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【壁新聞道場!】たのもーーーう!奈良県

2013.07.05 掲載

奈良県は1クラブで6枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は小澤師範です!お願いしまーす。

奈良市「平城小学校子どもエコクラブ5年2組」① ② ③
ニッポンバラタナゴの保護・繁殖

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奈良市「平城小学校子どもエコクラブ5年2組」④ ⑤ ⑥
ニッポンバラタナゴの保護・繁殖

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☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

~平城小学校子どもエコクラブのみなさんへ~

ニッポンバラタナゴという名前を初めて知りました。「ニッパラ」という名前からは、水の中に住む生き物で、タナゴの仲間だとなかなか想像できませんでした。絶滅が心配されている魚の仲間だったのですね。

何も知らなかったので、奈良県のホームページを見せていただきました。近畿大学農学部の皆さんの活動のこと、里親プロジェクトのこと、みなさんの学校がそのプロジェクトに参加したことなど少しわかってきました。

皆さんは、この里親プロジェクトの里親認定を受け、絶滅が心配されている生き物を守り育てる活動に取り組んだということですよね。本当にすばらしい体験をすることができましたね。
どの新聞も大きな字でしっかりと書かれていてとても読みやすく良くできていましたよ。

平城子どもエコクラブ5年2組①の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
ニッパラの川柳を作ったのですね。どの川柳もニッパラへの思いであふれていてすてきです。
生き物のつながりや生態に関わることも読み取ることができて、ニッパラのことをしっかり学んだり観察していることがわかりました。みなさんのニッパラへの思いが伝わってきてとてもいいと思いました。


平城子どもエコクラブ5年2組②の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
池に光が届かなくてちゃんと育たないかもしれない、そんな不安から鏡を使って池に光を届ける作戦を計画しました。なかなかのアイデアですね。こういうアイデアは、日ごろさまざまなことに関心を持ちながら生活していて、日々のなにげない場面にも思いをめぐらすことがでることで思いついたり生まれたりするんですよね。

これからもいろんなことに関心を持ちながら生活してくださいね。またいざというときすてきなひらめきにであえると思います。


平城子どもエコクラブ5年2組③の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

ニッパラの放流については新聞社の取材もあったようですね。その記事の切り抜きが壁新聞に使われています。壁新聞にこういうことがあったという事実を載せることで、壁新聞を読んでくれるたくさんの人たちにニッパラについて関心を持ってもらうことができ、また、みなさんがニッパラのことを大切に思っていることも伝わってとってもいいと思います。
イラストや図も使われていてわかりやすくていいですね。


平城子どもエコクラブ5年2組④の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
ミシシッピアカミミガメがニッパラを食べてしまう!という心配からカメを水族館に連れて行ったのですね。これは、なかなか良いアイデアだったと思います。
外来種でじゃまもの扱いされてしまったミシシッピアカミミガメですが、カメも生きています。みんながバランスのとれた関係で生かされる方法を考え続けていってください。


平城子どもエコクラブ5年2組⑤の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
「ニッパラの赤ちゃんたん生」は本当にうれしい出来事でしたね。里親に認定されてから一番うれしい瞬間だったと思います。新聞からその喜びが伝わってきました。
どんなオスがメスに好かれ、どんなメスがオスに好かれるのかとても興味があります。互いがなぜその部分に注目するのか、そのスタイルが好きなのか考えてみるのもおもしろいと思います。

平城子どもエコクラブ5年2組⑥の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

ニッパラが命をつないでいくためのつながり、ドブガイやヨシノボリとの関係が図を使って紹介されていてとてもわかりやすくてよかったです。大切だと思う言葉は四角で囲ったり下線を引いたりしてわかりやすく書かれていていいですね。自然を守ろう!という思いもしっかり伝わってきました。


みんなへのとっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・

今回の活動は、クラスとして取り組んでくれていたのですね。この取り組みには、県の施策や市の教育委員会の方々、近畿大学の方々とさまざまに関わっていただいたのだろうと思います。
誰にどんなことを教えていただき、どう感じたのか、そして自分たちは何をしたのか、もう少し具体的に書かれているともっといい壁新聞になったと思います。この活動の全体がわかるような紹介部分があってもよかったなと思います。

この里親プロジェクトの活動の目的の一つは、ニッパラを増やすことだったのでしょうか。その活動の中でミシシッピアカミミガメを動物園に移す必要があったり、ニッパラと一緒にドブガイやヨシノボリも池に放しました。生物多様性ってなんでしょう。このニッパラの活動をきっかけに、生物多様性についてもっともっと考えていってもらえたらうれしいです。ニッパラが普通に生きていける環境が整った街をめざし、いつか皆さんの地域が「ニッパラの里」になったらすばらしいですよね。楽しみにしています。

小澤師範、ありがとうございました!つぎはどの地域のかべ新聞かな?お楽しみに!

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