしました。ふだんからこういうことを考える習慣 が出来ていなければ、できないことです。みなさんは来年は中学生ですね。少し大人の仲間に入るのですね。相手の目線に立つ、楽しくなければいけない、この ことは大人になっても忘れないで、いろいろな場面で思い出してください。

私からのみなさんへの提案は、地球を救おう!から未来の地球を創ろう!に考え方を進化させたらどうかなということです。未来はみなさんが創るのです。みなさんは、そんな気概があふれたこども達だと思います。
どうですか?

来年はみなさんの次のこども達が、どんな壁新聞を作って、送ってくれるか楽しみです。

岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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