2021.06.23 掲載
長野県からは8枚の壁新聞が届いたよ!その中から2枚をご紹介。
木村師範、よろしくお願いしまーす。
松本市「いきものみっけファームin松本推進協議会」
いきものみっけファームin松本推進協議会①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
以前より希少な鳥として、その存在を知られていたオオタカをこんな身近に観察することができるのは、松本の自然の豊かさを感じます。
私も環境アセスメント等でオオタカの調査をすることがありますが、場所によってはその姿を確認することさえ難しい場所もあるくらいです。
新聞にも書かれていたように、オオタカが生息しているということは広い範囲に自然が残されていて、食物となる生き物もたくさん生息していることを意味しています。オオタカ以外の猛禽類も多数確認されている、このような自然がこれからも守られていくといいですね。そのためにも、このようなモニタリングは重要です。今後も継続されることを期待しています。
とっておきのゴシドウ★
今度は、オオタカの生息している場所が現在どのようになっているか、なぜこれだけ多くの生き物がせいそくできるのか、新聞にまとめてみるのもいいかもしれません。新聞を読むと、オオタカ以外にも、豊かな自然環境にすむ猛禽類が数多く生息することができる環境があるようですね。新聞を読んだ人は、「オオタカってどんな生きものかな?」と同じように「他の猛禽類はどんな生きものでどんなふうにすんでいるの?」のような興味がわいてくると思います。みなさんの好きな生きものについて、次の新聞で全国のお友達に紹介してほしいと思います。松本にはオオタカだけじゃなくて他にもこんな生きものがいます、というように。
いきものみっけファームin松本推進協議会②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
東京にすんでいる私から見れば、豊かに見える長野の自然も生息する生き物から見るとかなりの変化があるのですね。
クマとの共存はなかなか難しい問題だと思います。なぜ人里にクマが現れるようになったのか、その原因をつきとめ、そしてそれについて多くの人の理解が必要になります。
学者や研究者がなんとかクマとの共存ができないか、いろいろ研究していますが、この問題の解決には何よりもそこに住む人々がどうしていきたいか考えることが重要に思えます。そういう点からもみなさんがこうして新聞を使って呼びかけてくれたことは、この問題を多くの人に考えてもらう第一歩としても重要なことだと思います。
とっておきのゴシドウ★
長野にはクマ以外にも、ライチョウやリンドウなどの貴重な生物がすんでいるのですね。
ライチョウは、今や動物園で人工繁殖が行われているほど、絶滅が心配されています。リンドウなどの植物は移動ができないので生育地がなくなるとその場所では絶滅してしまいます。これらの生き物も重要な話題なので、次の新聞では、ぜひライチョウやリンドウを「動植物と共存する」というのはどういうことなのか、をテーマに、全国のお友達に教えてあげてほしいと思います。以前のようなタガメやノウサギが生息していたころの豊かな自然に少しでも近づけるように、全国のみんながそれぞれ何をすればいいか考える、いいきっかけになると思います。
皆さんで協力して自然を守っていきましょう。
木村師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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