2014.08.22 掲載
滋賀県は6枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から4枚をご紹介!
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!
大津市「大津市子ども会ジュニアリーダークラブKIDS」 |
大津市「大津市立瀬田北中学校 科学部」 |
草津市「志津幼稚園 エコ探検隊」 |
多賀町「多賀町アストロクラブ」 |
☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
大津市子ども会ジュニアリーダークラブKIDS さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
大きな見出し「びわこエコ新聞」が一番先に目に入ります。同時に中央に琵琶湖(びわこ)の地形を入れた6段(だん)組みの構成(こうせい)もとても目を引く、すぐれた表現(ひょうげん)と思いました。
右上には琵琶湖(びわこ)の紹介(しょうかい)、さらにその下の自己紹介(じこしょうかい)では、この会の成り立ち(なりたち)だけでなく、小学生対象(たいしょう)のジュニアリーダー研修(けんしゅう)会を開いて後輩(こうはい)を育てていることにおどろきました。大人の会でもそこまでは用意されていないことが多いのです。これは会が続い(つづい)ていくためには大切な働き(はたらき)ですので、今後も続(つづ)けて下さい。
この新聞で取り上げているのは「びわ湖エコフィッシング」という名前で、三つの目的(もくてき)も新聞の上段(じょうだん)にはっきりと示さ(しめさ)れています。字が小さかったけれど読んでみると、みんなの感動や発見を見つけることができました。
さらに福井県まで出かけて磯(いそ)観察(かんさつ)をしていますね。身近な自然(しぜん)も重要(じゅうよう)ですが、遠くに行くとまた変わっ(かわっ)た自然(しぜん)を観察することができます。新聞にもあるように「生きものっておもしろい」という気持ちが学びになると書いていますが、そのとおりです。自然はいつもとてもやさしく、わかりやすく、私(わたし)たちに自然を教えてくれます。そのことに気がついただけでも、福井県まで出かけた成果(せいか)だと思います。是非(ぜひ)この感動をおうちの人や友だちにも話してあげて下さい。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
このかべ新聞には、大きく分けて5つの記事が掲載(けいさい)されていますが、手書き文字を追いかけると、中央部分が大きく空いているために文章のつながりを見失う(みうしなう)心配があります。そこでそれぞれの記事を色違い(ちがい)の色紙の上に書いてはりつけるとまとまりがでてきます。すこし手間がかかりますが,色紙を選ぶ(えらぶ)ことによってきれいにする工夫(くふう)ができます。
それと写真のキャプション(写真につけた説明(せつめい)文のこと)が自己紹介(じこしょうかい)だけしかありませんので、中央部分にはりつけた写真にもつけてみて下さい。一段(いちだん)と本文と写真との関係(かんけい)がわかりやすくなってくると思います。また、書かれている文字の大きさを原稿(げんこう)用紙などでそろえるともっと見やすくなると思いますよ。次回は工夫してみましょう。
大津市立瀬田北中学校 科学部 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
新聞の題名の代わりに『S.J.H科学部通信 出張版』という面白いタイトルが目を引きますね。紙面は大きく4分割(ぶんかつ)で、一つ目には中学校のことや科学部のこれまでの活動がまとめて記載(きさい)されています。とても優れ(すぐれ)た配置(はいち)だと思いました。
近くにあるびわ湖やそこに流れ込む長沢川(ながさわがわ)の概要(がいよう)が書かれています。最後(さいご)に今年の研究として、昨年(さくねん)の先輩(せんぱい)たちの成果(せいか)である「カナダモによる水質(すいしつ)の変化(へんか)」の再現(さいげん)実験(じっけん)では,カナダモをたくさん入れたから水質がよくなるということはないという結論(けつろん)にいたりました。そのことがかべ新聞に淡々(たんたん)と書かれていて、冷静(れいせい)な科学者の卵(たまご)のように感じました。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
やはり、かべ新聞には新聞タイトルがある方がわかりやすいですね。ここは「出張版」となっていますが、『S.J.H科学部通信 号外』などのようなタイトルをつけると新聞らしくなってくると思います。
かべ新聞の構成(こうせい)は十分できていると思いましたが。小見出しの文字の大きさがさまざまでした。この次には文字の大きさを統一(とういつ)すると美しくなります。また、新聞記事の中を吟味(ぎんみ)すると本文の活字が単調(たんちょう)ですね。重要(じゅうよう)な部分だけはゴシック体にするなど、注目されるような字体や色,罫線(けいせん)など工夫(くふう)ができるとわかりやすくなりますよ。
タイトルのつけ方やレイアウトにはすぐれたものがあると思いますが、やはり写真にはキャプションをつけて下さいね。理解(りかい)を深めるには大事なことと思います。継続(けいぞく)的(てき)なテーマですので、来年以降(いこう)の展開(てんかい)に期待しています。
志津幼稚園 エコ探検隊 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
ようちえんのみなさんが身近な4所へ出かけ、『しぜんとなかよく ともだちと げんきにあそぶこども』というテーマで4ヶ所(かしょ)で探検(たんけん)をして、これをマップにしています。テーマの一つは自然(しぜん)と仲良く(なかよく)なること、もう一つは友だちと元気に遊ぶことの二つで、かべ新聞にのった写真をみると元気な笑顔(えがお)があふれていることから、これらは達成(たっせい)できたようです。注目しているのはドングリやオオバコで遊ぶこと、たけのこ掘り(ほり)など食べ物に直結(ちょっけつ)している稼働(かどう)があることでした。このような実践(じっせん)的(てき)な活動が、子どもたちにも豊か(ゆたか)な感情(かんじょう)や器用(きよう)な指使いを教えてくれることになります。
もう一つのこの新聞の特徴(とくちょう)は,小さな写真も含め(ふくめ)て、写真のキャプション(写真につけた説明(せつめい)文のこと)がすべてについていて本文はなくとも写真だけを追いかけると体験(たいけん)活動の一日の活動内容(かつどうないよう)がわかります。本文がなくとも活動を理解(りかい)していただくためにこのような手法(しゅほう)を使ったのはすぐれていると思いました。
それぞれの記事を取り囲む(とりかこむ)ように同じ色紙の台紙の上に載せ(のせ)て、掲載(けいさい)されています。この方法(ほうほう)はわかりやすい心づかいと感じました。
サポーターへのとっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
標題(ひょうだい)は活字体の文字を使ってきれいに仕上げているのが美しさの特徴(とくちょう)になっていますが、大きく5つの活動ごとの小見出しは長いものも短いものもあり、伝える工夫(くふう)がもう一つほしかったですね。
色文字を使ったり、イラストなども使うと小見出しが引き立つと思いますので、この次には工夫をしてみて下さい。それから各自(かくじ)が書いた感想文など、参加(さんか)した子どもたちの声を原稿(げんこう)にしてのせてほしかったですね。
写真はそれだけで伝える働き(はたらき)が大きいですが、原稿(げんこう)にも参加(さんか)者の意見と感想をのせるといいと思います。また、地図の中にある鳥居(とりい)のようなマークはなんでしょう。遊具でしょうか、きっと小槻(おおづく)神社の鳥居(とりい)なんでしょうね。地図記号とはちがうので気になりました。
多賀町アストロクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
全体が手書き文字で、記事の範囲(はんい)がとてもわかりやすく、縦(たて)書きや横書きがまざっているのにかべ新聞らしい作り方で感心しました。また、取り上げたテーマが宇宙(うちゅう)からゴミ問題まで手広く、それぞれに勉強したことやメッセージなども書かれていて楽しくなりました。
とくに「みんなが幸せになってほしい」という見出しは、このような視点(してん)は初めて(はじめて)のことで、被害(ひがい)にあった人に送ってはげましていることに感動しました。寄せ書き(よせがき)の文字が小さいけれど、富岡(とみおか)町からの声はちゃんと届い(とどい)ていることを確かめる(たしかめる)ことができました。このような交流を大切にして、これからも続け(つづけ)て下さいね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
全部が手書きの文字でバランス良く(よく)書かれています。最近(さいきん)、ぼくのところに届く(とどく)かべ新聞には、全部パソコンで書かれた記事をはっただけのものがありますが、みんなで力を合わせて作ったという印象(いんしょう)は手書き文字の方が強いと思います。
大きな見出し、中くらいの見出し、小さな見出しと内容(ないよう)と色を変え(かえ)て書く工夫(くふう)が見られますね。これはとても大事な工夫です。
さて、本文をみると、縦(たて)書きと横書きを記事ごとに採用(さいよう)していますが、注意深く記事を書いていますが,少し大きさの統一(とういつ)ができていません。これをきれいにするにはます目のある原稿(げんこう)用紙を使って下書きをつくり、それをはりつけるか、下書き重ねて上から新しい紙に少し太めのサインペンで書きなおすときれいに仕上がります。トレーシングペーパーなど使うといいですね。
品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに!
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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html
師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html