2020.01.16 掲載
こどもエコクラブでは、生物多様性年の2010年に国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J) が主催した「想いでつなごう!COP10おりがみプロジェクト」に参加 して、全国のクラブから届いた生き物へのメッセージを書いた折り紙をタイムカプセルに入れて、COP10で展示しました。
また、全国のこどもエコクラブを代表して、広島県(当時)の「little-cats-eye(リトル・キャッツ・アイ)」のメンバー3人がサイドイベントの“生物多様性交流フェア”を取材、全国のクラブにイベントの様子を紹介 してくれました。
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この度、2020年1月11日(土)・12日(日)に行われた「あいち・なごや生物多様性EXPO 」で、そのタイムカプセルを開封!!
10年前の子どもたちの未来への思いや生き物へのメッセージを展示するとともに、ユース世代となった「little-cats-eye(リトル・キャッツ・アイ)」のメンバーが、当時の思いと現在の活動内容についてステージ発表を行いました◎
タイムカプセルにつまっている「おりがみメッセージ」の数は、なんと合計73,971個!全国のメンバーからのたくさんの思いがこめられています。
ブースを訪れたみなさんは、展示が10年前の子どもたちのメッセージだと聞いてビックリ!さらに当時のメンバーがブースで説明していると知ると、さらにビックリ!!そして立派なユースとして活躍している様子にシミジミ・・・。展示されたメッセージをじっくり見たり、タイムカプセルに入っているおりがみを取り出したりしながら、当時の子どもたちのメッセージを読んで、10年前と今の環境について、そして生き物の大切さについて、思いをはせてくれました。
「ウミガメがたくさんいてほしい」「森を守ろう」「10年後も大好きな昆虫がすむ自然いっぱいのままであってほしい」など、自然や生き物への思いがあふれるメッセージをはじめ、「海にごみをすてるな」「地球温暖化が改善されていますように」「ごみがないちきゅうになってほしい」など、10年経った今でも大きな問題となっている内容のメッセージも多く、この10年間で改善されたこと・悪化したこと、新しく出てきた環境の問題などについても考えるきっかけになっていたようです。
ステージでは「little-cats-eye」のユースたちが、当時の思いと現在の活動の様子を発表してくれました。
当時はカワセミの観察をきっかけに、水質はどうなっているのか?カワセミの生態は??といろいろと興味がわいてきた頃、COP10サイドイベントの取材をしてさらに生き物や環境に関心が出てきたとのこと。親の転勤で住居を移しながらも、身近な地域の「花いっぱい活動」に参加したり、地域の名産品となっている植物について調べたりとずっと活動を続けてきました。こどもエコクラブの卒業生からなる「All Japan Youth Eco-club 」にも参加、ユースの仲間と頑張っています★ という頼もしい発表に、会場の皆さんは感嘆しきりでした。
また、会場では大学生がいくつかのブースを回って取材・収録して発信する「生物多様性エキスポ学生放送局」も行われていました。ユースももちろん取材を受けて、堂々とインタビューに応じていました♪ カッコいい!
2日間の出展も終わり、最後のクロージングでは、ブース代表としてユースが登壇。未来への思いを掲げながら、これまでの取組や成果を広く共有・発信していく「せいかリレー」のキックオフとして、この10年間の取組みを振り返って未来へつないでいこう!とみんなで誓い合い、終了しました。
このイベントでは、ブース説明にインタビュー対応、ステージ発表に最後はクロージングまで、ユースが大活躍! みんなの姿はとても頼もしかったです。愛知県のユースの仲間も応援に来てくれました♪
また、日頃からお世話になっているこどもエコクラブ応援団さんや愛知県のクラブも出展されていたのでご挨拶に伺ったり、ブースを訪れてくれた愛知県や三重県、大阪府のクラブともお話しできたりと、普段なかなか会えないこどもエコクラブ関係者の皆さんとコミュニケーションを深めることができました。
みなさん、いつもありがとう!これからの10年(?)もよろしくお願いいたします。