2022.11.30 掲載
鹿児島県からは18枚の壁新聞が届いたよ!
今週は大崎小エコクラブの4枚の壁新聞をご紹介★ 西澤師範よろしくお願いします。
大崎町「大崎小エコクラブ」
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SDGs
大崎小エコクラブ①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
「大崎町リサイクル新聞」のトップニュースは、大崎町にSDGs推進協議会ができたことを伝えていますが、「使い捨て容器の完全撤廃、脱プラスチック実現」が重点的な取組ときいてすごいなあと感心しました。さらに、2024年から2027年までに町内で使う使い捨て容器をリユース容器に80%まで切り替えると言う具体的な目標まで決まっていると聞いて、日本の他のところもぜひまねして欲しいなあと思いました。
そして、もう一つ注目した記事が、大崎リサイクルシステムのメリットです。大崎町はリサイクルを進めたことで、1人あたりのごみ処理経費が全国平均に比べて半分以下に抑えられているのですね。町のみんながごみを減らすことで、お金を節約し、その節約したお金を教育や福祉などに使っていることが分かる大切な情報です。このような記事を見ると、他の地域の人も大崎町のごみ減量のとりくみを詳しく学び、自分の住んでいる地域でもごみ減量を頑張ろうと思うことでしょう。
とっておきのゴシドウ★
大崎町の高齢化率の推移のグラフや円グラフなども壁新聞で紹介してくれていますが、これらのグラフは何を伝えたくて書きましたか。大崎町は高齢化率がいつも高いことを伝えたいのでしょうか。グラフだけでは、皆さんがなぜこのグラフを書いたのか私にはわかりません。
また、円グラフもごみの中身の割合なのでしょうか。これは家庭ごみの内訳でしょうか。また、いつ調べたデータでしょうか。ごみの現状を知らせたくて書いたのでしょうか。
SDGsのことや、ごみ減量のメリットを伝えてくれた他の記事に比べると、折れ線グラフと円グラフについては、みなさんがこの新聞を読む人に何を伝えたいのかが分からないのがとてももったいないです。次回は、大崎町のことを知らない人が読むことも考えてぜひ新聞を作ってくれると、さらにレベルアップした新聞になることでしょう。
地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
大崎町のリサイクルの取り組みについてグラフや表を活用し,分かりやすく説明されていました。また,大崎町がSDGsの推進についても積極的に取り組んでいることがわかりました。
大崎小エコクラブ②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
「大崎町リサイクルSDGs新聞」で、まず大崎町がごみの分別が27品目にわたること、リサイクル率が8割を超えていることを知り大変驚きました。
そして、大崎町のリサイクルの仕組みが紹介されていますが、とりわけ、誰がどのように関わっているのかを説明しているコラムが分かりやすいですね。企業と住民と行政の役割がはっきり書かれていますが、とりわけ分別の仕組みを開始するときに大崎町で450回の説明会があったとは驚きです。毎日1回以上どこかで説明会があったんですね。そして、今でも150回も地域のリーダーさんが勉強会をしているなんて、、そのことからも大崎町ではごみ減量に地域ぐるみで取り組んでいることが読み取れます。
とっておきのゴシドウ★
燃やすごみの円グラフの説明がありますが、お話を聞いている松元さんって誰?って思いながら読みました。このお話はどこで聞いたのかそのことについても新聞にははっきり書いておかないと読んだ人は「これってどこから調べてきた情報なの?」ってなります。最初の大崎町の紹介は町長さんからのお話だ、って分かったので,同じように誰から聞いた情報か書いておくとさらに正確な情報を読んでいる人に伝えることになります。
松元さんのお話から、大崎町がごみの60%を堆肥化している、と書いてあるので、他の地域のお手本になるんだろうなあとは感じました。
また、円グラフの下に「はこ」「服」「でんち」などのイラストがありますが、これは何を現した絵なのかな。大崎町で分別している品目でしょうか。でもビンが何回も出てくるし「どくしょ」ってかいてあるものもあるから,分別の種類でもなさそうだし、、、27個書かれているわけでもないようだし。この部分は何を伝えたかったのか少し分かりづらかったです。
新聞を書くときに、まず何を伝えたいのか、小さなタイトルをつけてまとめてみるのもいいかもしれませんね。
地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
大崎町のリサイクルに関する取り組みがとても進んでいるでことがよくわかりました。また,イラストも多く使われておりとても見やすくまとめられていました。
大崎小エコクラブ③の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
「大崎町の分別新聞」は、見出しが分かりやすく、この新聞で伝えたいことが大きく3つあることが分かりやすいです。
まず、大崎町のとりくみの紹介で、「ごみ減量化のてっ底」についての説明は、とても説得力があります。ごみ減量で大事なのは「ごみになる物・ごみの発生する物を買わない」「最後まで使い切る」のなど、リデュース・リユースの2Rを大切だと言うメッセージがいいですね。最後は、自分の気に入った物だけで生活し、ごみを捨てない生活が実現出来たら良いなあと私も感じます。
それから、家庭のとりくみのなかで、我が家のとりくみのコラムもすてきです。とりわけ、分別するときにくふうしていることに、「買うときに分別しやすいものを選ぶ」とありますが、これはとても大切な考え方です。これからもぜひ実践していって下さい。
とっておきのゴシドウ★
「菜の花プロジェクト」についての記事はとても興味深いものです。本来なら捨ててしまう様々なもの(草木・剪定枝・生ごみ、廃食油等)を資源として利用し無駄にしない取組と言うことがよく分かります。このようなとりくみができているところは、日本でもまだそれほどたくさんはないと思います。ですので、このようなとりくみをもう少しくわしく記事として紹介してみるのもいいかもしれません。たとえば、誰がこのとりくみをすすめているのか。菜種油はどのくらいの量を作っているのか。石けんは誰がどのように作り、どんな人が使っているのか、などいろいろ聞いてみたいことがあります。
地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
愛着のあるものを持つことでゴミを減らすというのはとてもいい考えですね。大崎町の取り組みだけでなく,家庭の方のインタビューを記事にすることで,大崎町に実際に住む方の考えを知ることができ,とても興味深い内容でした。
大崎小エコクラブ④の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
「大崎環境新聞」を読むと大崎町のごみの出し方がとてもよく分かります。とても細かい規則で皆さんごみ出しをしているのですね。ルールの中に、自分が出したごみに責任を持つため、ごみ袋に名前を書かなくてはいけないのですね。そして、分別の出来ていない袋にはシールを張られるのかあ。厳しいなあ。でもこのような厳しいルールがあると、ごみを出すのにもキチンと分別をするなど、ごみを減らそうと言う意識が高まるでしょうね。大崎町に住んでいる皆さんが分別を細かくしている結果として、大崎町は全国でトップのリサイクルが実現しているのですね。お家からのごみだけでなく、みんなが毎日通っている学校でもこの分別ルールが使われているのかな。そのあたりも知りたくなりました。
とっておきのゴシドウ★
新聞に大きな折れ線グラフがありますが、タイトルがないのでこのグラフは何のグラフ?ってなります。大山崎小エコクラブの他のチームも同じグラフを新聞に書いてくれているので、大崎町の高齢化率のグラフかな、と予想しますが、このグラフを書いて,何を伝えたいのかが分かりません。将来は,高齢化の進むのが少し遅くなることを伝えたいのかな。
新聞で取り上げる場合、読んでいる人に何を伝えたいかはっきり書いておかないと伝わらないので,次回はまずタイトルをしっかり書き込むことを忘れずにしましょう。また、グラフを使うときは,タイトルだけでなく、誰がいつ何のために調べたデータなのかを一緒に書くようにこころがけましょう。そうすれば、新聞で何を伝えたいのかはっきりすると思います。
また、SDGsの17の目標を手書きで書いてくれてすごいと思いますが,このマークをなぜ紹介したのでしょうか。その説明もあればよかったですね。
地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
大崎町のリサイクルの取り組みについてイラストを用いて見やすくまとめられていました。クイズもあり楽しめる内容となっていました。これからもリサイクルを続けてくださいね。
西澤師範、ありがとうございました!
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