2014.12.19 掲載
茨城県は22枚ものかべ新聞の応募があったよ!今回はその中から八溝自然たんけんたいさんのかべ新聞をご紹介!
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
大子町「八溝自然たんけんたい」
☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
八溝自然たんけんたい さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─
八溝自然たんけんたいのみなさん、サシバのすめる里山を作りたい、ということで里山だよりをたくさん貼ってくれたかべ新聞を送ってくれてありがとう。里山だよりを読むと、里山のたんぼに住んでいる生き物調べや、久慈川や押川などの水質や生き物を調べ、野に咲く花も調べました、鳥の声にも耳をすましました、生き物調べなどとともに水の勉強をしたりとたくさんの活動をしたことが良く分かります。
たんぼってお米を作るために大事だなーとは、町のこども達も分かっているようですが、八溝自然たんけんたいのかべ新聞を見ると、もっともっといろいろと大事な役割があることが分かります。いろいろな生き物が生きている、その生き物をエサにして生きている生き物もいます。生き物って虫や魚だけではありません。草や花など植物も生き物ですね。田舎の風景を作っている。いいなー。田舎の生活も支えてもいるんだね。
でも活動してみて、田んぼや川に住む生き物が少なくなってる、サシバやいろんな野鳥も少なくなっていることが分かったのですね。農薬や除草剤でエサになる虫や虫を育てる草などがなくなってしまったからかな?都会でも最近はスズメが少なくなったと言われています。生き物が生きるためには、エサと住むところ、外敵が少ない、いないことが大事です。
都会の家はスズメが住めるような穴がなくなってしまった。外敵のカラスがとても増えたことなどが原因のようです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・
新潟などではトキが増えるように農薬を使わない田んぼで、エサとなるドジョウが生きられるように頑張っている農家の人もいるようですね。サシバが住 める里山とは、住む場所の森をなくさないようにして、エサがたくさんいるようにすることが大切ですね?みんなができることは何だろうか?
農 薬や除草剤にたよらない環境にやさしい農家の人を増やすこと、というのはよく分かります。でも農家の人も生活があります。お米もたくさん作らなくてはいけ ないでしょう。農薬や除草剤でお米がたくさん取れるようにしたいのではありませんか?みなさんはサシバの住める里山にしたい。虫や魚がたくさんいて、草や 花もたくさんあった方がいいなーと思っています。農家の人も幸せになり、みんなも幸せになるには、どうしたら良いのだろうか?ぜひ、みんなで話し合って、 考えて、そして行動することにつなげてほしいと思います。
同じことをまた言いますが、みなさんができることは何なのだろうか?
むずかしい問題を投げかけてごめんなさい。
一 つ気になったことがあります。このかべ新聞を読んでいて、だれがこのかべ新聞を作ったのかな?と疑問に思いました。どうも目線がこどもの目線ではなく大人 の目線になっています。文章も大人の語句の使い方であり、こども達にこうなって欲しい、こうして欲しい、などが目立ちます。たとえば、「わたしたちの活動 のねらい」に子ども達の大切な豊かな人間性を育てる、というのがありますが、わたしたちとは、誰ですか?サポーターのみなさんですか?こども達ですか?
こども達が書いた絵はあります。でも書いた字はあるのかな?こどもの叫びが聞こえてこないのですが・・・
やはりこどもたちが作ったかべ新聞にしたいですね。
上手でなくても良いです。こどもの発想を十分活かして、こどもの字で文章で作ったかべ新聞を期待しています。
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに!
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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html
師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html