2014.09.26 掲載
こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪
他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★廣瀬 集一さん(JECサポーター歴19年)
子どもたちにチャレンジしてみたいことを聞きながら、小さい目標を決めて出来ることから取り組むことが継続につながっています。
クラブカテゴリ:その他(放課後児童クラブ)/ メンバー29名・サポーター9名
-サポーターProfile-
「和泉エコクラブ」さんは、こどもエコクラブ発足当時から登録して活動しているクラブです。放課後児童クラブの中でどのように活動をされ、継続されているのか?サポーターの廣瀬さんにお話を伺いました。
平成7年6月5日が環境の日と定められ、(当時の)環境庁がこどもエコクラブを組織することを知り、全国でも最初に登録させていただいたと思います。子どもたちにとって、放課後児童クラブが学校でも家庭でも過ごせない貴重な時間となることを期待し、毎年登録して活動を続けています。
登録当初は、子どもたちの国際的な関わりも期待し、「環境のための地球学習観測プログラム(GLOBE プログラム)」にも参加しました。
※GLOBE プログラム http://www.fsifee.u-gakugei.ac.jp/globe/
小学校低学年のメンバーが多いので、最初は自分たち自身が出来ることからと考え、GLOBEプログラムに沿って、室温、最高・最低気温、湿度、気圧などを毎日観察したり、近所の川の水質調査や雲の観察をしたりしてきました。
今は、学校の振替休日や長期休暇には、科学館・博物館などを見学したり、公園や白山登り、川遊び、国宝松本城等を毎年訪れていたりと野外活動を中心に活動しています。他にも写真にあるように、工作なども夏休みを中心に挑戦しています。子どもたち一人ひとりが楽しみながら活動することによって、エコ活動に対する意識も変わってきました。
また、家族や公園にいる方に「環境に良いこと聞き取り調査」の活動を行い、その調査の結果をもとに、メンバーみんなで通学路のゴミ拾いを行ったことが印象に残っています。
◆環境に良いこと聞き取り調査結果
1.緑を大切にする 2.ごみを捨てない 3.水を大切にする
【長野県 国宝松本城】
・地元や保育園の夏祭りに参加し、子供神輿を担いだり露店の運営をしたりして地域の方々と交流を深めています。
・隣接の老人施設との交流を定期的に行なっていこうと、地元の大学生にサポートしてもらいながら交流プログラムを作成中です。
・年齢の違う子どもたちが一緒に活動することで、仲間を大切にし、思いやりが育っていくように心がけています。
・出来るだけ体験できる機会を増やし、観察や野外活動を繰り返すことにより、子どもたちの判断力を育てたいと思っています。
・メンバーだけではなく、サポーターも一緒に体験をして、感動を共有することが大切だと思っています。
・平日は放課後児童クラブとして活動を行っており、夏休みなどの長期休暇の時は自然体験活動を楽しむ活動を中心にしています。全国フェスティバルに参加したメンバーは、他の参加クラブのエコへの関心の強さや活動の活発さに大変驚きや感動を覚えています。地元に帰ってからは、クラブのリーダーとしてエコ活動の中心になってより一層頑張っています。
【秩父多摩甲斐国立公園 黒平いこいの里 川遊び】
・小学校低学年が多いクラブなので、自然観察や水質調査などの活動の時は、サポーターがメインに動いてしまいがちになってしまいます。
・平日の夕方などちょっとした時間でもエコ活動ができる工夫が必要と考えています。
【ゴーヤーの苗植え】
・毎年、子どもたちにチャレンジしてみたいことを聞きながら小さい目標を決めて、出来ることから取り組むように続けています。
・活動の中で出てきた疑問は、できるだけ子どもたち同士で話し合ってもらい、子どもたち自身で何らかの方向性を見つけられるようにしています。時には大人が示唆することで、子どもたち同士の意見もより多く取り入れた活動ができますし、その時の判断が次の活動の糧となりエコ活動への意欲が上がることがあります。
・体験活動の範囲を広げていく中で、自分の知らない地域のことや活用できる施設/場所などを把握できたことです。
・放課後児童クラブの延長線上で活動を行っているので普段は活動の幅が狭いですが、まずは小さいことからでもいいので、できることから継続して活動することが一番だと思います。
・新しいことも始めたいがあまり無理をせず、継続できるということに重点を置いて活動を続けていきたいと思います。
【山梨県立 武田の杜 ドングリや端材で工作】
「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪
タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!