壁新聞道場! バックナンバー

壁新聞道場!

【2020 壁新聞道場!】たのもーーーう!愛知県 その2

2020.07.22 掲載

愛知県からは4枚の壁新聞が届いたよ!
今週はその中から2枚をご紹介。西澤師範、よろしくお願いしまーす!

愛知県 その1

豊明市「豊明エコキッズ」
R1-23-01.JPG
半田市「半田こどもエコクラブ」
R1-23-02.JPG


豊明エコキッズのみなさんへ
師範から一言

カラフル、楽しそう! これがまず豊明エコキッズ2019壁新聞を初めて見たときの印象でした。月別のカレンダー形式で書かれており、1年間の様々な活動を上手にまとめてあります。そして、クラブのオリジナルキャラクター「リバッパ」もとても可愛いです。皆瀬川に住んでいるようせいなんですね。いつからリバッパはみんなと一緒に活動しているのかな? 誰が生みの親なのかな? 
皆瀬川を身近な川と考えて、川のことを調べたり、クリーンアップ作戦できれいにしたりしているところがいいです。また、水質パトロールをしてたくさんの生き物を見つけることができたようです。生き物のイラストがとてもたくさんあって、どんな生き物が皆瀬川に住んでいるのか想像できます。それから、水の透明度、臭いなどの記録もあり、五感で水質調査ができている様子がよくわかります。
さらに、クラブ活動を、お店を出して周りの人たちに紹介することもできています。壁新聞にまとめたり、お店を出したりして豊明エコキッズの活動紹介をすることで、周りの人たちにエコ活動の大切さ、皆瀬川を守っていきたいという強い気持ちを伝えることができるます。ぜひこれからもこのような活動紹介の場を作っていって下さい。

とっておきのゴシドウ

1年を通しての活動がたくさんあることはよくわかりました。その中で2019年の一番オススメの活動を選んで、その活動については、もう少し大きく記事にする方法もいいかもしれません。
私としては、水質パトロールについて、結果などもう少しくわしく知りたかったです。パックテストをしたみたいですが、化学的な水質調査の結果はどうだったのかな? 見つかった魚や写真を見ると調査した川の堤防がコンクリートなので、そのあたりから考えると皆さんが調べた場所での皆瀬川は清流でないことは分かりますが、、。また、もし毎年水質パトロールをしているようなら、毎年の水質の変化なんかも教えてください。
それから、クリーン活動についても、全国的な調査にぜひ結果を知らせてみましょう。全国川ごみネットワークという団体が「水辺のごみみっけ!」という全国調査を毎年しているので、皆瀬川のクリーン活動したときのごみについてぜひ報告して下さい。自分たちの地域でしている活動を情報として発信できるし、全国に同じような活動をしている仲間がいることを知ることもでき、一石二鳥だと思います。ぜひ、これからも皆瀬川をきれいに守る活動をリバッパとともにたくさんの人に知らせていきましょう。
 

半田こどもエコクラブのみなさんへ
師範から一言

壁新聞のタイトルがとてもステキです。 山から川へそして海へと自然がつながっていることも連想させてくれます。半田こどもエコクラブの活動がどこで行われているのか、地図で教えてくれているので、具体的な場所が想像できるのでこれもグット。そして、楽しいイラストや写真がたくさんあるので、それぞれの活動についても、具体的に何をしたのかよく分かります。
山の間伐体験、川の活動、干潟での活動、それぞれ大人の協力を得て、普段なかなかできない活動ができましたね。間伐体験の感想で那須くんが、「切った木の皮をお風呂に入れていい匂いがした」と書いています。山の体験をお家でもう一度感じることができました。いい匂いって、なんの木だろう、ヒノキの木を切ったのかな。
川の活動では、シジミを取って食べたんだ。私は、潮干狩り(あさり)はしたことあるけれど、シジミを自分で取ったことはありません。川のどの辺りで取るんだろう? 生態系を守るために大きなシジミをとらないといけないのは何でなんだろう? 聞きたいことがたくさん出てくる報告です。
そして、干潟の活動も、カヌーや生き物観察のような楽しい活動だけでなく、みんなで掃除をしてきれいにするという干潟を守る活動も一緒にしているのがいいなあと思いました。様々な生き物のすみかを実際に体感し、これからも半田の豊かな自然をしっかり観察し、守っていく活動を続けて下さい。

とっておきのゴシドウ

とても楽しい新聞ですが、カニさんの中の字が少し小さくて読みづらかったです。マジックマーカーなどでもう少し太いペンではっきり書いてくれるとうれしいなあ。
全体には、今回の新聞の内容を見て、「森は海の恋人」 を思い出しました。「森は海の恋人」は気仙沼で牡蠣を育てる仕事をしておられる畠山重篤さんが書いたエッセイで、この中で、森を守る(植樹をする)ことが実は海の生き物を守ることにつながることを教えてくれています。また、同じ名前でNPOができ、今でもこの活動は続いています。
半田エコキッズさんの活動も同じように日東町の干潟を守るために、もっと上流から守っていかないといけないことを感じ取ることができる内容です。とりわけ、掃除をしてプラスチックごみがたくさん見つかったこと、干潟の生き物がかわいそうと書いているしらさきくんの感想がそうです。干潟にたどり着いたプラスチックごみがどこからやって来たのか考え、調べたりするのもいいのではと思います。次に壁新聞を書くときは、ぜひテーマを絞って、そのテーマに合わせて活動や調べたこと、感想などを紹介して下さい。
クラブの活動として、活動フイールドとして干潟に行けるクラブはそう多くありません。これからもぜひ干潟の様子を記録し、続けることで変化があるのか、なども教えてください。
今年はコロナウィルスの影響で、みんながどれだけ活動できているかが心配だけど、新しい生活様式を守りながら、野外活動をぜひ続けてほしいです。

地域事務局からの応援メッセージ【半田市】
半田こどもエコクラブは、地域の自然環境を通して、子どもたちに生き物に触れる機会を与え、子どもたちの心を「やさしく」「豊かに」形成することを目的に活動をされています。
中でも、生息数が減少し、環境省の準絶滅危惧種に指定されているトビハゼの放流活動は、長年の努力が実り、稚魚の発見に至っています。
今後も活動が継続的に実施されるよう地域事務局として支援していきます。

西澤師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
gomi-e.pngのサムネイル画像

愛知県 その1

ご意見ご感想もお待ちしております!
101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目10-5 TMMビル5F
公益財団法人 日本環境協会
TEL:03-5829-6359 FAX:03-5829-6190

Email: j-ecoclub@jeas.or.jp

師範紹介ページはこちら! その① その②

2019年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201912131500.html
2018年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201901062018.html
2017年の壁新聞道場一覧はこちら 
http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201801121459.html
2016年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201703311342.html
2015年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201603301552.html
2014年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201501071712.html

2013年の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html