2015.04.21 掲載
訪問クラブ:調布こどもエコクラブ
活動地域:東京都調布市
人数:メンバー55名 サポーター17名
年齢:小学1年生~中学3年生
活動頻度:年7回
結成:平成12年
気になるクラブ:同じ調布市で活動するクラブ
東京都内でありながら、緑豊かな調布市。環境学習を積極的に行いたいという市役所の考えと、自分たちがサポートをしながら子どもたちに環境活動に取り組んでほしいという市民の方の考えが一致し、結成しました。
活動のテーマは、「子どもたちに自然を楽しみながら学ぶことで好きになってもらう」。毎年度初めの4月にサポーターさんが話し合って活動内容を決めています。例年、7回のうち5回は川辺の探索や深大寺自然広場(通称カニ山)に行くこと、バードウォッチングなど、が恒例となっています。あとの2回はサポーターさんが気になるもの、メンバーから集めたアンケートから選んでいます。
活動内容例(2014年度) 調布こどもエコクラブの活動HP |
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第1回 野川公園の散策と植物・生き物観察 |
5月31日(土) 10:00~12:00 6月29日(日) 10:00~12:00 |
2015年度の活動内容は、調布市環境政策課(電話 042-481-7086)にお問い合わせください。
毎年4月に参加者の募集を行っています。
お子さんが小学3年生のメンバーであるお母さんは、「調布こどもエコクラブは今年が初めての参加。親の目から離れて新しく友だちを作り、活動するのは良いこと。今後は、落ち葉焚きのように火を使ったり、野草を見つけたり、蛍を見たりと、昔は身近だったが今はなかなかできないことを体験してほしい。」と話していました。
活動をサポートしている調布市役所の飯沼主事は、「生活が豊かになるとともに、温暖化など環境破壊が起こることで、人々が住みづらくなってしまっている。それを人々の手によって良くしていければ、と思う。子どもには、今ある自然の大切さを大人になっても忘れずに受け継いでいってほしい。」と言います。今後、調布こどもエコクラブでは、年間の目標を1つメンバーで話し合って決めて、最後に成果を作り出すような自発的な活動にもチャレンジしていきたいそうです。
朝、調布市多摩川自然情報館に集合しました。調布市環境モニターの方に双眼鏡の使い方をレクチャーしてもらった後、多摩川の河川敷に移動し、バードウォッチングをしました。調布市環境モニターの方が見つけた鳥一羽ずつ丁寧に、大きな写真等で羽などの特徴や、鳴き声を説明していました。モズ、トビ、ムクドリ、コサギ、イカルチドリ、コガモ、オオセグロカモメ、カワラヒワ、キセキレイ、ハクセキレイ、カワセミなど、たくさんの鳥を見つけることができました。調布市環境モニターの方が今見える鳥を知らせると、子どもたちからも「あ!ほんとだ!あそこ!」と歓声があがり、双眼鏡を使って一生懸命その姿を確認していました。
取材第1号は調布こどもエコクラブさんです!わたしも一緒にバードウォッチングに参加して、メンバーの子どもとお母さん、お父さんが一緒に鳥を探して双眼鏡を覗いているところが印象に残りました。他の活動にも参加してみたいです。(坂田悠綺)
ユースが行く!!No.1 ゆっきー編(印刷用).pdf