2020.08.26 掲載
静岡県からは14枚の壁新聞が届いたよ!
今週は富士市の3枚をご紹介。中西師範、よろしくお願いしまーす!
富士市「愛鷹アースレンジャー」 |
富士市「伝法エコ丸隊」 |
富士市「青葉台児童クラブ」 |
愛鷹アースレンジャーのみなさんへ
師範から一言!
ハコネサンショウウオの調査を毎年やっているのですね。とてもすばらしいことだと思います。みなさんが住んでいる町に、足が痛くなるくらい冷たいきれいな水の流れる川があるなんて、うらやましいな。そして、ハコネサンショウウオがたくさん住んでいるんだね。新聞のタイトルが、大きなハコネサンショウウオの形をした紙に書かれていて、「ハ」の字はサンショウウオになっているのですね。面白いです!
サンショウウオだけでなくて、サワガニの絵もありました。そして、そのおなかからたくさんの稚ガニが出てきて・・・とてもステキなアイデアですね。かわいいです!ほかにもアカガエルやヘビトンボ、ヒラタカゲロウ、ナミウズムシ、きれいな水にすむ生き物ばかりですね。いつまでもこのステキな自然が残るように、これからもみんなでしっかり見守っていってほしいと思います。
とっておきのゴシドウ★
大勢参加したハコネサンショウウオ調査の様子、写真もあるし、参加した人の数も書いてあったし、ハコネサンショウウオの数も、他の生き物のことも書いてありました。みなさんの感想もありました。必要な情報はだいたい書かれていました。あとは、そうした楽しい調査の1日の流れとか、ハコネサンショウウオの探し方、調査の仕方などもわかるといいな、と思いました。少しまとめた文章で書くといいですね。
また、ハコネサンショウウオのことを全然知らない人に、どんな場所にすんでいて、何を食べて生きているのか、どんな一生を送るのか、ということを教えてあげるコーナーなども作ってみてはどうでしょう?読む人もそれがわかるととても楽しく読んでくれると思いますよ。
来年もまたみんなで調査を続けてくださいね!
伝法エコ丸隊のみなさんへ
師範から一言!
富士山の頂上近くの高い所と、すそ野の海の近くを比べるというテーマ、なかなか面白いですね。さすが静岡県、富士山をテーマにした壮大なスケールの発想に感心しました。色紙の貼り絵でつくられたモザイクのような富士山がステキです。
スケールの大きな構図のなかに、高い場所、低い場所がわかりやすく表現されています。今回は1650mと、6.5mの環境を比べたということで、高さにして1キロメートル以上離れているのですね。
私も5合目付近を歩いたことがよくありますが、木も草もまばらにしか生えていなくて、とても厳しい環境なのだなと思いました。そんな中にも可愛い高山植物が咲いていて楽しかったのを思い出しました。一方、駿河湾の近くの海岸近くの環境は、ドングリがたくさん落ちていたんだね。コナラのどんぐりかな?気温も暖かいので、広い森もあって生き物もたくさん住んでいるのだと思います。
とっておきのゴシドウ★
どんぐりの形の中に言葉を書いていたり、写真をたくさんつけてくれて、2つの場所の様子が楽しく描かれていました。それぞれの場所に行った日はいつだったのでしょうか?新聞の情報としては、それがあったほうがいいですね。どんな季節に行ったのかな、ということが読者にもわかります。
今回、2つの場所で標高のちがいで生えている植物がどれだけちがうかを知らせてくれました。そのほかにもちがっていたことってありますか?気温はどうだったでしょう?測ってみると、きっとちがっていたでしょうね。それと、土の様子もどうでしょう?富士山5合目付近は、溶岩が冷えて固まったつぶつぶがたくさんあったと思います。駿河湾の近くでは、砂とか泥が多かったのかしら?そうした周りの「環境」のちがいもきっと見つかるはず。標高のちがいは気温のちがいを生み出し、それが生えてくる植物のちがいになって現れます。でも、そのほかにも生えてくるものを決めているいろいろな原因があります。それは何なのか、考えてみるのも良いテーマになりそうですね!
青葉台児童クラブのみなさんへ
師範から一言!
富士山をめくると、なんと!富士山が何度も噴火を繰り返して今の姿になるまでの小さな富士山たちが現れてびっくり!面白いですねー。このアイデアには脱帽です。そして、道が描かれていて、それに沿っていろいろな富士山に関する知識が書かれています。この全体の構図もどっしりしていて安定感があり、読みやすいです。
富士山の高山植物、パイオニア植物、溶岩の種類・・・富士山の自然のことがわかりやすく解説があって、低学年の子どもたちも読めるようにふりがながあって親切だなと思いました。専門的な内容なのに、楽しく勉強できますね!これを読めば富士山博士になれそうです。みなさんも富士山のことをいろいろ調べて、わかったことがたくさんあって楽しかったのではないでしょうか?
とっておきのゴシドウ★
この大調査では、環境アドバイザーの方にも富士山の植物の情報をきいたりして、くわしくて専門的な内容も入っていてすばらしいですね。このように、どこからの情報なのかを書くことも大事なことですね。それに、この大調査を決行した日はいつだったのでしょうか?その日はオンタデやフジアザミが咲いていたということですね。これを読んだ人が、同じようなお花が見たいと思ったときに、いつ頃訪れたらこうしたお花に出会えるのかがわかりますよね。そして、富士山のどのコースを歩いたら、皆さんと同じような景色や植物が見られるのかがわかると、きっとうれしいかもしれません。この調査にチャレンジした、具体的な場所をこの新聞に表すことはできるでしょうか?
中西師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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