2022.07.22 掲載
SDGs
過去にも何度か行徳鳥獣保護区を訪れたことがありますが、野鳥観察舎が新しくなっており、最寄りの駅から徒歩20分歩いていたところにコミュニティバスができていたため、人々の憩いの場としてもさらにパワーアップしていました。
鳥獣保護区には野鳥救護施設もあります。傷ついた野鳥を保護し、野生に戻ることができるようサポートをしている施設です。初めて行徳鳥獣保護区を訪れた2016年には中の見学もさせてもらいました。
湿地帯への立ち入りは制限されています。毎週土・日と祝日に観察会が行われ、毎月第4土曜日にはボランティアデーとして保全活動に参加することもできます。
今回、ボランティアデーに参加させてもらいました。野鳥病院で保護されていたヒヨドリの放鳥を見届けるところからスタートしました。
保護区では、淡水の湿地環境づくりの一環として、田んぼが造成されています。私が参加した5月のボランティアデーでは、田植えが行われました。
小さいお子さんから近所の学生チーム、ベテランのみなさんまで幅広く参加しているようでした。ベテランチームが1チームと、残りの2チーム、計3チームで6枚の田んぼに稲の苗を植えていきます。植える苗は古代米である赤米、黒米、緑米の3種類。
初めて田んぼに入ったため、感触に驚いて悲鳴を上げている方もいました。植え方の解説を聞いて、田植えスタート。印をつけた竹の棒を目印に、横並びになって稲を植えていきます。それぞれ自分が担当するところに植え終わったら声をかけあって目印の竹を移動させ、次の列も植える、を繰り返して1枚の田んぼを苗でいっぱいにします。
ベテランチームはさすが、私たちのチームが1枚の田んぼを植え終わるまでにすでに2枚の田んぼを植え終わっていました。2時間弱ですべての田んぼに稲を植え終わりました。
ボランティアデーではありますが、保護区内に入ることができるため、生き物を間近で見ることができるチャンスでもあります。田んぼまで向かう道ではベンケイガニ、クロベンケイガニの巣穴がたくさん開いており、住人を確認することもできました。田植えを行う前の田んぼにはサギの足跡があったり、道の途中にタヌキのフンがあったりと姿を見られずとも生き物たちがこの場所で生活していることが感じられました。干潟にいるトビハゼに加えて、水質調査をするために掬ったボトルに偶然入り込んだハゼの赤ちゃんまで見ることができ、とても感動しました。
(写真撮影:いっしー)
★「ユースが行く!!」取材ユース募集!!
各地のクラブ等の活動に参加して、「体験・取材したい!」ユースを募集します。
興味があるユースは、全国事務局までお問い合わせください。
Tel:03-5829-6359 Mail: j-ecoclub@jeas.or.jp
All Japan Youth Eco-clubメンバー募集!!
★バックナンバー
2022年度
・4月号~SDGsフェスタ~めじ郎編
2021年度
・4月号 All Japan Youth Eco-club編「全国フェスオンライン」
・5月号 まほ編 ~脱炭素チャレンジカップ2021~
・6月号 としむね・かっち編 ~水戸市環境フェア2021 千波湖学習会でエコアクション~
・7月号 All Japan Youth Eco-club編~気候変動アクション環境大臣表彰・ユース部門の広報担当します!~
・10月号 みっちん編 ~バイオームでチャレンジ!「クラブ対抗!生きものみっけグランプリ」に参加中!!~
・11月号 めじ郎編 ~コロナ禍の活動に密着!~
・12月号 あーちゃん・しーちゃん編「令和3年度 大阪ATCこどもエコクラブ交流会」司会・進行に挑戦!
・2月号 みっちん編「環境省 こどもエコクラブステークホルダーミーティング2021」に参加しました!
・3月号 めぐ編~全国フェスティバル2022オンラインにスタッフとして参加!~
2020年度
・夏号 さいとうしょう・かっち・だいち・としむね編 「2020年度茨城県地球温暖化防止活動推進員第1回全体研修会」(茨城県水戸市)
・秋号 ゆりえ・くみ編「令和2年度 大阪ATCこどもエコクラブ交流会」(大阪府大阪市)
・冬号 としむね・かっち・さいとうしょう編「第3回世界環境サミット」(衆議院第一議員会館国際会議室)
2019年度
・春号 なおき・大ちゃん編「ミールケア・エコまる賞 in 神戸市」(兵庫県神戸市)
・秋号1 くみ・まな・あい・まほ編「大阪ATCこどもエコクラブ交流会 in 大阪」(大阪府大阪市)
・秋号2 ちひろ編「SAITAMA環境フェス&こどもエコクラブフェスティバル in 埼玉」(埼玉県さいたま市)
・冬号 ゆっきー編「あいち・なごや生物多様性EXPO in 愛知県」(愛知県名古屋市)