2014.09.19 掲載
栃木県は15クラブ、18枚の応募があったよ! 数が多いので何回かに分けて掲載していくので、お楽しみに!
その⑤では5枚の新聞を池田師範がゴシドウしてくれるよ!よろしくお願いしまーす!
宇都宮市「東峰エコキッズ」 |
栃木市「イオンとちぎチアーズクラブ」
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宇都宮市「うつのみや自然探検隊」
② |
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☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
東峰エコキッズ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
メンバーが未就学児ということで、新聞を直接作れないのは残念ですが、すばらしいエコ体験をしていると感じました。
新聞の見出しや構成はサポーターの方が中心に書いているのだとは思いますが、さすが見やすく分かりやすくなっています。「何を食べるのかな?」や「こんなにいいことがあるんだね!」等、記事を読んでみたくなる小見出しだと思います。写真や絵も効果的に使われています。
バケツを使ってウグイを放流している子供たちの様子は、ほんとにうれしそうです。自分で放流したウグイには愛着がわくでしょうし、ウグイとともにウグイの住む川も大切にしながら育ってくれるでしょう。
初めてミミズを触るのはドキドキするものですよね。「やわらかい」「つめたい」といった感想を読んでいると、子供がミミズをつかんでいる様子が目に浮かびます。ミミズと触れ合うだけでも貴重な経験です。ミミズコンポストは、キャベツとバナナを試したのはおもしろいです。キャベツは1週間でも無理、バナナの果肉は数日といった日数が書いてあるので、エサを食べる早さのイメージがわいていいと思います。そのまま入れておくと、いずれなくなるのでしょうか?
サポーターへのとっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
ウグイの放流は「稚魚のうちに増水で流されたり、食べられたりするので..」とありますが、ウグイの住む環境を人間がこわしてしまったということでしょうか?ウグイが暮らしやすい環境を取り戻すのが本質ですので、稚魚が隠れる場所を作ってあげることも考えられます。その川の本来あるべき生態系に近づくといいですね。
コンポストに使われるミミズはシマミミズという種類が多いようで、食べる量は数で大体決まってきます。どんなミミズでもいいわけではないのですよね。何匹くらい入れたのか機会があれば教えてください。また、ミミズは雌雄同体のため2匹いればどんどん増えると思いますので、ぜひコンポストを長く続けてみてください。
アイヌの「人間も自然の一部」という考えは大切ですね。「アイヌ語がおもしろい、おどりが楽しい、着物がきれい」といった感想の他に、子供たちにモノを大切にする心が伝わってくれたことを期待します。
イオンとちぎチアーズクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
テーマが新聞の真ん中に大きく書いてあり、目をひきます。そして、それぞれの記事の小見出し「グリーンカーテンづくり」や「エコテックとちぎでチアーズクラブ活動発表」など、分かりやすく記事が構成されていますね。写真と記事(文字)のバランスもいいと思います。
グリーンカーテンが日に日に育っていく様子を見せるために、5/25、8/11、9/16の写真を使ったのは、とても分かりやすいです。このように時間がたって変わっていくものを記事にするのには、たとえば4か月間写真をとり続けないといけないので大変ですが、その分いい記事になっていますよ。
エコプロダクツ展に来たのですね!参加者も多かったと思いますが、とてもたくさんの会社やグループの人たちがエコに関する活動をしているのが分かったと思います。一人ですることは小さくても、みんなで活動をしたことを合わせると大きな効果につながります。
植樹活動は、おうふく400段も階段を上り下りして行ったのは大変だったでしょうが、いい経験をしましたね。日本の山はこうばいが急なので、木を植えるときだけでなく、切った木を山から降ろしてくるのが大変です。木は植えたら育てて、"使う"ことが大切です。木を使うために切ったら、また新しく植樹をくり返すことで森を育てることにつながります。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・★・・
グリーンカーテンを知らない人のために、何のためにグリーンカーテンをするのかといった説明があると、やってみようと思う人が増えるかもしれません。ソーラークッキングもそれがどんなものなのか説明があるといいと思います。例えば、"火を使わずに、太陽の熱エネルギーを集めて調理ができる!"といった説明です。
エコテックとちぎで、活動発表をしたのですね。発表はきんちょうしたようですが、「伝える」というのはとても重要なことです。この新聞もみんなの活動を伝えるいい手段になっています。発表は、直接会って伝えることができるし、場合によってはコミュニケーションができることもあるので、これからも機会があればどんどん挑戦して下さい。
たくさんの活動内容や学んだこと、体験したことはよく分かりましたので、もっと新聞をよくするために、"どう思ったか"、"これからどうしたいか"なども書いてくれることを今度は楽しみにしています。
うつのみや自然探検隊①の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
「里山だいすき!!」「大切な緑を守ろう!」「緑はみんなの財産!」といったみんなの声や伝えたいことが書いてあるのは、とてもはいいですね。
スライドショーを見ているかのように写真と色紙が配置されていて、おもしろい構成です。
自然の中で見つけた昆虫や植物のことは、名前だけでなく「どんなことに気付いたか」が大切です。写真の横に名前とともに気付いたことが書いてあるので、しっかりと観察したことが分かります。
オニヤンマは飛んでいましたか?それとも止まっていましたか?飛んでいるときは同じところを行ったり来たりパトロールします。止まっているときは、水平には止まらずハネを広げて枝などにぶらさがります。止まり方は、オニヤンマと同じように黄と黒色のしましまのコオニヤンマなど他のトンボと見分けるポイントなので、今度みつけたらじっくりと観察してみてください。
ハガキはタラヨウの葉っぱかな?傷をつけると黒くなって文字のようになるよね。はがき「葉書」の語源といわれ、郵便局の木ともいわれているよ。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
せっかくはってある写真に説明がないものがあるので、"何をしたのかなあ?"と想像することも楽しいですが、それぞれの写真に説明があると親切だと思いますよ。"手に何をもっているのかな?""みんなで何をしているのかな?"など新聞を見ていると気になります。逆に考えると、新聞をみている人に何か伝えたいことがある"写真"をえらんで新聞にのせるというのがポイントです。
山グリはイガの中の実を取り出してみましたか?あのイガを取るのは大変ですよね。クリが好きな動物たち(イノシシやサルなど)は、手ぶくろやクツを使わないで中の実を取り出すのですから、好きなものを食べるための知恵をもっているのでしょう。イガの中からどんなふうに実を取り出すかも、色々と試してみると楽しそうです。
うつのみや自然探検隊②の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
宇都宮の自然をみんなでさがして、楽しかった様子が写真から伝わってきます。新聞の中心近くにある木の枝からは力強さを感じます。そして、新聞にドングリがはってあるアイデアはおもしろいですね!
色紙を切って作った葉っぱは、ギザギザがあるものとないものがあって、葉っぱのみゃくまでついていて、よく観察しているなあと感心しました。葉っぱのギザギザがあるか、どのくらいの大きさのギザギザか、どこにギザギザがついているか、というのが葉っぱを見分けるポイントなので今度じっくり観察してみて下さい。
自然さがしをした日付が「5月3日」と「9月21日」と書いてあるので、春と秋の話題であることが分かっていいですね。
5月のれんげ祭では、アスパラガス、レンゲ、ハコベ、ノビルを食べたのかな?「メッチャおいしかった」という表現から、ノビルが美味しかった感動が分かります。春の身近な草だけに、食べ方におすすめがあったらぜひ教えてください。
9月の戸祭山緑地では、カマキリとセミのぬけがらを見つけたのですね。9月だとカマキリも成虫になっているから、りっぱなカマだけではなく、ハネも付いていたでしょう。緑色のハネの下にはうすくて透明なハネがしまってあって、飛ぶときに見えます。その透明なハネがむらさきに色づいていたらオオカマキリです。今度つかまえたら観察してみてね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
新聞なので全体的にもっと文章があった方が分かりやすくなると思います。「自然をさがしました!!」というタイトルなので、どんな自然が見つかったか説明をつけて、新聞を読む人にぜひ教えてください。
また、たくさんの自然探検隊のメンバーが探したと思うので、みんなの感想が知りたいなあ。
写真だと分からないけど、りっぱな松の木はどれくらいの大きさだったのかな?人といっしょに写真をとると大きさが分かって、新聞をみている人にも分かりやすくなります。例えば小さいものであれば、手のひらにのせてとると大きさが分かりますよね。
セミのぬけがらは、何ゼミのぬけがらだったのかな?あまり気にしたことはないかもしれないけど、ぬけがらを見ればしゅるいやオス・メスも分かります。今後見つけたら何ゼミか、しらべることにチャレンジしてみたらどうですか?
うつのみや自然探検隊③の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
色紙でつくった葉っぱが新聞のわくからはみ出したようにはってあるのが、かべ新聞としてはおもしろいです。葉っぱが立体的にうかび上がってみえます。
「これからやりたいかつどう」が書いてあるのは、とってもいいですね!体験をしてみたら、"どう感じて"、"これからどうしたいか"が大切です。いらなくなったものを捨てないで他のモノを作ってみたり、木の実などの自然のモノを使ってクラフトをしたり、色々と工夫をして楽しんでください。
タンポポとレンゲ草は30分でたくさん見つかったのですね!タンポポやレンゲ草は身近なところにたくさんありそうなので、これから見つけたときに、おいしかったことを思い出して楽しい気持ちになりそうですね。おすすめの食べ方があったらぜひ教えてください。
キノコは木についていたり、足元にあったりするので、いっぱい見つけたのはよく観察しながら森の中を歩いたからだと思います。キノコはかれていく植物を分解して、土にもどすという大切な役割をもっています。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★
大きく4つの記事をていねいに書いてくれたのは良かったと思いますが、色紙の色と文字の色がにているので、文字が見えにくくなってしまっています。せっかくなので、目立つ色の文字にした方がいいですね。「これからやりたいかつどう」に書いてある文章は、色紙の色と文字の色がちがうので、はっきり見えますよ。
森の中に入って気持ちよく感じるというのは、共感する人が多いと思います。私もその一人です。そのように感じたことを新聞に書いてくれて、うれしく思います。なぜそう感じるのかというのは、今も科学的に研究がされていますが、体にいいことがいろいろ分かってきているのですよ。
橋の上からザリガニが見えるなんて、きれいな水なのですね。そのザリガニはおそらくアメリカザリガニです。昔は日本にいなかった生き物で、外国から人間がつれてきました。今ではいたる所で見かけるので、宇都宮のきれいな川にもいると知って、その川に住む他の生き物たちのこれからが少し心配です。
池田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html
師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html