ボーイスカウト札幌第12団 (北海道)
ザリガニを釣りに集会所近くを流れる人工の小川、安春川に行ってきました。この川は市内の下水処理場できれいになった水が流れている為水温も水流も子供たちが遊ぶにはちょうどいい加減になっています。
竿は、近所で拾った枝とタコ糸、スルメを各自工夫をして作ってもらいました。
安春川の上流地点から生き物を探しながら川べりの遊歩道を下流に向かって歩きました。綺麗に浄化されている水を見て、「水がきれいすぎて何にもいないよ。」と不安そうな子供達。下流に行くにしたがって川底に藻が生えたり、土が溜まってきたりで徐々に魚の姿が見え始めてきました。最初にちょっと大きめの魚(多分鯉)が見えた時には立ち止まってじっくりと観察していました。
更に下流に行くと小魚の群れやカモの姿も観察されるようになってきました。
草が生い茂った小島がある所で釣りを始めましたが、子供たちは、水の中をじゃぶじゃぶと歩いてしまう為、あっという間に魚の姿は見えなくなってしまい、本当に何か釣れるのか不安そうにしていました。
先に釣りを始めていた他の親子の方から大きなザリガニと小魚が釣れた、という情報を得た子供たち。どんな釣り竿や装置を作ったら釣れるのか工夫を始めていました。
草の茂みに糸を垂らしてじっと待っていたらザリガニが釣れて、大喜び。
ザリガニを家に持って帰りたそうな子供もいましたが、元いた場所に放してあげました。
学校で下水処理について学んできた子供たちもいて、水の再生について理解を深められたようです。放水地点から歩くことが出来たので、川の水が自然の力によって徐々に生物が住める環境になっていく様子も観察されたようです。
釣り竿を作って水の中にエサを入れたらすぐに何かが釣れると思っていた様でしたが、やはりじっくりと待たないと何も釣れない事も実体験できたようです。
先に釣りを始めていた親子の方から「グッピーが網ですくえたよ」と。グッピーやみんなが釣ったザリガニは、もともと外国の魚のはずなのに何でこの川にいるのか皆に考えてもらいました。
楽しみながらいろんなことが学べてよかったと思います。
ボーイスカウト札幌第12団(北海道)
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