2015.06.19 掲載
訪問クラブ:MIYASHIROエコ☆スターズ
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活動地域:埼玉県南埼玉郡宮代町
人数:メンバー7名 サポーター9名
年齢:中学2年生~高校1年生
活動頻度:年に数回のイベント、月一度のゴミ拾い、ミーティング
結成:2008年12月10日
気になるクラブ:同じ宮代町で活動している、山崎山エコクラブ
地元の中学校で環境ボランティアとして活動していた男の子5人と卒業生1人が「宮代エコの星」を結成したのが始まりだよ。子ども環境会議という、宮代町教育委員会主催の、町内の小中学生の代表が集まる会議に出席したよ。会議で出た、「エコバッグで買い物を!」という提案を冊子にして配るなどの活動を行っていたそうだよ。その活動に共感した女の子4人が加わってMIYASHIROエコ☆スターズに改名したんだって。
メインの活動は4つ。一つは、「エコ☆スタ Let’s 地産地show cooking」。町の人に地元で作られた食材を買うことでエネルギーの減らせるということを知ってもらうために行っているよ。二つ目は「作ろう!町のオアシス ふるさとキレイproject in 宮代」という町内の清掃活動。三つ目は廃材から工作を行う、「Wood!! Morning~僕達のクラフト~」。そして、エコについて興味を持ってもらうために町民を対象とした「エコポスターコンクール」を行っているよ。
メイン4つの活動も含めて4月初めの総会で提案が出たものから決めているよ。一つの行事ごとにチーフを決めて、チーフが細かい内容の企画を担当しているよ。ちなみに、企画はすべて中高生が自分たちで企画しているよ。
2015年度の夏から、宮代町の隣、杉戸町で行われる古利根川流灯まつりのフリーマーケットに出品すること。このフリーマーケットではみんなの家から集めたものを販売し、来年のふるさとキレイ大会参加者への賞金を買う資金にするそうだよ。自分の家では不用品でも、マーケットに出すと欲しい人が現れるかも!品物がごみにならずにリユースされる効果も期待できるね。
また、代表の木村勇輝くんは「月に一度行っている定例ゴミ拾いへの参加者を増やす取り組みももっとしていきたい」と言っていたよ。
◆平成27年3月28日 「ふるさとキレイ大会in宮代」
ルール:
事前に応募のあった4~8名で構成されるチームが制限時間1時間30分で宮代町内のゴミ拾いをするよ。
1チームに1人ずつスタッフが旗を持って付き添っていたよ。分別する袋はペットボトル・カン袋、ペットボトルキャップ袋、資源プラスチック袋、燃えるゴミ袋、燃えないゴミ袋、たばこの吸い殻用袋の6つ。たばこの吸い殻は1グラム10点、その他は1グラム1点。点数から人数を割った数(チーム内一人当たりの点数)で順位が決まるよ!一般部門、たばこ部門があって、合計点数の高かったチームには宮代町産のお米など豪華な景品があるよ。この日の参加者は60人、拾ったごみの総量は92kgだったよ。
小さいお子さんからおじいさん、おばあさんまで幅広い年齢の方が参加していたよ。宮代町内を歩き回っていくつかのチームを見たけれど、点数の高いチームは景品がもらえるので、参加者のみなさんは年齢関係なく真剣だったよ。
初めての宮代町。東武動物公園を行き来する馬車が走っていたり、有名な建築家さんの建物がいくつかあったり、とても楽しい町だよ。取材に行ったのはちょうど桜が咲いている時期だったので、川沿いが綺麗だったよ。
宮代町は環境教育に熱心で、義務教育過程で環境に関する授業をするんだって。長い休みには植物の成長記録をつけたり、水道、ガス、電気のメーターをチェックして、省エネについて考えたりするそうだよ。活動が優秀な生徒は、キッズエコサミット宮代で活動を発表して、表彰されるよ。また、町の小中学の代表が1,2ヶ月に1回、宮代町子ども環境会議で、学校での環境に対する取り組みを発表して、環境に関するテーマで話し合いをするんだって。MIYASHIROエコ☆スターズも普段の教育の中で強くなった環境に対する意識によって誕生したのかな、と感じたよ。また、彼らの活動に地元の方々が協力している、ということにも感動したよ。(坂田悠綺)
ユースが行く!!No.3 ゆっきー編(印刷用).pdf
★バックナンバー
・No.1 ゆっきー編「調布こどもエコクラブ」
・No.2あまちゃん編「片瀬少年少女探検隊」