2014.08.15 掲載
徳島県は1枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!
☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
ホタルと共に暮らし隊 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
ホタルと共に暮らし隊の2013年ホタル隊の活動テーマ「太陽のチカラ」"自然と調和して生きる知恵"のかべ新聞を隅から隅まで見ました、読みました。とっても素晴らしい新聞でした。感動しました。写真と文章がよく一致して、分かり易い、問題、課題をしっかりと捉えて実態を把握し、次への問題提起も忘れない特級品のかべ新聞です。
真ん中の太陽と周りをホタルとサギソウで彩った太陽の力がまた素晴らしい。テーマがはっきりしていて、そのテーマに沿ったいろいろな側面から太陽の力を表現し、気がつかせてくれる活動内容がピッタリしています。
3人がそれぞれの活動のコメントを書いています。新聞の構成から文章書きも3人が主体で行ったのでしょう。しっかりした、分かり易い内容の文章でした。国語力も十分にある3人と見受けました。
芋作り、出来立て、採りたての芋はとても美味しかったと思います。私はじゃがいもを庭で作りました。今年(2014年)は豊作でした。じゃがいもも出来立て、採りたての新じゃがは柔らかくて、とても美味しいです。野菜もそうですね。自分たちで丹精込めて作ったものは、どういう訳か美味しいですね。太陽の力、太陽の恵みがいっぱい詰まった収穫物です。
梅シロップ作り、干し柿づくり、ソーラークッキングと楽しい、美味しい活動は力が入りますね。徳島県は太陽の照射時間が長いので、ソーラークッキングはちょうど良いですね。私たちボランティアが学校へ行って、ソーラークッキングでお菓子作りをしても、最近は、学校では食べることができません。アレルギーなどの安全の問題や衛生上の問題などで学校は非常に神経質になって食べることはできません。太陽熱で調理できることを見るだけです。残念です。皆さんは、食べたのですね。よかった!
スイッチにステッカーを貼って、どこの電気か分かりやすくして、SW―OFFの行動に結びつける。これも人間の行動心理にかなったやり方です。わからないことには、人間は臆病になり、行動を起こしません。しかし、はっきりとわかったことには人間は反応します。このような地道な活動によって、学校コツコツ削減コンテストでも成果が出たのでしょう。
安全のために会社では、地下などに埋まった配管を地上に出して、"見える化"を進めています。見えないところで何が起こっているか?事故が起きてから原因を探っても遅いです。見える状態にして、少しでも事故を減らすようにしています。環境も安全も"見える化"は大事ですね。
環境を良くする、環境を守る活動に、一発逆転満塁ホームランはありません。コツコツのように一人ひとりが地道に出来ること、小さなことで良いですから継続することで、ようやく成果が出るものです。
よしずで節電、省エネルギーになると言われています。皆さんは実際にやってみました。これが大事なことです。活動してみる、体験してみる、自分たちの目で確かめる。皆さん方の行動力に拍手します。実際に期待した通りであったか?今回の場合は、比較の仕方がちょっと違っていたかもしれません。同じ条件(方角や太陽の当たり方などが同じ部屋、生徒の有無も同じ)でよしずのある部屋とよしずの無い部屋を比較したら、もっとはっきりとした違いが出るかもしれません。でも、今回の実験では、4学級の協力が得られてデータを取ることができました。素晴らしい、学校の一体感ですね。あるいは皆さんの熱意で4つのクラスの協力が得られたのかな?
バイオ技術でサギソウを増やしましょう。これもとてもチャレンジングな課題です。そして難しい課題です。しかし、皆さんは取り組みました。2年後が楽しみな活動です。下級生に引き継いでぜひ、成功させたいですね。私のふるさと栃木県にもサギソウがたくさんあります。今、私の住んでいる神奈川県の庭に植えたけれど1年でダメにしてしまいました。どうやったら毎年咲くようにできるのですか?教えてください。サギが飛んでいるようすの花がいいですねー。
この次はどういうテーマにするのかな?同じテーマ「太陽のチカラ」でもいろいろな切り口がありますから、継続しても良いでしょう。次のかべ新聞を楽しみに待っています。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
この新聞の素晴らしさは、的確な、テーマに沿った自分たちの活動の紹介ができていることだけでなく、この新聞を読んだ人が教えられることがたくさん書いてあり、そしてしっかりとした文章で書かれており、とても勉強になる新聞であることです。中学生ってこんなに素晴らしいことに気付き、書いて、発信できる学年であることにも感心しました。
太陽光発電の現状認識と将来への課題を書いてくれました。日本の現状は再生可能エネルギーの割合が少なすぎますよね!自然の力を利用したエネルギー、太陽光、太陽熱、風力、地熱、波力エネルギーなどたくさんあります。例えば1年間に日本に降り注ぐ太陽のエネルギーで、日本人1億2000万人が1000年間生きられるというデータがあります。あるいは、地球上に到達する太陽光のエネルギー量は1平方m当たり約1kwです。
太陽光のエネルギーは傑出していますが、ほかの再生可能エネルギーを含めて、どうして普及しないのか?普及させないのか?お金だけの問題ではないでしょう。雨の日もある、風が吹かない日もある、波が静かな日もある、出来ない、困難な理由はいくらでも挙げることはできます。どうしたら出来るかを考えたいですね。みなさんの若い力、知恵でどうしたら出来るかを考えてみましょう。エネルギーの供給と共に、使う私たち、需要側の工夫、暮らし方にも考える余地がないでしょうか?
岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに!
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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html
師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html