2016.08.10 掲載
大阪府は10枚の応募があったよ!その中から2枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
大阪市「大阪ハッケンジャー」
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大阪ハッケンジャーのみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━
大阪ハッケンジャークラブの大阪ハッケン新聞は、サポーターの執念が感じられるすごい新聞です。大阪はもちろん、大阪以外にも足をのばして、トンボを中心にそしてトンボ以外の生きものを調査しています。よくもマーこんなにたくさんのトンボの種類を見分けられ、トンボ以外の生きものもたくさん見分けられるのは、トンボや生きものに興味と関心が高く、長年関わってきたのだろうと思います。それにしてもすばらしい、素人ではなく専門家ではありませんか?
トンボ捕り名人になろう!!メンバーのこどもの息吹が感じられてホッとしました。
網でとる時のコツ、後ろから網をふるのは、とれるだけでなく羽が傷つかなくなる。これは昆虫標本を作る時の大事なポイントですね。それと生き物の習性を熟知して、とるのも生きものを良く知っている人でないとできないアドバイスかと思います。だんだんとこどもが気づいて、とり方を習得できればすばらしいと思います。アメリカザリガニをとる時もザリガニが後ろに下がる習性に気がついて、後ろから手をそえてとると、こどもが書いていた、壁新聞がありました。赤トンボはもどってくるとありましたが、オニヤンマなどもぐるぐると同じ所を飛んでいるようですね。
続アキアカネがいなくなった事件も有名ですね。農薬の影響でいなくなったり、少なくなった生き物がたくさんいますね。メダカもそうですね。農薬で虫がいなくなり、お米がとれるようになったが、美味しくなくなった。同時にアキアカネもいなくなった。アキアカネが虫を食べてくれるのに・・・と歯がゆい思いだと思います。福岡市の※赤とんぼ米のやり方が日本の農家にしみわたるとお米だけでなく本来の自然が戻ってくると思います。一時的な対応ではなく長期的な視点で日本のすばらしい自然と生き物環境を取り戻したいと思います。アキアカネの国を取り戻したいと思います。
※JA福岡の赤とんぼ米は栽培期間中、除草剤はもちろん全く農薬を使用していません。 有機質を主体とした肥料を使用、 化学肥料のチッ素成分は県基準の半分以下で栽培しているトンボにも人にもやさしいお米です。
アキアカネが1/1000になった、を表現している大阪ハッケンジャー②の新聞はとっても分かりやすい表示手段だと思います。実際には1000匹はりつけたかったのでしょうが、500匹でいっぱいになりました。これだけでも、こんなにへったのか!とびっくりでき、分かりやすい方法です。且つ、同じ面積でということを分かってもらうためには、面積も同じにしたいのですが・・・
私も学校へ行き、環境の授業をやっていますが、こども達にどうやったら分かってもらい、気づいてもらうかに頭をしぼっています。そのために体験をする、実験をする授業にしています。言っただけでは、分かっても心にひびくことにはなりません。聞いたことは忘れる、見たことは思い出す、やったことは忘れないを授業の基本的考え方にしてやっています。
1/1000に減ったことをどうやってわかってもらうか?この新聞の表現方法はとっても分かりやすい上手なやり方だと思います。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
それぞれの場所で発見したトンボと生きものをしっかりと記録してくれました。貴重な資料です。これだけの記録を次にはどうまとめるのか期待しています。地域特性や季節特性などをまとめて、マップ化してみると何か面白い傾向なり、特徴が発見できるのではないでしょうか?
来年はこれまでのデータをどうまとめるか?あるいはさらに地域を広げて調べる、他との連携で新たな視点を取り入れた新聞づくりなどなど、期待しております。
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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