2016.12.20 掲載
◆オランウータン保護施設
マレーシアの絶滅危惧種であるオランウータンの保護施設を訪問しました。ここでは、親に捨てられた、あるいは捕獲されたオランウータンを保護し、再び自然で生活できるようにレクチャーをするオランウータンプロジェクトなどを行っています。また、このセンターでは、オランウータンを始めとし、マレーグマ、サンバーシカ、ジャコウネコなどの哺乳類の他にも、サイチョウ、ワシ、コウノトリなどサラワク州に生息する鳥類等、様々な絶滅危惧種の保護を行っています。ここで、私はオランウータンの餌や寝床を作る体験をさせてもらいました。
帰国後 地域のこどもエコクラブでオランウータンのことを話した時「日本の動物園でもずっとオランウータンを見てなくて寂しかったのですが、そういう訳だったんですね」と保護者から感想をもらいました。日本の動物園でオランウータンを見ることが出来るのはまだまだ時間がかかりそうです。
◆青年海外協力隊の方と交流・図書館
青年海外協力隊は、多くの方が知っていると思います。私も聞いたことがありましたが、実際にその団員になってる人は周りにいなかったので、現地で活動をしている日本人からお話を頂くのは、貴重な体験でした。
その一人現職教員特別参加制度を利用してJOCVに参加されている中鉢典子さんは、サラワク州立図書館で活動されていました。
館内の施設は大変充実しており、巨大ステージ完備の多目的室、シアターホール、理系学生のためのメイキングルーム(撮影機器、3Dプリンターなどの充実した設備)等、読書スペース以外にも様々な活動が可能となっていました。図書館の外は大きな池があり、朝夕にジョギングやエアロビでの利用者が多いそうです。また、植林活動も行っており、サラワク州では珍しく、点字を用いて植物の説明文が設けられていました。
マレーシアの人達は、読書という習慣がまだ根付いておらず、大学生が資料を調べる目的で利用する以外に、一般の利用者のほとんどは涼みに来るのが現状だそうです。そんな国で図書館をより多くの国民に利用してほしいと奮闘していました。立派な図書館なので、もっと活用してほしいと思います。
中鉢さんから、人と話すことを通じて潜在的なニーズを見つけることができる。人とのつながりが何よりも重要であり、働く上での原動力である。と教えていただきました。
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★バックナンバー
2016年度
・No.1 くみ編「『こどもエコクラブ全国フェスティバル2016』に参加したよ!」(東京都新宿区)
・No.2 なーさん編「大阪市内での活動するこどもエコクラブを取材したよ。」(大阪府大阪市)
・No.3 みっちん編「新松戸幼稚園に行ってきました!」(千葉県松戸市)
・No.4 ジョー編「『せいわエコクラブ』と『ジャカルタお掃除クラブ』の交流会に行ってきました!」(大阪府大阪市)
・No.5 あまちゃん編「大鋸児童館こどもエコクラブ」(神奈川県藤沢市)
・No.6 ジョー編「環境再生保全機構 マレーシア研修に行ってきました!(前編)」(マレーシア)
2015年度
・No.1 ゆっきー編「調布こどもエコクラブ」(東京都調布市)
・No.2 あまちゃん編「片瀬少年少女探検隊」(神奈川県藤沢市)
・No.3 ゆっきー編「MIYASHIROエコ☆スターズ」(埼玉県宮代町)
・No.4 みっちん編「中央エコキッズ」(東京都中央区)
・No.5 めぐ編「豊明エコキッズ」(愛知県豊明市)
・No.6 あまちゃん、めぐ、いっしー編
「オイスカ『子供の森』子ども親善大使×こどもエコクラブ交流会in谷津干潟」(千葉県習志野市)
・No.7 みっちん&ゆっきー編 「高尾の里山で会いましょう!」(東京都八王子市)
・No.8 アミィ編「岡山ハッケンジャー」(岡山県岡山市)
・No.9いっしー編「SAITAMA環境フェア&こどもエコフェスティバル」(埼玉県)
・No.10みっちん編「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」へ行ってきたよ!(フランス パリ)
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