2013.10.18 掲載
京都府は3枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は浅井師範です!お願いしまーす。
京都市「西京極児童館自然探検隊2004」 |
京都市「かつらがわエコキッズ」 未来へ向かって「Do You KYOTO?」 |
木津川市「木津川市こどもエコクラブ合同チーム」 いのちをすくうエコしんぶん |
☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
西京極児童館自然探検隊2004 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
西京極児童館自然探検隊2004のみなさんは、ゴミ調査、水生生物調査、セミの調査など、たくさんの調査に取り組まれています(特にセミの数の調査は、10年もの調査結果がまとめられており、すごい!)。きっと、みなさんは観察したり発見したりする力が、バッチリきたえられているのでしょう。かべ新聞全体の記事から、観察力や発見力が感じられます。
他にも、見学会・学習会・環境イベントへの参加など、幅広い活動をされています。その中で、他の団体の方とお話しをする、つまり交流の機会があるのがすてきだと思いました。自然探検隊のみなさんの活動を知ってもらうこともできるし、年齢などが違う他の人たちの活動を知ることもでき、お互いの活動の輪が広がっていきますね。
かべ新聞として、「これからやりたいこと」がまとめてあるのはとっても良いと思いました。また、「はしおき」の作り方の説明は、とてもわかりやすかったです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
調査や観察会の結果をまとめる時に、次のような情報もあると、さらにわかりやすくなると思います。参考にしてみてください。
・どんな「場所」なのかを具体的に書く(例:御所ってどんなところなのか。水生生物調査をした二つの川は似たような川なのか、似ていないならどこがどう違うのか)。
・「調査の方法」と「結果」をわかりやすく区別して書く。もし結果について「感想」や「考察」がある場合は、それも区別して書くと、読む人が見やすいかべ新聞になります。
・「いつ」調査をしたのかも重要です。何月何日にしたのかや、その時の天気、時間帯によって見つかったり見つからなかったりする生き物もいます。一日で調査が終わらないときもあるかもしれません。(「いつ」を、どれぐらい詳しく書いたらいいかは、調査の内容によります。)
セミの調査は、ぜひ今後も続けてほしいと思います。そして「今年は多かった(もしくは少なかった)」ということがあれば、それはなぜなのか(暑い夏だったのか、雨が多かったのか、冷夏だったのか、それとも他に原因があるのか、など)をみなさんで考えてみてください。もし水生生物調査なども、また同じ場所でする機会があるのなら、結果の違いがあれば、なぜなのかを考えてみてくださいね。
それから、これからやりたいこと「大人に知ってほしい」「生き物を知ってほしい」「多くの人に知らせたい」「友達を増やしたい」どれもとっても良いですね。これからも楽しく活動してください!
かつらがわエコキッズ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
かつらがわエコキッズには、中学生、小学生、そして1才の5人で活動をされています。
全体のデザインがとてもすてきなかべ新聞ですね。山や川や虹もあり、あちこちに鳥が飛んでいて、桂川が緑豊かな様子が伝わってきます。また、京都市の環境のキャラクター(エコちゃんやこごみちゃんなど)がいたり、観光名所のイラストもあちこちにちりばめられていて、楽しく見ることができるように工夫されています。
「DO YOU KYOTO」「2030年の低炭素社会に向かって」など、京都市(行政)が取り組んでいることについて、とても分かりやすく書いてあります。それぞれの取り組みについて、実際にエコキッズのみなさんがどんなことをしているのかが書いてあるので、小さな取り組みが大きな目標に繋がっていることが良く分かります。
エコクッキングやエコカルタの様子が、とても楽しそうです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
記事の内容にもよりますが、新聞としては「いつ」「どこで」「誰が」「何を」したのかを意識して書いてみましょう(例:○月○日にエコクッキングをした。マイボトル持参はいつもしている。など)。それに加えて、結果はどうだったのかや、メンバーのみなさんはどんなことを感じたり考えたのかが書いてあると、もう完璧です!
それから、みなさんは加茂川や桂川でバードウオッチングを楽しんでいるとのことですので、ぜひ今度、その様子も記事にしてみてください。いつ、どこに、どんな鳥がいたのか、たくさんいたのか一羽だけだったのか、どんな場所にいたのか、どんな行動をしていたのか、それを見てみなさんはどんなことを感じたのか、などなど。具体的に書いてあると、野鳥観察の楽しさがたくさんの人に伝わります。
メンバーに年齢差があるのに、仲良く活動されている様子が伝わってきます。年齢が違うと、感じ方や考え方が違うこともあると思いますが、その違いも興味深く面白いと思います。そんな違いを発見したときは、ぜひかべ新聞の記事にしてみてくださいね。
木津川市こどもエコクラブ合同チーム さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
木津川こどもエコクラブのみなさんは、3つのグループ(鹿背山の自然観察・いらないものをへんしん・自分たちで食べ物作りにちょうせん)で活動されています。体験して・見て・聞いて・感じてと、どれもとても楽しそうです。
どの活動についても、日にちがきちんと書かれています。いつの活動なのかがすぐに分かりますね。鹿背山も地図が書かれていて場所がわかりやすいですね。色々な情報を伝える「新聞」として、とてもすてきだと思います。
そばの、種まき・刈り取り・だっこく・そば打ちをして、そばを食べたという体験はすてきですね。だっこくはリズムをとってまわすのが大変だったんですね。でも楽しそうで、おいしそうで、私もしたいと思いました。うらやましい!
それから、来年やりたいことがきちんと書かれていて、そのどれもがとても楽しそうです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
かべ新聞を見て、こんなことも知りたいなあと思ったことがあるので、次にかべ新聞を作る時の参考にしてください。
・鹿背山の自然観察...もう少し詳しい内容も知りたいなあと思いました。気づいたこと、どんな小さなことでも書いてみてください。例えば、どんな生き物がいたのか、名前や形、観察の季節が違ったら何ちがうのか、山の場所によって違うことはあるのか、など。
・いらないものをへんしん...たまねぎの皮で染めたバッグなどの作ったものは、使っていますか? いらないものをへんしんさせた後についても、ぜひ報告してみてください。
・食べ物作りにちょうせん...同じお茶の木から、番茶と紅茶という別のお茶ができましたが、味はどうちがいましたか? お茶葉の色や形は? 比べてみて、それをまとめてみるのもいいかもしれません。
子どもたちの力でがんばってかべ新聞を作っている様子が目に浮かぶようです。これからも、みなさんで工夫して、どういう風に書いたら見やすいかべ新聞になるのか、相談しながら楽しく作ってくださいね。
浅井師範、ありがとうございました!つぎはどの地域のかべ新聞かな?お楽しみに!
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