2013.03.22 掲載
兵庫県は15クラブ、21枚ものかべ新聞の応募があったよ!
~その2~では6クラブの壁新聞をご紹介するよ!
今週は漆原師範です!お願いしまーす。
~その1~へ
姫路市「チームともな」① ②
地球環境を守る エコマスターになりたい!
姫路市「ひめじアースエンジェル」① ②
姫路市「スーパー福永ブラザーズ」
節電で快適な未来を!
エコに燃えた夏2011 eco夏日誌
姫路市「midokomiクラブ」
芦屋市「グリーンキッズ」
伊丹市「エコスマイル」
身近な水質調査
樹木調査やリサイクル
地元密着エコ活動
☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆
チームともなさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
チームともなの皆さん、こんにちは。
皆さんの壁新聞を2枚並べてみています。とてもじょうずにまとめてあって、読みやすいです。ところどころにキーワード「調べたよ!」や「続けたよ!」が大きな字で散りばめられていて、インパクトがありますね。レイアウトが美しいです。イラストをたくさん入れてあるので、とても楽しく読むことがでる壁新聞です。
ところで、エコマスターってどんな資格なのかな。とても興味があります。
東日本大震災を機会に、多くの人々が身のまわりのこと、日本のこと、地球のことを考えるようになりました。そのなかで皆さんは、地球温暖化にテーマを絞っていろいろ考えたのですね。地球温暖化防止について、とても読みやすく、すてきな壁新聞にまとめてあります。①と②の壁新聞は内容が続いているように思うので、二つをまとめてコメントをさせてください。
環境問題をよくするためには、何が問題かをしっかりと考える必要があります。そして問題解決のためには、次のような手順で行うのが一般的です。「現状がどうなっているのかを調べること(知ること)→その原因は何なのかを調べること→どうあるべきかを考えること→どうすればよくなるかを考えること→私たちには何ができるかを考えること→考えたことをひとつずつ実践すること」。
皆さんの壁新聞のなかに、これらの項目が見事に、しかも、この順番で書かれています。
だからとても読みやすく、わかりやすい壁新聞なのです。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
私が感心したことは、発電・エネルギーについて調べてあるところ。それぞれについて、きちんとよいところと悪いところを比較してあることです。二酸化炭素の排出という点だけをみれば、たしかに原子力発電は地球温暖化の防止によい発電なのだけれど、事故のときの危険度が高いこと、設備が高価であること、原料はすべて輸入でまかなわれていることなどを考えると、ほんとうにいいのかなと思ってしまいます。そのことをはっきりと書いたことはよかったと思います。
地球温暖化の防止、そのために二酸化炭素の削減をはかる、私たちはエネルギーを使わない暮らしに切り替える必要がある・・・、ここまでは紙のうえでの話。
皆さんたちは紙のうえだけだった話を実現へ向けて、日々たゆまぬ努力を続けたのですね。そこがすばらしいと思います。
日常生活のちょっとした工夫で、二酸化炭素の排出量を減らすことができる、そのことを自身で体験できました。とてもよい経験をしたと思います。
資源をむだにしない努力も地球温暖化の防止につながることを壁新聞で示してくれました。
考えたことを実践してはじめて地球にやさしい活動になるのですね。
地球環境はすべてつながっています。そのことを壁新聞で全国のともだちに示してくれたところがすごいです。
皆さんの壁新聞のように、ひとつのテーマをとことん調べ、実践することでいろいろなことがみえてくると思います。この活動のやり方はほかのクラブのお友だちの参考になりますね。次の号では何を調べ、体験するのかな。楽しみに待っていますよ。
皆さんたちの活動の輪が広がって、一人でも多くの人が実践に加わってほしいです。期待していますよ。
ひめじアースエンジェル①の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
皆さんが書いてくれた壁新聞、そのままポスターとして使えますね。色模造紙を使ったところもグッドアイディアです。ひめじアースエンジェル②といっしょに制作したのですか。ふたつをならべてみると、すばらしい2枚の連続した壁新聞になりますね。
地球の上で多くの人々が楽しく暮らすためには、皆さんの壁新聞に書いてあるような行動をいつも意識していなければいけないことがよくわかります。
壁新聞の周囲をかざるイラスト、そのなかのエコまるはとてもいごこちがよさそうですね。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
皆さんは地球を守るためにはどうすればよいか、壁新聞のなかでとてもわかりやすく説明してくれています。いたるところにイラストを加え、楽しく読めるように気を配ってくれたところもすばらしいです。
地球を守るためにやらなければならないこと、それをむずかしく考えるのではなく、身近で誰にでもできる活動をたゆまず続けることでプラスになるのですよと示してくれたこと、そこがとても気に入りました。
ひめじアースエンジェル②の新聞を書いてくれたみんなへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
こちらの壁新聞はひめじアースエンジェル①とちがう色模造紙を使いましたね。①と②を並べてみていると、楽しくなります。私がコメントを書いている季節は春、春を思わせる代表的な二つの色を使っています。
皆さんは節電についてみんなで考えて壁新聞を作ってくれたのですね。
「どうして節電をしなければいけないの」→「節電のために私たちは何ができるの」→「節電のために私はこんなことをやります」という流れがとてもしっかりと壁新聞のなかに表れています。楽しいイラストも効果的ですね。
節電のために私たちができること、それをやるためにイライラ顔ではだめですね。ニコニコ顔で楽しく節電できなければ、長続きはしません。そのことも壁新聞のイラストで示してくれました。
皆さんのすばらしい活動の輪が広がって、地球環境がよくなることを期待しています。頑張ってください。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
皆さんは節電のためのいろいろヒントを考えてくれました。節電をしなければならない理由についても説明してくれました。自分たちに何ができるかを考えてくれました。それを実践した結果どうなったのでしょうか。それも壁新聞をとおして知りたかったです。
ひとつのテーマに絞ってしっかり調べて壁新聞にまとめるやり方は、ほかのクラブのお友だちの参考になります。
スーパー福永ブラザーズさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
タイトルが素晴らしいです。そして大きなタガメのイラスト。気に入りました。壁新聞全体をながめているとひとつの大きな絵になっていて、皆さんたちの自然を大切にしたいという気持ちが私に伝わってきます。
スーパーふくながブラザース、いい名前ですね。スーパーマリオブラザー○のように、何でもできるたのもしい兄弟のように感じます。
皆さんがいっしょうけんめい書いてくれた文字、とてもていねいに書いてあり、読みやすいです。壁新聞を作るときの皆さんの気持ちがこめられていることが伝わってきます。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
地球の病気「地球温暖化」、皆さんのような子どもたちにも地球の病気をなおす力があることを示してくれました。すばらしいことです。さて、皆さんが考えてくれた地球の病気のちりょう法、実践していますか。その結果をこんど知らせてください。
夏休みの活動でいろいろなエコに挑戦できましたね。指導をしてくださった大人の方々にも感謝の気持ちを忘れないでください。
ところで皆さん、エコに挑戦したことで皆さんの生活が不自由になりましたか?どうですか?それほど不自由は感じなかったことでしょう。ちょっとした工夫で地球にやさしい生活にきりかえることができる、そんな体験を皆さんは夏休みに実践できたのだと思います。
「小さなことでもコツコツとやっていく」ことが大切ですね。皆さんの「がんばるぞ~!」というたのもしい言葉に次を期待していますよ。
midokomiクラブさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
夏の活動を壁新聞にまとめてくれました。大きな文字でていねいに書いてあるので、とても読みやすい壁新聞です。読みはじめると、最後までしっかり読もうという気持ちになります。「読者の目をひきつけること」、壁新聞を書くとき注意しなければならない大切なポイントですね。
身近な川夢前川の水質調査について詳しく書いてくれました。犬の散歩でいつもみている川、その水質はどうなっているのかと疑問を持ったところがすばらしいです。
住んでいる近くの中流を調べたところ、リンが高め、ほかの4項目もやや高めということに気づきました。
次に同じ川の上流を調べ、水質を比べてみました。上流は、同じ川とは思えないほど水はきれいで、水質測定をしてみると、その結果がはっきりとあらわれました。こうして上流と中流の水質を比較してみると、いままでみえなかったことがみえるようになりますね。素晴らしい体験ができたと思います。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
中流の水の汚染の原因は何だろう、原因を調べようとしたところもよかったです。リンなど、本来なら川にはない物質が含まれていることから、原因はどうも生活排水らしいということに気がつきました。着眼点がいいですね。次は、生活排水が川へ流れるのをどうすれば少なくできるか、考えてみてください。
皆さん学校で「環境日記」に取り組んでいるのですね。こんどはそのことも壁新聞で詳しく発表してください。
楽しいイラストと読みやすい壁新聞をありがとう。次が楽しみです。
グリーンキッズさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
毎年活動を続けて12年目になったのですか。すごいです。長く続けることの大切さを実感できますね。
皆さんたちのクラブで、いろいろな年代の子どもたちがなかよくいっしょに力を合わせて活動しているようすが壁新聞から伝わってきます。
壁新聞をパッとみたとき、「トレーto トレー」という文字に目が向きました。そして、何のことだろうとしばらく考えました。壁新聞をしっかり読んでいくと、この言葉の意味がだんだんとわかってきます。この書き方、一ヶ所に目をくぎづけにしておいて、だんだんと説明を加えていくという手法は、なかなかいいですね。グッドアイディアです。
皆さんたちのクラブはいろいろな年代の子どもたちが力を合わせて活動をしているのですね。こういう「たて」のつながりはとても大切です。クラブの活動の機会をだいじにしてくださいね。
今回の「いちおし」活動はエコトレーの原料作り工場の見学ですね。工場見学で資源の再利用についてしっかり勉強できましたか。
回収されたトレーの選別作業は人が目でみながらやっているところを見学したのですね。それはとても貴重な体験だったと思います。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
「混ぜればごみ、分ければ資源」という言葉があります。キチンと分別されて回収されたものは、プラスチック、紙、金属など、どれも再利用できます。混ぜてしまうと、分ける手間が大変なので、結局ゴミとして捨てることになってしまいます。そのものを使った人が使ったあとにすぐ分別すれば、その人はそのものの素材をわかっているので、きちんと分けることができます。でも、それを他人にまかせてしまうと、分別はいいかげんになってしまいます。そのことを皆さんたちは工場見学でしっかり体験できたのだと思います。
皆さんが「感想」に書いてくれたこと、とても大切なことですね。これからもしっかり行動で示してくださいね。期待していますよ!
エコスマイルさんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━
エコスマイルのタイトル、美しくできましたね。そして、エコスマイルのイラスト、かわいいです。エコスマイルのイラスト、「e」と「c」と「o」を組み合わせてあるのですか。私にはそうみえました。皆さんたちのコメントはみどりの葉っぱですね。ぜんたいで一つの大きな絵になっている、とてもみばえのする壁新聞です。
とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・
皆さんのクラブでは、日ごろの活動としてずいぶんたくさんことができましたね。一つひとつ、活動のようすが手に取るようにわかりやすく書いてあります。読んでいると、皆さんが楽しそうに活動しているようすが目にうかびますよ。ところで、それぞれの活動、いつやったのかな。活動をやった月日を入れておいてくれるとわかりやすかったと思います。それにしてもいろいろ勉強ができましたね。活動をしたあと、メンバーの感想が書いてあるのもとてもよいです。やりっぱなしではなく、ふりかえってみることが大切ですね。それが次につながります。
皆さん、この1年間で知識がたくさん増え、環境を思いやる気持ちもそれだけ増えたと思います。皆さんの活動の輪をお家の方々や地域の大人たちといっしょに、楽しくできたらいいなと思います。これからもがんばってください。
漆原師範、ありがとうございました!次回をお楽しみに!
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漆原師範のご紹介はこちら!→ http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201205141556.html
壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html