2017.06.20 掲載
中央区では、東京都檜原村で育ったドングリを、区内の幼稚園・小学校・中学校の子どもたちが苗木に育て、その苗木を「中央区の森」に植え戻す活動をしています。
この度、こどもエコクラブを支援してくれているプロントコーポレーションのご協力をいただき、こどもエコクラブでその苗木を植え戻す活動を企画!
青梅市の「おうめこどもエコクラブ」と品川区の「リボン&パンジーこどもエコクラブ」が植樹にチャレンジしてくれました★
緑あふれる「中央区の森」に到着!植樹地は森の上の方なのでまずは山登りから。結構急な斜面でしたが、現地のNPO里山再生塾さんとともに、元気に出発です。
登山道を歩きながら、森の話や生き物の話などを聞いて楽しみながら植樹場所に着くことができました。
まずは里山再生塾の山崎理事長から、植え方を教えてもらいます。
地表にある枯れ草を払ってから穴を掘って苗木を植え、枯れ草を混ぜないように土だけを戻し、その上から枯れ草をかぶせてしっかり押さえます。枯れ草が土に混じると根にしっかりと水が届かず枯れやすいのだそう。
「この苗は○○小学校が育てました」という学校ごとの立て札が立っており、その学校の子どもたちが育てた苗を指定されたエリアに植えます。事前にグループに分かれていたので、メンバーはすぐに持ち場にGO!
苗木を育てた中央区の子どもたちと活動を応援してくれるプロントコーポレーションさんの分まで、思いを込めながら植樹作業スタートです。
今回の一番の難しいポイントは斜面での植樹というところ。
足場が斜めになるので、小さいメンバーにはちょっと怖かったところもあったと思いますが、サポーターにフォローしてもらいながら、みんなで約100本の苗を植えることができました!よくがんばったね★
植樹も無事終わり、さて下山★
下りは早いと言いますが、木の種類の見分け方や炭焼きの話など、山崎理事長から出てくるのは楽しい話ばかりで、聞きながら歩いていたら気付いたらあっという間に山の下!
次に、森林保全に大切な間伐についての話を聞いてみんなで丸太切り体験にチャレンジです。
何度か丸太切りをしたことがある男の子メンバーがいて、見本を見せてくれました。カッコイイ♪ 春~初夏のこの時期は、水分を多く含んでいるため切った丸太の皮がツルンとむけるのだそうです。皮をむくとヒノキの良い香り^^ 森の活動を満喫しました。
檜原村の自然のお話しを聞きながらおいしいおそばのお昼ご飯を食べて、最後に檜原村の自然観光ポイントの一つ「払沢(ほっさわ)の滝」の散策を行いました。
日本の滝100選にも選ばれている「払沢の滝」で、水の涼しい音を聞いたり涼やかな風を感じたりすると、午前中の疲れがすうっと消えていくよう。みんなでマイナスイオンを浴びて、一日の活動を終了しました。
木は、植えた後の下草刈りなどその後のお世話も大変です。大きなドングリの木に育つまでに20年以上はかかるとのこと。次は下草刈り活動かな^^ これからも楽しく森林保全活動を続けていきましょう!