2021.11.17 掲載
茨城県からは7枚の壁新聞が届いたよ!
今週は3枚の壁新聞をご紹介。久松師範、よろしくお願いしまーす。
茨城県 その1
水戸市「かみおおのアースレンジャー」
SDGs
④ |
八溝自然たんけんたいのみなさんへ
師範から一言!
活動のねらいや,主な活動を記してくれたので,会の様子がよく分かる紙面構成です。サシバを会のシンボルにして,それを保全するにはどうしたらよいかについて考え活動している様子がよく分かりました。サシバだけでなく,そのほかの生きものの生活についても考えることができていると感じました。
長年活動を続けているので,昨年と比較することができるのも,会の強みですね。「いつもよりサシバが多く渡ってきた」というような記事は,これまでのデータの積み重ねがあってこそ記せる内容です。
サシバを守るには,周囲の環境も豊かにする必要があるという視点から,田んぼや川の生きものにも注目している点も評価できます。ヘビトンボやサワガニがいるような自然を守っていくにはどうしたよいか,みんなで考えていってください。
とっておきのゴシドウ★
項目ごとに色を分けたり,図や写真,表などを適宜使用したりして,分かりやすく見やすい構成の壁新聞ができあがりました。SDGsの視点から,プラスチックゴミについても,これから考えていきたいとのこと,次年の活動も期待できますね。
さて,壁新聞をつくるに当たって,さらに魅力のあるものにするためにはどうしたらよいか考えてみましょう。項目のタイトルを工夫すると,読み手の興味がわくと思います。例えば“活動して分かったこと”と見出しをつけるのではなく“去年より多いサシバ”とすると,記事の内容も予想できます。新聞や雑誌の見出しを思い出しながら,記事を書いてみてください。
イラストにもこだわりを持つことも大切でしょう。動物や植物の姿を正確に書くことは,生きものを知る第一歩ともいえます。昆虫の脚や目の付き方にも注目してみましょう。
ちょっとしたこだわりが,バージョンアップのきっかけになると思います.参考にしてください。
地域事務局からの応援メッセージ
【大子町】
感染症対策を施しながらの活動は何かと制限があり、厳しいかと思いますが、「できることはにか」を探りながらお互いがんばりましょう。
【茨城県】
里山の環境保全活動の取り組みについて、子ども達とともに自然及びサシバ(野鳥)を守る活動を継続されていることが大変すばらしいことと思います。毎年、エコ活コンクールに参加しており、これからの子ども達の活躍が楽しみです。
かみおおのアースレンジャー4の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
自然いっぱいの上大野小学校の様子や,遠足に出かけて感じたことなどが,7つの記事にきれいにまとめて掲載できました。壁新聞のレイアウトもさっぱりと整い,とても読みやすいと感じました。
カナヘビの記事では,カナヘビを触ることができる友達がたくさんいて,驚きました。生きものの性質をよく知っているからですね。
カイコの記事では,幼虫を大切に育てていると感じました。カイコのまゆから,糸をとることも体験できてすばらしいと思います。
サツマイモの記事では,収穫の楽しさが伝わりました。食べた味はどうだったでしょうか?きっと,いつもよりおいしかったと思います。
グリーンカーテンの記事では,野菜が大きく育ち温暖化防止に大いに役立ちました。それに加えて,ゴーヤやキュウリの収穫もよかったですね。
水族館の記事では,上大野小学校周辺に生息する水生動物の種類の多さに驚かされました。川の記事では,河口で海水と真水が混じる様子を観察でき,貴重な体験でした。
カマキリの記事では,産卵のためにメスがオスを食べてしまうという自然の厳しさを感じ取ることができました。
筑波山の記事では,学校周辺とは違う山の自然を満喫できたと思いました。
サケの記事では,例年と違いに気づくことができました。これからも続けて観察してください。
それぞれ,記事が簡潔にまとめられていて,読みやすい壁新聞に仕上げることができました。
とっておきのゴシドウ★
字もていねいで,読みやすい壁新聞です。上大野小学校の皆さんの,取組がよく分かりました。
今回の壁新聞は,それぞれの記事の大きさが同じでした。記事の量を変えたり,写真の大きさを変えたりすると,より魅力ある壁新聞になると思います。次回はチャレンジしてください。
かみおおのアースレンジャー5の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
上大野小で見ることができる生きものを,大きな写真にして紹介してくれました。生きものの様子がよく分かる壁新聞に仕上がりました。また,生きもののスケッチも,体の特徴をよく見て描いてくれました。上大野小の周辺には田畑が多く,学校のすぐ近くには那珂川が流れています。動植物と身近にふれあうことができて,豊かな自然が残る学校だということが伝わってきました。
生きものの紹介では,種類ごとに同じ内容を調べてくれたので,特徴を比べるのに役立ちました。例えば,「よくいる場所」をみると,コオロギとアマガエルでは,住んでいる場所が違うことが分かりますね。
上大野小の周辺の生きものを調べての感想を見ると,身の回りの生きものと触れ合って楽しかった様子が伝わってきました。子どもの頃に生きものと親しく関わったことは,大人になっても心に残っていると思います。上大野小の環境を生かして,たくさんの体験をしてほしいと思いました。
タイトルも大きく,見やすい壁新聞に仕上げることができました。
とっておきのゴシドウ★
写真が大きく,とても分かりやすい紙面構成です。ただ,この壁新聞が,こどもエコクラブのホームページから全国の人に紹介されることを想像すると,加えたい内容があると思います。たとえば,生きものは場所や時季で変わってきますから,上大野小のある場所の紹介や,調査をした日なども,記事に加えると効果的ですね。いろいろな人から見られることを意識して,さまざまな工夫をこころみてください。
かみおおのアースレンジャー6の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
鳥のいろいろな事が分かる壁新聞ですね。
まず,鳥は世界で約9,000種,日本で600種が知られていることが分かりました。その中でも,日本にしかいない種が20種いるとのこと,どんな種類なのか知りたくなりました。
トビについては,くわしく記事にしてくれました。トビは,那珂川の河川敷あたりでよく見られるのでしょうか?空に円をえがいて飛ぶ姿が,目に浮かびます。
カワセミも,小学校の周辺で見ることができる鳥ですね。クイズで巣作りする場所が分かりましたから,ぜひ探してみてください。
オオワシは,涸沼での記録がありますね。上大野小の周りにも飛んできてくれるといいですね。定期的な観察をしていってください。
ダチョウやキーウィ,ハシボソガラスの記事もありました。みんなが知らないことを,ていねいに調べてくれました。
とても,情報量が多い壁新聞で,興味深く読むことができました。
とっておきのゴシドウ★
鳥のスケッチを入れて,カラフルな新聞になりました。鳥の特徴をよく見て描いているので,とても感心しました。
壁新聞全体を見てみると,鳥のことをたくさん調べたので,情報量がとてもたくさんありました。そこで,新聞を見やすくするために,少し工夫が必要となります。たとえば,鳥の種数については,1番はじめに聞きたい内容ですね。そうすると,紙面の上の方に記した方が,順序よく読むことができます。内容によって見出しをつけたり,台紙の色を分けたりするのも効果的だと思います。
それから,上大野小の周りは,とても自然豊かで,すばらしい環境の地域です。そこで見ることができる鳥を意識して,記事を書いてほしいと思いました。上大野小のすばらしさを,全国に発信していってください。
久松師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
茨城県 その1
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