2016.01.20 掲載
国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)
2015年11月30日から12月12日(会期1日延長)までの約2週間、フランスのパリ郊外(ル・ブルジェ)で国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)が開催されました。COP21では2020年以降の温暖化対策の新しい国際ルールに合意することを目指して行われました。(※国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21),京都議定書第11回締約国会合(CMP11)等(外務省のページ))
◇COP21の会場について◇
会場は一般の市民も入ることのできる「グリーンゾーン」、入場にパスがないと入れない「ブルーゾーン」に分かれています。私はほとんどブルーゾーンにいました。いろいろな国の人たちが集まっていて、すでに顔見知りの人も初対面の人も気軽に話しかけ会うため和やかな雰囲気で、まるで一つの村のようでした。また、ブルーゾーンの中には様々な休憩スペースとしての椅子やカフェ、レストランがあります。そこでは、違う国の人同士でお話ししている姿がよく見られました。
◇ユースの活躍◇
今回テロの影響もあり、日本からのユース世代の参加は少なかったです。海外のユースたちも自分たちの取り組みを紹介するブースを作ったり、記者会見で自分たちの考えや意見を主張していました。
ユースの多くの意識は、途上国への支援とともに環境を良くするというものが多いように感じました。
*環境への配慮*
◇会場内◇
会場内はもちろん環境に配慮したものを目指しています。会場入り口にある木のモニュメントは風が吹くことで葉が回り発電します。
また、様々な国の人が来るため分別方法がわかるよう図の描かれたリサイクル可能なゴミ箱が会場の様々な場所に設置されていました。他にも、ペットボトルをリサイクルする機械なども設置されていました。
マイボトルを支給され会場内の様々な場所にあるサーバーから水を注ぎできるだけゴミを出さないような取り組みをしていました。
*パリ市民の活動*
◇NGOとCOP◇
様々な国のNGOの人たちが自分たちの思いを発信するべく参加していました。もちろん、市民の声を届けるためのグリーンゾーンもそうですが、ブルーゾーンにも多くのNGOがobserverとして参加し、世界へ呼びかけていました。
◇市内での様子◇
市内にも多くのCOP21に関するモニュメントやプロジェクトを紹介するブースなどがありました。
市内のブースはフランス語のため読めませんでしたが、多くの人が興味を持って覗いていました。
★編集後記
今回の記事は、滅多に入ることのできないCOPの現場を見たものです。こどもエコクラブのみんなには、少し難しい内容かもしれないけど、少しでも興味を持ってもらって、世界では様々な国が集まり地球を考えているというのを知って欲しいです。また、今回私は見ることはできませんでしたが、こどもたちも会議で宣言をするため世界から集まり、話し合いをして大人たちの前で宣言文を読みます。自分たちと同じくらいの世界中に住む子たちが環境について考えていることを知って自分たちの取り組みの励みになってくれると嬉しいです。私も今回のこの経験でユースの重要性を感じました。これからどんなことができるかしっかり考えていこうと思います。(みっちん)
ユースが行く 2015年度最終号.pdf
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